今年の秋は暑い日と寒い日があって、体がびっくりしてますね。
でも、秋ですから芸術に触れることにしました。
大学時代の友人と一緒にダリ展へ。ウーン、予想通りちょっと疲れました。
六本木の国立新美術館が会場。
六本木ミッドタウンの庭園でも作品展が。
FB友だちの切り紙作家三枝文子さんの作品が、伊東市の旅館ロビーに展示されているということでしたから行ってきました。
丘の上のおしゃれな青山やまと。
二階ロビーが会場でした。
三枝さんといえば蝶。巨大な蝶のオブジェが天井からディスプレイされていました。
これは蝶のモビール
絵走馬灯の展示も幻想的でしたが、うまく撮れなくて残念です。
私の家の近所の「城ケ崎おもしろ博物館」での個展に伺って、初めて三枝ワールドを知りましたが、情報はいったん入ってくると次々に増えていくものですね。
もうひとつ、楽しみに伺ったのが、ボタニカルアート展。
毎回、作品を見るのがほんとに楽しみです。
友人の作品。 繊細で正確。植物の持っている生命力ややさしさが伝わってきます。続いてはかなさまでも伝わってくるような気がしました。
教室を主宰されている高橋京子先生の作品。
展覧会ではありませんが、ダリ展の後、歌舞伎座へ行きました。
「中村芝翫、橋之助、福之助、歌之助襲名披露」は「芸術祭十月大歌舞伎」と銘打たれていました。「フムフム芸術祭ね」
襲名興行は初めてでしたから、口上を楽しみにしていました。坂田藤十郎、坂東玉三郎、尾上菊五郎、中村吉右衛門など歌舞伎界の幹部俳優たちがずらりと並んで壮観でした。
伝統的なというか形式的な挨拶もありましたが、予想よりもっと生々しいことばが飛び出してきて驚きました。
橋之助の襲名直前の浮気報道に触れられた時には、劇場内に笑いが起き、病気療養中の芝翫の兄の現状報告の時にはまた独特のムードが漂いました。
玉三郎の藤娘。幕があいたときの息をのむような舞台装置から始まって、玉三郎の美しさは驚異的でした。66歳という年齢を全く感じさせない美しさと所作は、30年以上前に鷺娘を見たときの驚きと同じものでした。もちろん、「女」としか見えません。「女」そのものでした。
どれほどの修行と鍛錬が続けられているのでしょうね。
「使えば持つ」「老化にあらがうためには使い続ける」このことは認知症予防の時の、脳の使い方にも通じます。