長野県小布施町。(今回の写真はうまく保存されていませんでした、残念!)
私にとっては父母の出身地、つまり夏休みになったら遊びに行くところみたいな懐かしい大切な町になりました。考えてみればお付き合いはもう10年以上になります。
今はもう退職なさったT田保健師さんが「ボケのない町を作りたい」とう思いで始めた認知症予防活動は、「脳のリフレッシュ教室」ということで町内各地域で開催されるようになりました。
新しい地区で開催される前に必ず講演会を行いました。
そのスタートを切った山王島地区の教室が10周年を迎えて記念会があるというお知らせをいただき、今年の講演会に先立って参加させていただきました。
山王島公会堂の大広間にいっぱい。4~50人はいらっしゃったと思います。皆さんがニコニコとおしゃれをして集まってくださっていました。開催時の婦人部長さんは腰をのばしながら「こんなにエビのようになってしまって・・・」と言いながら、でも表情は溌剌と迎えてくださいました。
確かに10年の歳月は、「見た目」を変えています。もちろん私も!山ほど!!
でも、きらきらとした目、次に何が起きるか興味シンシンな様子、楽しそうにおしゃべりしている姿、山王島脳のリフレッシュ教室のテーマソング「ふるさと」をうたわれるときの皆さんの真剣な態度。
これが「脳の若さを保っている」という証明だと、私はうれしくて誰彼となく大きな声で言いたい思いでした。
脳機能検査でも8年間経過して改善している人が8割近くあったと思います!驚異的ですね!
始まった時の会長さんは岩井茂松さん。
「小布施町からのうれしい報告」
「岩井さんおめでとうございます」にいろいろとご紹介していますのでお読みください。
お茶会もついて楽しいひと時でした。
さらに思いがけないことが用意されていました。
岩井さんから自筆の水墨画を頂戴したのです。長寿を祈る画題だそうで鶴は夫と私を象徴していると説明されました。帰宅後早速飾らせていただきました。
岩井さん、山王島の皆様、ありがとうございました。
これにはもう一つ付録があって、「世のなかには不思議な縁というものがあるんだな~」と私は、勝手に感動してしまいました。
実は私は「山王島公会堂に飾っていただけないかしら」と思って、北斎版画(もちろん本物ではありませんが)をお持ちしていたのです。
昨秋、友人から「被災地へ送るためにチャリティバザーがあって北斎の版画があるんだけど・・・」と電話がありました。
北斎と小布施はゆかりがあって、小布施には北斎館があるのです。
なんとなく「小布施に縁が深い私が買わなくてどうする」と思って求めました。
それをお持ちしたという訳です。
絵画の贈呈があっち向きとこっち向きに行われて、10周年記念会に興を添えました。
ほんとにうれしく心温まるひと時でした。