峠の高い位置に売店はあり、見下ろすと目の前に、下から伸びているオニグルミ(鬼胡桃)の木があった。日本の山に自生するクルミはオニグルミが圧倒的に多い。高木が多いので、今まで花を撮ったことはほとんどなかった。
オニグルミ越しに、はるか彼方に集落が見えた。すこし車で走るとかっての山田のある田舎の風景に出会った。東頸城郡松代(まつだい)町は今は十日町市と合併し、魚沼の仲間である。
日本全国に分布する落葉高木。風媒花で雌雄同株。
葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は9~17個で長卵形で先は尖り、葉縁には細鋸歯がある。雄花は前年の葉の付け根から垂れ下がり、赤い雌花は新枝の先端に付く。
名前の由来:果実の表面がヒメグルミ(姫胡桃)は滑らかなのに対し、表面が凸凹で醜いことからこの名が付いた。
花期:5~6月。
(十日町市松代)
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オニグルミとヒメグルミの雌花は赤いようです。
カシグルミは緑っぽい花が咲きますね。
小諸の胡桃がカシグルミとはよく知っていました。
17号の沼田付近で名胡桃城があったので、寄りたかったのですが、パワーウインドーが故障で、少し雨も降っていては、断念するありませんでした。
観察力の凄いデコさんでも、胡桃の花は初めてでしたか。
大きな木が多く、しかも新しい葉の上側になりますから、下からでは見えませんね。
上から見る位置にあったので幸運でした。
赤い雌花序が綺麗です。
初ものは何でもいいですね。
河川敷のような低い位置からよく見つけました。
雄花、雌花がわからないと、垂れ下がる雄花を見て、これがクルミの花と思いますね。