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私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

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2013年2月17日(日)蕪栗沼

2013年02月17日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2013/2/17(日)12:20-12:27(7分間)【天気】晴れ,風強し
【場所】蕪栗沼南側土手道路付近
【種名】カワウ,ダイサギ,アオサギ,マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ハシビロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,オジロワシ成鳥1,ハイタカ1,ノスリ,チュウヒ,ヒバリ,ホオジロ,カシラダカ,マヒワ150+,スズメ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(9科26種)
【メモ】今日は実家の帰りに蕪栗沼南側の土手を走った。鳥見がメインでなかったので,せめて土手くらい走って仙台に帰ろうと思ったからだ。土手を走って行くと,正面の鳴子の花渕山がとてもきれいに見えたので,ちょっと止まってマガンが山の前を通るのを待って急いで車を降り(寒いので),写真を撮り,帰ろうと思ったところ,チュウヒが出た。その後、ちょっと上を見たらすぐ近くをオジロワシが飛んでいた。旋回すると太陽を背にし、初列風切や尾羽がとても美しかった。そのうちオジロワシとトビ1羽がもう1羽のトビを追いかけているのがわかった。追いかけられているトビは、コイのような大きな魚をまるでミサゴのように掴んで飛んでいる。遠くまで見ていると田圃に降りたので,また争っているのだろうが,時間もないので車を走らせた。この間、たったの7分だった。
【写真】
  
■花渕山とマガンの群れ/蕪栗沼。いろいろいる。逃げていくのはカワアイサ/チュウヒがやってきてヨシワラに降りた。
  
■ふと気配を感じて上を見るとオジロワシ。最初は慌ててフレームに入りきれなかった。
  
■尾羽と初列風切が背面の太陽に透けて見えてきれいだった。
  
■結論として,ミサゴトビの獲物を横取りしようとしていたのだった。


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2013年2月3日(日)蕪栗沼・周辺田圃

2013年02月03日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2013/2/3(日)8:02-9:22【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼,周辺田圃
【種名】オオハクチョウ,コハクチョウ,マガン,オオヒシクイ,オジロワシ成鳥1,チュウヒ1,ヒバリ,タヒバリ,カシラダカ(5科9種)
【メモ】伊豆沼から移動して,実家に向かう途中の探鳥というよりは,ウォーキングに近い鳥見だった。沼を半周したが,とにかく寒かった。雪が深く,歩くのが大変だったが沼に出てオジロワシを今期初めて見たので満足だった。オオヒシクイがほとんどで,逆に白鳥地区東側田圃はマガンの大群が休息していた。
【写真】
  
■マガンの群れ/オオハクチョウのファミリー/オオヒシクイの飛翔
  
■オオヒシクイ/オオヒシクイとコハクチョウの群れ/アイリングマガン
  
■カシラダカ冬羽♂/マガンの群れ/あぜ道で採餌するマガン


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2012年5月13日(日)蕪栗沼周辺田圃

2012年07月27日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2012/5/13(日)11:22-13:32【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼周辺田圃
【種名】カイツブリ,ダイサギ,コサギ,トビ,ノスリ,バン,ケリ7,イソシギ,キジバト,ツバメ,ヒバリ,ホオジロ,ホオアカ,ムクドリ,スズメ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(13科18種)
【メモ】蕪栗沼の田圃にケリを見に行った。例年の田圃は全部休耕田から水田に変わっていたが,近くで繁殖しているらしく,1羽を見つけた後,6羽が例によって助太刀にやってきた。行動がとてもわかりやすい鳥である。偽傷も一通りやるが,半端なのでかえってヒナの場所がわかってしまうのが気の毒だ。田圃ではダイサギがしきりにドジョウを捕まえて食べている。実家近くの池には毎年,バンとカイツブリが繁殖していて,ヘルパーの行動も見ることができる。自分が小さい頃は,ここは鯉を放して秋に地区の人たちが鯉釣り大会をして活気に満ちていた。1年に1回池の水を干して鯉のつかみ取りをし,各々の家で分けるのだが,その中にドイツゴイやライギョも混じっていて,楽しかったものだ。昭和30年代の話だ。
【写真】
  
