先日、朝早く高尾山に出かけました。今回の目当てはガガイモ科のスズサイコ(鈴柴胡)を探すことと、高尾山頂のクヌギの木に集まるオオムラサキの鑑賞です。
スズサイコが生えている場所は、ブログなどの情報でほぼわかるのですが、過去2回ほど見つけることができませんでした。
今回は友人に詳しく聞いてでかけました。以前に探した場所と同じ所にありましたが、あまりにも周りに溶け込んでいたため、見つけることができなかったことがわかりました。
スズサイコは残念ながら開いてませんでしたが、これは最初の花が終わり、次の蕾の準備期間だったと思われます。
裏高尾~日影林道~一丁平~小仏城山~一丁平~高尾山頂~3号路~薬王院~3号路~一丁平~日影林道~裏高尾
(スズサイコは夕方に開き、日が昇ると閉じるので、朝早く出かけた)
(この日は開花せず) (オニルリソウ:一丁平)
日本の国蝶に指定されているオオムラサキは、樹液を吸っていましたが、同じ木にアカボシコマダラが一瞬止まりました。この蝶は奄美大島などに生息しているのですが、首都圏で見られるのは、蝶マニアによる人為的な放蝶が疑われています。綺麗な蝶ですが、コマダラと生息域が同じで、生態系の変化が心配されるのだそうです。
朝6時には小仏城山に着きましたが、ほぼ無人の山に一人だけスコップで、何かを掘っている人がいました。もし植物を掘っていたなら、これは困ったことです。
(アキノタムラソウに止まる蝶) (放蝶の疑い有るアカボシコマダラ)