山地の草原に生える多年草。
茎は四角形で直立し、まばらに毛がある。葉は卵形または長卵形で直立し、縁に鋸歯がある。枝先の花穂に淡系花に淡紅色の唇形花を数段輪生する。
名前の由来:花が車のように輪生することからこの名が付いた。
花期:8~9月。
(陣馬山)
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久しぶりに先日は一日中雨でしたが、翌日の天候は曇りでした。スズサイコ(鈴柴胡)の開花も気になっていたのですが、バアソブ(婆蕎)の開花も見たかったので、こちらが優先して陣馬山に出かけました。神奈川県側の登口の一つが和田ですが、平成の大合併で藤野町から相模原市緑区に変わりました。ということで陣馬山も、相模原市と東京の境ということです。
陣馬山では目当てのバアソブを始め、各種の山野草が咲いていました。
JR藤野駅~(バス)~和田~陣馬山~一ノ尾根~陣馬街道~JR藤野駅
(ツルニンジンとの違いは花期が早く、葉の先端が丸いなどで見分ける)
(クルマバナ:陣馬山) (シシウド:陣馬山)
(コオニユリとキアゲハ) (クルマバナとクマバチ)
(イチヤクソウの実:一ノ尾根) (クモキリソウの葉:一ノ尾根)
(キキョウ:陣馬街道) (シロキキョウ:陣馬街道)
家を出る時に、その日は何故かスズサイコに出会うような予感がありました。探すとやはり見付かりました。これも高尾山で、スズサイコを事前に見る目を養っておかなければ、草原の中で見逃したと思います。
曇りの天候の雲間に太陽が覗くと、見る見る閉じ始めました。食虫植物ではないのですが、急激に花が閉じるからか、虫を挟みこんでいる花がいくつかありました。
(曇りから晴れに変わると急激に花は閉じる、右は左の約10分後)
8月初めに蕾だった高尾山一丁平のスズサイコの開花画像が友人から届きました。よく見ると昆虫(クモ?)が住み着いているようです。