■田圃のドジョウを捕まえたダイサギ/ノスリ
  
■畦で警戒するケリ。空からもやってきた。/バン
  
■実家近くの池に6羽3番が繁殖している。縄張り争いが激しい。カイツブリも1番いる。


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2012年3月3日(土)蕪栗沼・白鳥地区

2012年03月03日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2012/3/3(土)13:34-14:15【天気】曇り
【場所】蕪栗沼・白鳥地区
【種名】カワウ,サンカノゴイ1,ダイサギ,アオサギ,マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,オジロワシ成鳥1,オオタカ若鳥1,ノスリ,ハイイロチュウヒ♀1,チュウヒ,オオバン,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,キセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ホオジロ,ベニマシコ,スズメ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科36種)
【メモ】南三陸から登米を経由して蕪栗沼にやってきた。サンカノゴイは3個体目を観察。前回と全く同じところにいて同じパターンで飛翔形しか撮れなかった。ワシタカ類はそこそこにいたが,今冬はケアシノスリを見ていないのが寂しい限りだ。
【写真】
  
■サンカノゴイ3個体目。前回の2個体とは異なる個体。小雨覆の色が違う。足の緑黄色が他の個体に比べてかなり明確。
  
■ハイイロチュウヒの♀


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2012年2月11日(土)北浦,蕪栗沼・白鳥地区,周辺田圃

2012年02月11日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2012/2/11(土)9:19-14:59【天気】晴れ時々曇り
【場所】北浦,蕪栗沼,周辺田圃,加護坊山周辺
【種名】カワウ,サンカノゴイ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,オジロワシ,ノスリ,(ハイイロチュウヒ♂),チュウヒ,ハヤブサ,キジ♀,(クイナ),オオバン,キジバト,コゲラ,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ♂,ジョウビタキ,ツグミ,シジュウカラ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン,カワラヒワ,ベニマシコ,シメ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科44種)
※ハイイロチュウヒと,クイナは1月28日
【メモ】1月28日,2月4日,そして2月11日と3週連続で蕪栗沼に行った。1月28日は午後から4時30分過ぎまでいてハイチュウ♂とクイナをちらっと見ただけ。2月4日に至っては10分しかいなかった。昨年末からサンカノゴイとハイチュウ♂がいると聞いて,見に行っていたのだが,何しろいられる時間が仕事の都合で短く,ついつい,見過ごしていた。しかし,みなさんからいろいろ情報をいただき,「まだ見てないの,1日何回も出ているのに」,「シーズン終わったらいなくなるよ」とか言われ,ついに今日は意を決して,サンカノゴイを見るまで蕪栗沼にいることにした。しかし,仙台を8時前に出たのに東北自動車道は大和-泉間で事故通行止め。やっと大和ICで降りて,大郷町の勝手知ったる道を北浦に向かった。北浦の田圃では雪中,畦でオオヒシクイやマガンが採餌していた。田尻に入ると,加護坊山をバックに同じような風景が広がる。昨年までは雪がこの時期積もることもなかったが,まるで30年昔にもどったような雪の量だ。
 さて,蕪栗沼北駐車場に車を置いて歩くことにした。土手を歩いて中間から沼に出ようと土手を降りるとオオヒシクイの群れがいた。枯れヨシ原の陰からレンズを構えると,アオサギが水路から飛び立った。アオサギは関係ありませんということで,またオオヒシクイを見ていると,ふと左手斜めのヨシを挟んだ水路に突っ立ている大きい鳥がいる。3mもない距離で,急いでレンズを向けたが何しろ近すぎてピントが合わない。こっちも驚いたがあっちも我慢できずに飛んで行ってしまった。ここでSさんから電話が入り,「やっと見ました」と御礼を述べた。それからオジロワシや,やたらいるベニマシコなど見ながら,沼を一周し,また中間から沼に出ると,師匠のSさんに出会った。いろいろお話をしながら北駐車場にもどり,サンカノゴイのすごい写真を見せてもらった後,実家に行って昼食を食べ,13時過ぎにもう一度沼に向かった。白鳥地区に到着すると,ちょうど土手を越えて金網が被せられた堤防に降り立ったサギがいる。向こうからやってきてくれたかと喜んで,コンクリートの水路を挟んでサンカノゴイを見る。今度は全身が見える。しばらく擬態していたが,そのうち意味がないと思ったのか,左方向にのっそりと歩き出した。図鑑などにはめったに広いところには出ないと書いてあるが,白鳥地区のサンカノゴイは他の観察情報からしても,昼間からサービス満点だ。さらに近くで見ると肉眼でも足の頑丈さがわかる。顔は周りの色といい,虹彩や瞳の色といい,明らかに爬虫類のシマヘビやトカゲっぽく,陰険に見える。また,サンマ,トビウオの顔に見えないこともない。その大きさは近くで見るとカラスでいえば,ワタリガラスとハシボソガラスで,ヨシゴイなどとはとても比べものにならない。飛べば重爆撃機という感じだ。頸部の太さも凄い。ということで,実は以前から近くで見たいと思っていた憧れの鳥だった。さて,この個体は左の翼の初列と次列の境辺りのどちらかの羽が抜けていて個体識別できる。朝一番に水路で見たのは羽が抜けていないので別個体だ。全部で3羽は確実で,4羽の可能性もあるということだ。今日は,採餌の様子は観察できなかったが,一通り見ることができたので満足だった。
【写真】
  
