高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

トラキチラン

2014-09-20 05:38:26 | 山野草
寅太が最初に見つければトラタランとなったであろうが、それより前に神山虎吉氏が発見し、トラキチラン(虎吉蘭)の名前が付いた。
1か月ほど前に山梨県の亜高山帯にひっそりと咲いていた。


(唇弁が上を向いている)

 
(赤い斑紋が鮮やかである)

虎吉蘭/ラン科/トラキチラン属。
亜高山帯の針葉樹林帯に希に生える葉緑素をもたない腐生植物。
茎は高さ10~30cm、上部に2数個の花を付ける。唇弁が上側に付き、萼片と側花弁は線形で、唇弁は3裂し中裂片は淡紅色で赤い斑紋があり後部は距になり直立する。
名前の由来:発見者の神山虎吉の名をとりこの名が付いた。
花期:8~10月。
(山梨県:2014.08.20)
【山野草の索引(2)へ】

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初秋の花Ⅱ(その3)

2014-09-19 08:46:38 | 四季
【高尾山の花③】


(ヤマホトトギスの右から左へ、蕾、開き初め、開花)

 
(オオカモメヅルの花と果実)

 
(コバノカモメヅルとタチガシワの果実)

 
(オオヤマハコベと今年も最後のフシグロセンノウ)

 
(カラスノゴマとフジカンゾウ)

 
(ホウチャクソウとミヤマシキミ)


(マルバダケブキはこれを最後に刈られました)

(高尾山)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アキノギンリョウソウ

2014-09-18 06:20:36 | 山野草
夏に咲くギンリョウソウ(銀竜草)に似た花で、秋に咲くアキノギンリョウソウ(秋の銀竜草)がある。
ギンリョウソウはギンリョウソウ属で花後の果実は腋果、アキノギンリョウソウはシャクジョウソウ属で、果実はシャクジョウソウ(錫杖草)と同じ蒴果である。昨年はアキノギンリョウソウの花を見なかったが、花後の果実を観察した。


(ギンリョウソウにそっくりである)

 

昨年観察した花後の蒴果である。

 
(2013.10.12)            (2013.10.28)

秋の銀竜草/イチヤクソウ科/シャクジョウソウ属。
山地に生える腐生植物。別名ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬)。
全体に白色で高さ10~30cm。鱗片葉は卵状長楕円形。茎頂に花を1個付ける。ギンリョウソウに似るが、花後は腋果にならず蒴果になる。
名前の由来:ギンリョウソウに似て、秋に咲くのでこの名が付いた。
花期:8~10月。
(高尾山)
【山野草の索引(2)へ】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初秋の花Ⅱ(その2)

2014-09-17 05:37:18 | 四季
【高尾山の花②】


(ヤマボウシの実)

 
(ツリバナとマタタビの実)

 
(カシワバハグマとオクモミジハグマ)

 
(モミジガサ)

 
(キジョランの花と実)

 
(ヤブミョウガとフユノハナワラビ)


(キバナアキギリ)

(高尾山)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タカネフタバラン

2014-09-16 09:58:44 | 山野草
山梨県の亜高山帯で見たときはアオフタバラン(青双葉蘭)と思ったが、アオフタバランは茎の下部に葉が付くが、このタカネフタバラン(高嶺二葉蘭)は茎のなかほどに付いているのに気が付いた。
高山帯には同じ仲間のミヤマフタバラン(深山二葉蘭)があるが、こちらは花が暗紫色を帯びる。


(茎のなかほどに2枚の葉が対生する)

 
(唇弁は浅く2裂する)

高嶺二葉蘭/ラン科/フタバラン属。
亜高山帯の林床に生える多年草。
葉は2個で茎の中ほどに対生する。花茎には細かい腺毛があり、花は黄緑色で5~10個つき、唇弁は浅く2裂し、裂片は楕円形で先が尖らない。
名前の由来:フタバランの仲間で亜高山帯に生えることからこの名が付いた。
花期:8~9月。
(山梨県)
【山野草の索引(2)へ】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初秋の花Ⅱ(その1)

