ひな祭り

はた、と気がつけば今日は３月３日。ひな祭りです。
息子の時はそれほど考えなかったくせに、娘その１が生まれた時は、どんなお雛様を買おうかと、ものすっごく気合が入った私・・・
実は、私自身はお雛様というのを持っていなくて（その当時の我が家は家計はたいへんだったらしい）友達のところで見るお雛様にあこがれていました。
ですから、娘が生まれた時は、自分のものを買うようなつもりでした。
住宅事情、予算、その他いろいろ条件はあったものの、とにかく気に入ったものが見つかるまで、かなり時間をかけて厳選した覚えがあります。
・・・結果、選んだのは木目込みの親王飾りで、どちらかといえば、着ているお仕着も地味めな色合い。
でも、とにかく上品で優しいお顔のお雛様を選びました。

・・・娘の成長を願いながら、私の趣味のみで選び、私の野望（おおげさかしら？）をかなえた感があります
成長と共に本当の娘には時折暴言を吐く母(私）も、お雛様には優しく話しかけてるから不思議(笑）
がーーー、そのあと娘その２が生まれた時は・・・はて、困った
だって、もうひとつ、なんてとても飾る所もなければ、しまって置くスペースもない・・・
でも、まったくないのはかわいそう、というので買ったのが、この陶製のたち雛。
こちらは、ほやや～～んとのんびりした可愛らしいお顔をしてます。
どちらもまったく雰囲気はちがいますが、私はすごく気に入ってます。

あれから、もう１７年。
当の娘たちは、あんまり関心を示しませんが、私はこのお雛様たちに会えるこの日がちょっとうれしいのです。
・・・穏やかで優しく可愛いお顔を見ていると、なんだか娘たちの幼い日のことが思い出されて・・・
懐かしく、私も穏やかな気持ちになれるようで・・・。


私も・・・たまにはいい母になろうかな・・・
さて、今夜は腕によりをかけて、散らし寿司でも作りましょうか・・・(笑）

映画 『ドリームガールズ』

水曜レディスディに見てきました。
なぜか衝動的に・・・映画 『ドリームガールズ』。
トニー賞で6部門を受賞した伝説のブロードウェイミュージカルを映画化した極上のエンターテインメント作。
コーラスガールの女性 3人組が歩んだ成功と挫折の物語を、数々の名曲に載せて描いています。

デトロイトのローカルコーラスだった“ドリーメッツ”はデトロイトの人気スター・ジミー・アーリー（エディ・マーフィー）のバックコーラスになり、野心に燃えるカーティス（ジェイミー・フォックス）のマネージメントで“ザ・ドリームズ”として時代の寵児としてスターのトップに躍り出る。
だが、そこには実力を持ちながら交代させられるリードヴォーカルのエフィー(ジェニファー・ハドソン）、見栄えの良さでリードヴォーカルに抜擢されるディーナ（ビヨンセ・ノウルズ）。そして、なにも意見の言えないローレル（アニカ・ノニ・ローズ）の心の葛藤があった・・・。


・・・とにかく３人の登場、しょっぱなの１曲目から圧倒され、あとに続く音楽の洪水とキラキラの光のシャワーで、画面がまぶしくて目の中に入りきらない！！
何よりもその歌の威力にひきこまれ、心を揺すぶられ・・・ああ、めまいがしそう。

ビヨンセは美しかったーーー。
どんどんきれいになっていくディーナ。やがては、自我に目覚め、夫であるカーティスの束縛から自立しようと、失った友情を取り戻そうとするのですが・・・歌には自信がないの、と言っていたディーナが夫に決別を言い渡す歌は迫力がありました。
そしてなんといっても！！・・・６カ月に及ぶ新人オーデションで、８００人もの中から選ばれたジェニファー・ハドソン。
ものすっごい歌唱力です！もう・・・圧巻としか言いようがない。
迫力＆存在感。鳥肌が立つほどの圧倒的歌唱力。バズーガ？ダイナマイト？いや、宇宙の超新星爆発！？
彼女の歌はむき出しの魂(SOUL）が迫ってくる感じがします。
実力を発揮させてもらえず、“ファミリーのために”と一度は我慢するものの、歌を奪われたエフィー、愛するカーティスの心までもが歌と共にディーナに奪われていくのが耐えられず・・・
やがて、みんなから見捨てられるように・・・“ザ・ドリームズ”を去るエフィー。

歌えなくなった時、はじめて自分の愚かさを知るエフィー。
はじめは誰かのせいにして恨んで恨んで・・・でも、歌が好きだから歌うために私は変わるわ・・・♪と歌うエフィー。
・・・あれれ？これって、・・・「恨みでは・・・」「大望を持て・・・」？？？に通じてる？？？かしら。

再起をかけた歌をレコーディングしても、“ザ・ドリームズ”に横取りされるエフィー。
その後、かつて愛したカーティスに言ったセリフが印象的でした。
「もう、二度と私を踏みつけないで。」

そして、みんなお歌がうまいです！！
ジェイミー・フォックスって、レイ・チャールズの自伝映画に出てた人よね？
あの、エディ・マーフィーもこんなに歌える人、とは知らなかった・・・！！
それと・・・な～んかショーの場面はなぜだか懐かしく・・・なんとなくジャクソンファイブもどきの兄弟グループが歌ってたりして・・・
その大～昔、夜中に放送していた『SOUL TRAIN』・・・そのものじゃんかーーっ！！


ラストシーン。解散する“ザ・ドリームズ”の舞台に「４人目のメンバーです！」と紹介されてエフィーが登場し、３人のバックコーラスに支えられて歌うシーンではもう、涙が止まらず・・・


なにしろ見応え充分。いい映画でした。
・・・ええーーっと・・・日本の舞台でもしやるとしたら・・・
配役考えてたら・・・寝れなくなっちゃった

う～～っ。
大河ドラマ『風林火山』のサントラCDも欲しいけど・・・
こっちの『ドリームガールズ』サントラCDも・・・欲しいなあ

３月になりました！

ちょっとした諸事情から、２月はかーなーりーおとなしめに過ごしたつもりです。
でもーー！！
３月ですっ！！もう３月なんですっ！！
今月は・・・今月こそは・・・
行くぞぉ～新宿～っ！！ゲキ×シネ『SHIROH』
行くぞぉ～汐留～っ！！『オペラ座の怪人』
そして、ついに・・・
行くぞぉ～日生～っ！！・・・やっと・・・『Tommy』

・・・う～ん、知らぬ間に・・・いろいろとたまってるなぁ・・・