■北浦の広大な田圃の畦で採餌するマガン。遠くにも群れが見える。/加護坊山を背景に雪に覆われた田圃で採餌するマガン。この辺りには以前コミミズクがいたのだが最近は見られなくなってしまった。/雪の上にしゃがみ込んで採餌しているマガンの姿をよく見る。
  
■白鳥地区のオオヒシクイ/サンカノゴイの飛翔/オジロワシ
  
■冬の青空を飛ぶマガン。とてもきれいだ。この時期ノスリも翼がとても美しい。換羽しているからだろうか。/冷たい風が吹いていた。これが本来の蕪栗沼らしさ。今まであまり風が吹かなかったのが不思議だ。チュウヒの飛翔。
  
■チュウヒ/水路の畦のマガン/サンカノゴイ
  
■サンカノゴイ。越流堤を越えてちょうど車の前に飛んできた。
  
■サンカノゴイの飛翔/どこに隠れているか?/よく見るとヨシの枯れ茎とは違う模様が見えて,アップするとサンカノゴイ。
  
■さらにアップ。ちょっとひょうきんでもあり,サンマのようでもある。/飛び立つサンカノゴイ
  
■これを見ると次列風切の1枚が抜けているようだ。
  
■迫力の飛翔だが,そもそもハヤブサのように風を切って飛べるわけではなく,向かい風にかなり苦労して飛んでいった。
  
■オオヒシクイとオオハクチョウ/雪中マガン


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2012年1月8日(日)蕪栗沼のタンチョウ

2012年01月08日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2012/1/8(日)13:34-14:36【天気】晴れ時々曇り
【場所】蕪栗沼南田圃
【種名】マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,ノスリ,トビ,タンチョウ,イソシギ,タヒバリ,スズメ,ハシボソガラス(7科11種)
【メモ】タンチョウを見ていると,上空を一瞬タゲリの群れが飛んだと思ったが,それはマガンの群れだった(マガンとタゲリを間違うとは相当なものだが)。例年,大群が沼に来るはずだが,今シーズンは全然見ていない。さて,タンチョウだが,昨年の同じ個体だったら,どこから来ているのか,北海道か,中国か,はたまた籠抜けが放浪しているのか?それはわからないが,とにかく冬水田圃でドジョウやアメリカザリガニを食べている。獲られる方はたまったものではないだろう。せっかく春を待っているのにその前に鋭い嘴で探し出され食べられてしまうのだから。とは言っても食べられる方は個体数の多さで勝負しているわけだから,数で比べれば圧倒的にドジョウやアメリカザリガニの方が勝っているわけだ。今年はセシウム禍で,実家の米もどうなるか心配だったが,しかもサンプリングにあたって,いても立ってもいられなかったろうが,セシウムは検出されなかった。もし,福島第一原発でなくて,女川原発だったら,この豊かな自然はすべて汚染されていたに違いない。国土あってこそ,生きとし生けるものの営みがある。
【写真】
  
