2週も続けて延期になった大室山の山焼きが2月28日に実施されました。なんだか毎年のように天気に恵まれずに延期されるのです。
山焼き開始の花火が上がりました。ヘリコプターも旋回しています。
今年は、民家の前の道からみましたから「あっ、火事!」としか思えない写真ですみません(笑)このころには顔を熱い空気が撫でていました。
山のふもとから一斉に火がつけられるといわれますが、少しはタイムラグがあるみたいです。右から段々に火が回ってきました。
ものの10分足らずで、終了です。枯草色の大室山が黒変しました。
山焼きが終われば、いよいよ春の本番が待たれることになります。
元は茅葺屋根の茅の調達のために行われていた山焼きが、観光目的で続けられているという説明をよく目にしますが、伊豆に来たばかりのころ「沖の船が、大室山と特徴のある岬と自分の船で、位置を知ったものさ。だから目立つように裸山にしてるのさ。江戸時代からだよ」と説明してくれた地元の方の言葉が忘れられません。
そういえば先日こんな話も聞きました。
「江戸時代、江戸まで行くのにここから船だと2時間だったんだよ。もちろん潮流を読んで、漕ぎ手もそろえてだけどね」今、東京まで新幹線を使って2時間です!いかに昔の人たちの知恵が豊かだったかというものですね。
伊豆中央道を通るたびに、伊豆長岡町のかわいいロープウエイが気になっていました。
山焼きの翌日は風もなく快晴でした。友人を誘ってそのロープウエイに挑戦。目的地は伊豆パノラマパークです。ロープウエイ代金は1,400円で「高いなあ」と一瞬思いました。
が。
なんという絶景でしょうか!駿河湾と沼津。冠雪の富士山。南アルプスの山々にも真っ白な雪がかぶっています。今の季節ならではの景色です。
遊歩道の百体地蔵が目を引きます。
展望台にはこんなものもありました。
つい駿河湾の方を見てしまいますが、逆側は天城連山。最高峰の万三郎や万次郎、遠笠山、矢筈山までよく見渡すことができました。手前に見えるのは大仁町。狩野川が流れています。
屋上食堂で「富士山カレー」を注文。旗は「日本一」と書いてありました。
桜の花がほころび始めています。
何度も歓声を上げた一日でした。
丹那断層の北のはずれに、火雷神社があります。1930年の地震の際、断層のずれが目で見えるということで前から行きたいと思っていました。3月2日も上天気でしたから、足を延ばしてみました。
鳥居が崩れたままで、鳥居と階段が大きくずれていました。
静岡県第2の巨木と言われるタブの木も見事でした。
向の畑の桜も、もう咲きそう!
伊豆スカイライン熱海峠から気持ち良いドライブを楽しみながら帰宅しました。