高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
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オオイタビ

2019-12-05 04:59:38 | 樹木
3年前にイチジクの仲間のイタビカズラ(崖石榴)を載せたが、今年の秋にオオイタビ(大崖石榴)に出会った。
かなり熟したと思い現地にでかけると、蔓に付いている実が少なくなり、根元を見ると紫色の実がたくさん落ちていた。実を割ると雄花序であることが確認できた。雌花序の果嚢は甘く食べられるが雄果嚢は食べられないとのことである。


(イチジクを小さくしたようなオオイタビの実)

 
(右は熟して落ちたオオイタビの実、葉の裏は葉脈が浮き出ている)


(白い粒々が雄花、ピンクの粒々は虫えい花)

大崖石榴/クワ科/イチジク属。
千葉県以西から沖縄の林縁に生える常緑つる性木本。雌雄別株。
茎から出る気根で固着しながら木や岩に這い登る。葉は互生し楕円形または広楕円形で先端は鈍く、基部は円形で全縁。
葉腋に花嚢を1個付け、花は花嚢の内側に付き、花が見あたらないまま果実が熟す。花後に花嚢は果嚢(果実)となる。
名前の由来:イタビカズラに似て大型であることからこの名が付いた。
花期:5~7月。
(高尾山)
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2 コメント

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高尾山にあるの? (信徳)
2019-12-05 05:11:14
オオイタビって植物ですか?
初見です(ホントですよ!)
イチジク、アケビに似ていますね。
どんな花をしているのでしょうか?
イタビってのも有るらしいですが
それとの違いは実の大きさですか?
知らないことだらけです。
高尾山は素晴らしい。
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イタビはイヌビワ (寅太)
2019-12-05 20:15:09
信徳さん、こんばんは。
オオイタビは樹木です。
アケビは花が咲いて実がなりますが、イチジクと同じで実の中に
花があります。
最後の画像の白い部分が花(雄花)です。
イタビはイヌビワのことですね。
イヌですから食べられません。
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