  
  
  
■タンチョウが採餌しているところに,ハシボソガラスが3羽ほどやってきて,トラクターの後ろや脇にいて獲物が飛び出すのを狙うアマサギほどではないが,タンチョウが見つけた餌のおこぼれをもらおうとしてしていた。上空を時々マガンの群れが鳴きながら通過していくのには少し気になるらしく,時々餌を探すのをやめて顔をあげていた。ノスリが近くを田圃すれすれに飛んで揚水場の電柱に何度か止まっていたが,こちらには全く意に介さないようだった。午後も2時を過ぎ,観察を始めた頃は雲が全くない状態だったのが,少しずつ雲が出始め,冬の弱い太陽の光を遮ると,ファインダーの中はコントラストのない世界となり,やがて日がまた差すと,タンチョウが採餌する田圃一帯がさーっと明るくなるが,日がまだ差さない遠くの田圃や北東の空は暗青色で,コントラストの強いタンチョウがいる辺りのは対照的で,何となく心落ち着かない風景となっていた。


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2012年1月2日(月)蕪栗沼

2012年01月02日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2012/1/2(月)13:06-14:41【天気】曇り時々晴れ
【場所】蕪栗沼・周辺田圃
【種名】マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,トビ,ノスリ,チュウヒ,ハヤブサ成鳥,タンチョウ1,オオハシシギ冬羽2,キジバト,ハクセキレイ,モズ,ジョウビタキ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ,カワラヒワ,ベニマシコ,シメ,スズメ,ムクドリ,ミヤマガラス3,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科32種)
【メモ】今日は午前中,職場で仕事をしていたが,珍鳥情報に耐えきれず,仕事終了と共に蕪栗沼に行った。同じ目的の方々と北駐車場で新年のご挨拶をし,もういないだろうということで,沼を半周することにした。前回行った時にいた同じ個体と思われるオオハシシギ2羽がコガモと一緒に泳いでいたが,前回オオハシシギ2羽と一緒にいたツルシギ冬羽は見つけられなかった。サギの方はそのうち見られるだろうと思い,こちらは5分ほど眺めて,帰宅することにした。南側田圃は前回ハヤブサが至近距離だったし,オオハシシギが近くにいるかもしれないので畦を走っていると,何もいない。今日はもういいやと思ってふと田圃の真ん中を見ると,鳥見の人々がいて,ガンもいないのにレンズを構えているので,コミミズクとかハイチュウでもいるのかと思い,近くに行って尋ねると,確かにハヤブサらしきものは田圃すれすれに飛んでいったが,タンチョウがいるという。見ると確かに大きな白い物体がいた。先ほど畦を走っていた時はけっこう近い所にいたのに,素通りしていたのだ。探しているものが違うと,近くのでっかいタンチョウが目に入らないという何とも言えない気持ちになった。タンチョウは昨年ほぼ同じエリアにいたのをじっくり観察できたので満足しているが,今回のタンチョウも同じく田圃のドジョウを食べているのを1回観察した。教えていただいた方にお礼を言って,今日は早々に帰仙した。
【写真】
  