2014-09-15 06:06:05 | 四季
【高尾山の花①】
9月も半ばになりますと高尾山に咲く花も秋の花にかわってきました。


(クサボタン)

 
(キツリフネにツリフネソウも咲いてきました)

 
(ノハラアザミとタイアザミ)

 
(棘のないタムラソウ)

 
(ツルニンジンとノダケ)

 
(シモバシラとレイジンソウ)


(セキヤノアキチョウジ)

(多摩丘陵)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョウジタデ

2014-09-14 00:15:19 | 山野草
アカバナ科のチョウジタデ(丁子蓼)は、多摩丘陵にある水田の畔でよく見かける。


(タデの名が付くがアカバナ科)

 
(基本形は4弁だが5弁も多い)

丁子蓼/アカバナ科/チョウジタデ属。
水田や湿地に生える一年草。別名タゴボウ(田牛蒡)。
茎は高さ30~70cmで稜があり暗紅色。葉は披針形で短い柄があり互生する。葉の腋に黄色の直径6~8mm通常4弁花を付ける。
名前の由来:タデに良く似て花がチョウジの花に似ているのでこの名が付いた。
花期:8~10月。
(多摩丘陵)
【山野草の索引(2)へ】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カメバヒキオコシ

2014-09-13 04:57:10 | 山野草
奥高尾でカメバヒキオコシ(亀葉引起こし)は稀に見れるというが、いまだ会ったことはない。
数年前に箱根湿生花園では見たが、花期を過ぎていた。今回は運よく山梨の亜高山帯で出会うことができた。


(青紫色の唇形花を多数付ける)

 
(亀の尾のような葉が見える)

亀葉引起こし/シソ科/ヤマハッカ属。
山地の木陰に生える多年草。
茎には下向きの短毛があり、葉は卵円形で鋭い鋸歯があり対生する。葉の先端が3裂し、中央の裂片が尾状に長く伸びる。枝先の花穂に青紫色の唇形花を多数付ける。
名前の由来:ヒキオコシの仲間で、葉の裂片が亀の尾のように見えることからこの名が付いた。
花期:9~10月。
(山梨県)
【山野草の索引(2)へ】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラスウリの開花と満月

2014-09-12 04:50:11 | 四季
カラスウリ(烏瓜)と満月との関係は、全くありませんね。あえて言えば、同じ日の夜に撮影していたことです。今年の中秋の名月は、関東では雲間から見えたという人もいますが、雲が多く見えないものと最初からあきらめていました。
翌日は満月で室内でカラスウリを撮りながら、外の満月を眺めていました。肉眼では月の表面の縞模様が見えますが、腕が未熟なもので画像はまっさらでした。


(満月とともに開いたカラスウリ)

 
(見ていると神秘的です)

 
(蕾が開きはじめました)

カラスウリの開花は神秘的ですが、翌朝の折りたたまれた花も不思議です。花のどこにこんな力を秘めているのでしょう。翌日はウリボウのような果実を撮りました。

 
(翌朝には綺麗に収納、可愛いウリボウのような果実)


(9月9日の満月)

(寅太の家から)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タコノアシ

2014-09-11 02:07:15 | 山野草
多摩丘陵にこんな植物が群生して残っているのは驚きである。名前がタコノアシ(蛸の足)で、秋になると真っ赤に紅葉し、まさに「ゆで蛸」状態になる。


(穂状花序に花を多数付ける)

 
(沼地に群生している)

蛸の足/ベンケイソウ科/タコノアシ属。
湿地や沼などに生える多年草。
葉は狭披針形で互生し、茎先から外側に反った穂状花序を数本出し、黄白色の小さな花を多数付ける。花は直径5mmで花弁はない。
名前の由来:花や実がびっしり並んだ花序を吸盤の多い蛸の足に見立てこの名が付いた。
花期:8~9月。
(多摩丘陵)
【山野草の索引(2)へ】

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする