2010年11月3日(水)新松川浦漁港

2010年11月09日 | 磯浜漁港
■2010/11/3(水)7:19-7:49【天気】晴れ
【場所】新松川浦漁港
【種名】ユリカモメ,ウミネコ,タイミルセグロカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ(1科6種)
【メモ】カモメの識別観察に新松川浦漁港に行った。6時過ぎに出発し,約1時間で現地に着いた。漁船が次々に入港し,水揚げ作業と競りが行われていた。カモメたちはカマや腑のおこぼれに群がっている。それにしても水揚げされる魚類の種類の豊富さには驚くばかりだった。さて,ここではほとんどがオオセグロカモメなので,オオセグロカモメの幼羽から成鳥冬羽までの個体識別を基本に,他の種類のカモメの種類や年数を識別していく。とにかく1羽1羽手当たり次第にこれは○○カモメ第○回○羽とかいうように考えながら,写真を撮っていく。見る角度や光線の具合,立ち方などで同じ種類,年数でも印象が全然違うし,そもそも個体差が大きいので,このタイプの共通した点というように見ていくが,とにかくだいたいこれだろうと思うのが関の山で,あとは写真をじっくり見て判別する。この日は,シロカモメがまだおらず,カモメも見なかった。ワシカモメの成鳥も見ていない。しかし,かなり典型的なワシカモメの第1回冬羽や,ホイグリン系カモメ改めタイミルセグロカモメの幼羽から第1回冬羽移行個体を見ることができた。
【写真】
  
■タイミルセグロカモメ幼羽から第1回冬羽移行個体。立っている状態,浮かんでいる状態,飛翔形。識別のポイントは上面の鱗模様(というか亀の甲羅模様の肩羽),各雨覆いの形が整っている。初列風切はほぼ黒褐色で白い羽縁はほとんど目立たないか,ない。飛翔時の上尾筒が白っぽい。など。
  
■セグロカモメ成鳥夏羽。この個体は眼瞼がオレンジで虹彩は暗褐色。/オオセグロカモメ第1回冬羽Aタイプ/ワシカモメ第1回冬羽の典型個体
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽Bタイプ典型個体/羽衣のパターンがきちんとしているタイミルセグロカモメ幼羽から冬羽移行個体
  
■ワシカモメとオオセグロカモメ×ワシカモメ雑種?第1回冬羽/ワシカモメ×オオセグロカモメ雑種?第1回冬羽/ワシカモメ第1回冬羽メス型
  
■ワシカモメ幼羽/ワシカモメ第1回冬羽とオオセグロカモメ第1回冬羽/ウミネコ第1回冬羽,ワシカモメ幼羽・第1回冬羽,オオセグロカモメ第1回冬羽・第2回冬羽

■オオセグロカモメ第2回冬羽。虹彩が黄白色


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