■オオヒシクイとオオハシシギ冬羽/マガンの虹彩。デジタルカメラになってから虹彩がよく写るようになった。/よくいるアイリングマガン
  
■タンチョウ成鳥。羽繕いをしたり採餌したり,こっちを見たりしていた。


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2011年12月30日(金)蕪栗沼

2011年12月30日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/12/30(金)10:04-14:56【天気】晴れ時々曇り
【場所】蕪栗沼,周辺田圃,北浦
【種名】ダイサギ,アオサギ,シジュウカラガン11,マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,カワアイサ,トビ,チュウヒ,ハヤブサ,ツルシギ1,イソシギ1,オオハシシギ2,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,タヒバリ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,ツグミ,カシラダカ,アオジ,カワラヒワ,ベニマシコ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(17科35種)
【メモ】実家に正月の餅をもらいに行ったついでに,蕪栗沼から北浦に回った。これまで,シジュウカラガンが空振りだったので(と言っても2回しか行っていないが),今日もだめだろうと思いつつ,まず沼を見ると,休眠しているオオヒシクイ後ろにくっつく形でオオハシシギ2羽と足の赤いツルシギがいた。顔を上げなかったので他のシギの可能性もあるが,総合的に見てツルシギだろう。蕪栗沼周辺は,いくらマガンがいっぱいいても,カリガネがいるくらいで,シジュウカラガンはいないとは思ったが,一応全部見て,途中,ハヤブサなど間近に見ながら,例によってまずは,「さくらの湯」に向かった。ここで,温泉に入り,マッサージのお試しコース20分をするのが定番コースになっている。この日はかなり寒かったので,露天風呂でマガンが飛んでいくのを見るのはやめにして,北浦に全く期待せず向かった。この全く期待せず,どうせまたいないだろうと「心から」思うことが成功につながるのはこれまでの慣例だ。少しでもやましい心があるといないことが多い。それで,田圃の最初の群れでシジュウカラガンが混じっているのを発見。結局11羽だけだったが,満足して帰ってきた。
【写真】
  
■マガンの群れ/カシラダカ♂冬羽/マガン
  
■チュウヒ。♀幼鳥にも見えたが,羽色が濃い感じ。/オオハシシギ冬羽2とツルシギ冬羽1。
  
■ハヤブサ成鳥。たぶん♀。もう1回見ればわかるが。
  
  
■シジュウカラガンの群れ。かなり遠かったのだが,他のマガンが飛ばなかったのに,どういうわけか,シジュウカラガンの群れだけが飛んで行ってしまった。


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2011年11月12日(土)加護坊山山頂

2011年11月12日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/11/12(土)15:00-15:30【天気】秋晴れ
【場所】加護坊山山頂から蕪栗沼眺望
【種名】ハクチョウ類,ガン類(マガン,オオヒシクイ),カモ類(蕪栗沼周辺),ツグミ,カシラダカ(加護坊山)
【メモ】10月10日以来,鳥見には行っていなかったが,今日は蕪栗沼を加護坊山の山頂から眺めることにした。山頂付近では段ボールで斜面を滑っている子どもたちがいた。1個300円で貸しているようだ。やや息切れして山頂に着き,早速蕪栗沼を眺める。マガンやハクチョウは,自分が小学校時代にもいて(昭和30年~40年代),マガンの姿はさすがにあまり意識しなかったが,ハクチョウは今と同じよう感じで蕪栗沼にいるのを見ている。ただし,白鳥地区はその頃どうだったかは全く記憶にない。今日の天気はまさに秋晴れで,気温が山頂で10度以上あった。ちなみに線量は0.19~0.22μSv/hだ。蕪栗沼にはオオヒシクイと思われる群れが見え,ハクチョウ類もかなりいる。白鳥地区はハクチョウ類とカモ類だ。越流堤東側田圃にマガンの群れが展開している。背後には長沼も見える。もっと晴れていれば,室根山も見えるはずだ。蕪栗沼の南側田圃で以前ヘラサギを撮影していた時,背景に室根山が写っていたくらいだから。加護坊山はいろいろ思い出があるが,1986年にハレー彗星がやってきた時に,夜明けに加護坊山で見たのがベストだ。涌谷の江合川に天から突き刺さるようなハレー彗星が見えた。もし,今のカメラとレンズをあの頃持っていたら,ずいぶんよく写せたと思う。
【写真】
  
