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世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

人間らしく生きる

2007年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム
Neco_2


人間らしい生き方って、何でしょうね。


朝起きて、夜は寝る。
三度の食事をきちんと食べる。
人のためと自分のために働いて、
生きるに足りる糧を得る。
それでまだゆとりがあったら、教養を身につけたり、
芸術に親しんだり、何かを創造したりする。
結婚して子どもを育てるのもいいかもしれない。


…というのが、私のイメージです。


一生懸命やった仕事で人の記憶に残れたら、それは望外の喜び。
お金はあるにこしたことはないけれど、何億もはいらないな。


そして老後には、
図書館に通い、時々映画を観、
小さな庭かプランターに花を植え、
もしも可能なら犬かネコか小鳥を飼い、
キーボードでバイエルのおさらいをしつつ、
ロマンティックな毎日を過ごしたいのです。


…日本で可能なんでしょうか、こんな生活。
イタリアにでも行かないと無理ですかね?


こんなことを考えるのも、
島村奈津さんの『バール、コーヒー、イタリア人』を読んでいるからで。
私はこの人の文章が好きです。
第1章の3節目で、すでに泣きそうになりました。


    「どうして、イタリアには、コンビニエンスストアがないんでしょうね?」
    「コンビ……そりゃ、何だい?」
    「あの、アメリカなんかにたくさんある、夜中も営業しているスーパーのような…」
    「どうして夜中に買い物しなけりゃならないんだい?」

                        島村奈津『バール、コーヒー、イタリア人』より
 

コメント (2)
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