高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

寅年の初詣

2010-01-06 00:08:44 | 四季

初詣はいつも国立市の谷保天満宮で、もう30数年以上欠かしたことがない。谷保天満宮の「谷保」の正しい読み方は、「やぼ」である。ところがJR(旧国鉄の時代であろうが)が、「谷保駅(やほえき)」と付けたことで、地名まで「やほ」になってしまった。
東日本最古の天満宮であり、亀戸天神社、湯島天満宮と合わせて関東三大天神と呼ばれる。菅原道真が太宰府に配流されたとき、子の道武も武蔵国多摩郡分倍庄に流されたことに遡るから、この天満宮の歴史は古い。
社宝の後宇多天皇の木造扁額と村上天皇奉献の狛犬一対が、国の重要文化財であるのも由緒正しい証拠である。
融通が利かないことを「野暮天」というが、谷保天満宮(通称:谷保天神)の神像から生まれた言葉である。駅名を付けた職員は、多分に天神様に学問のお参りもしなかった野暮な男であろう。
元旦の朝は快晴で、多摩川を渡る電車から、白い富士山がくっきりと見えた。天満宮の梅の花は、数輪しか咲いてなかった。これではおみくじの句に比べ、余りにさびしいので、寄せ植えのカンギク(寒菊)、ヤブコウジ(藪柑子)、シュンラン(春蘭)の応援を頼んだ。
 
   
『大吉』  桃桜(ももざくら) 花とりどりに 咲きいでて
             風長閑(かぜのどか)なる 庭の面哉(おもかな)
 


(谷保天満宮の梅はほんの数輪だけ開花)

 
(谷保天満宮)      (天満宮の由緒)

 
(多摩川と富士山)        (カンギク)

 
(ヤブコウジ)         (シュンラン)

コメント (6)
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