  
■100mmでの全景と,400mmで蕪栗沼から東側田圃へ
  
■加護坊山南斜面の秋の風景


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2011年10月24日(月)亀の子堤

2011年10月24日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/10/24(月)14:06-14:36【天気】曇り
【場所】亀の子堤
【種名】マガン,オオハクチョウ,イカルチドリ,オオハシシギ1,ツルシギ10(アカアシシギ1)(3科6種)
【メモ】亀の子堤を見たら,ツルシギとオオハシシギがいた。この週は同じ場所でアカアシシギも見た。
【写真】
  
■オオハクチョウ/マガン/ツルシギ幼羽,オオハシシギ
  
■オオハシシギ冬羽とツルシギ幼羽/凄いスピードでどんどん歩いて行って餌を探す。驚いて逃げるイカルチドリ。


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2011年10月2日(土)田尻沼部

2011年10月02日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/10/2(土)11:34-13:22【天気】晴れ
【場所】田尻沼部
【種名】マガン,オオヒシクイ(1科2種)
【メモ】伊豆沼から蕪栗沼経由で沼部の田圃にやってきた。この一帯には約2000羽ほどの大群がいた。その中に今期初めてのオオヒシクイを見つけた。冬や春先になれば蕪栗沼はオオヒシクイだらけになるが,シーズン当初はそんなに
多くはない。オオヒシクイの顔や行動を見ると,ガンと言うよりは「犬」を連想してしまう。鳴き声もガハハーンと迫力満点である。
【写真】
  
■マガンのペア/オオヒシクイ5羽
  
■オオヒシクイ/マガンのファミリー/マガン成鳥。写真で見ると大きく見えるが,道端で見る大きさ(人間から見た大きさ)はとても大きいとは言えないが,周りの小鳥などと比べればやはり大きいに違いない。もちろんツルや大型のワシなんかと比べれば小さいが。写真を撮る時はいつもできるだけ,地面に低く構えているが,シギチもそうだが,そうして見た時にその鳥の周りの餌になるものからすると(シギチならカニとか),やはりとても大きくて恐ろしいものだろう。


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2011年6月20日(月)蕪栗沼,白鳥地区,南側田圃

2011年06月20日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/6/20(月)9:59-11:34【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼,白鳥地区
【種名】ゴイサギ,ササゴイ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,トビ,チュウヒ,キジ,オオバン,ケリ成鳥3,セイタカシギ成鳥5,ウミネコ,キジバト,カッコウ,カワセミ,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ウグイス,コヨシキリ,オオヨシキリ,セッカ,シジュウカラ,ホオジロ,ホオアカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(23科38種)
【メモ】蕪栗沼南側駐車場に車を置いて,ニコンD3100+18-55mmを持って,蕪栗沼へ向かった。途中,懐かしい桑の実がなっているのを見て感激した。小さい頃,桑の実,ぐみ,ナツメをよく食べていたのだ。桑の実は近くの養蚕用の桑畑で,グミは道端に自生しているものを,ナツメは近所の庭の大木というように。今目の前に桑の実があるが,さすがに今は食べる気はしない。さらに歩いて行くとセッカやコヨシキリ,オオヨシキリ,ウグイス,それにウシガエルの声が聞こえてくる。土手近くの木にはトビの巣があって,まだ産毛のでっかいヒナが2羽いた。上空を親らしきトビが旋回している。いくら近いと行っても,55mmでは撮影は難しかった。ちなみにホオアカは55mmでもアップくらい近づけたのだが,上空をチュウヒが通過したのに気を取られている瞬間に飛ばれてしまった。白鳥地区にはセイタカシギが5羽いた。ただでさえ遠いのに,55mmでは点にしか写らない。
 この後は,南側田圃にケリを見にいった。まだ,小さいらしく,先週と同様の警戒行動を取っていた。親と同じくらいの大きさ形になれば親も警戒しなくなるが。
【写真】
  
■桑の実/トビのペア/トビの巣
  
■セイタカシギ5羽/トノサマガエル/ケリ


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2011年6月4日(土)蕪栗沼周辺田圃

2011年06月04日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/6/4(土)7:58-9:16【天気】曇り
【場所】蕪栗沼周辺田圃
【種名】ケリ(1科1種)
【メモ】1年ぶりにケリの繁殖を観察に行った。例年だとこの時期はヒナが巣を離れ,畦を自力で移動できるため(昨年の記録参照)卵や孵ったばかりのヒナやまだ巣から出られない段階と違いケリのテリトリーに入ればヒナを守るため,警戒するが,文字通り警戒程度で威嚇はしない。今日も最初はペアの2羽で警戒していたが,そのうち畦道を挟んたテリトリーから1羽が応援にやってきて,最終的にはどこからともなく最初のペアの助太刀に4羽やってきて,計6羽で警戒していた。ケリは行動がとにかくわかりやすい鳥だ。ヒナがいる畦もだいたいわかった。ヒナを呼ぶ声や仕草が警戒をしている時とは全く異なる。しばらく見ていればヒナの姿も昨年同様見られたかもしれないが,ほぼ繁殖間違いなしということで帰った。ちなみに蕪栗沼ではチュウヒがまだいた。
【写真】
  
  
  
■警戒音も卵やヒナの時と比べるときつくなく,威嚇もほとんどしない。よく見ていれば,ヒナから離そうとしているのか,ヒナのいるところに降りてヒナを呼んだり探したりしているのか,行動からわかる。


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2011年5月15日(日)田尻

2011年05月15日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/5/15(日)15:12-15:13【天気】晴れ
【場所】田尻実家近くの遊水池
【種名】ツバメ(1科1種)
【メモ】実家にタケノコをもらいに行った帰り,自宅近くの遊水池にツバメが1羽止まっていたので撮影した。今日は蕪栗沼は土手に上がって眺めただけで帰ってきた。
【写真】
  
  
■ツバメが1羽遊水池に張り出した枝に1羽だけぽつんと止まっていた。近づいても逃げず,首を回転させて上を見たり,羽繕いをしたり,こっちを見つめたりしていた。


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2011年3月20日(日)蕪栗沼・周辺

2011年03月20日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/3/20(日)5:46-9:06【天気】
【場所】蕪栗沼・周辺
【種名】ダイサギ,アオサギ,マガン,オオヒシクイ,マガモ,カルガモ,コガモ++,オナガガモ,トビ,ノスリ,チュウヒ,コチョウゲンボウ,オオバン,イカルチドリ1,オオハシシギ2,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ(夏羽移行個体多い),オオジュリン,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(17科28種)
【メモ】朝の4時30分に出発し,震災後初めて実家に行った。どのルートで行けばよいか事前に情報を得て,4号線を行くのが一番よいということがわかり,ほとんど車が通らない道をひたすら北上した。時々道路や橋に段差があったが夜明け頃に蕪栗沼近くのいとこの家に到着した。大丈夫そうだったので玄関先に立っただけで車に引き返した。それから蕪栗沼に行こうと沼の西側道路を走った。土手の道や橋が写真のような状況で一周はできなかった。
引き返す途中,思わず,茫漠とした風景の中,沼から飛び出したマガンの編隊がいくつもこちらへ飛んでくるのを見た。ガンの飛び出しが見られるとは予想だにしていなかったので,車から降りてしばらく眺めていた。それから実家に行き,被害状況を見たり,家族・親戚の状況を聞いた。帰りは白鳥地区と蕪栗沼をまわることにした。堤のオオハシシギ2羽とイカルチドリ,白鳥地区のタゲリの群れ,コチョウゲンボウ,蕪栗沼のオオヒシクイ,夏羽のカシラダカ♂,オオジュリンなど見た。
【写真】
  
■蕪栗沼周辺の道路や橋の陥没箇所/マガンの飛び出し
  
■茫漠とした風景の中に朝日が霞んで見え,ガンの小群が飛び交っていた。
  
■堤にはオオハシシギ2羽がまだ残っていた。/白鳥地区のタゲリの群れ/蕪栗沼のオオヒシクイ
  
■オオヒシクイの飛翔/コチョウゲンボウ♀
  
■ノスリ/コガモとダイサギ


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