新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

薬師寺に行ってみたくなった

2009-09-25 22:40:11 | MISIA

先日(9月20日)、NHKハイビジョンで、「薬師寺~白鳳伽藍の一年~」を再放送していました。初回放送を見逃した(放送されたことすら知らなかった)私は、しっかと録画し、翌21日にじっくりと鑑賞

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(右の画像は、自作のブルーレイ・ディスク用ラベルです。)

薬師寺の白鳳伽藍といえば、西塔や金堂は、4月4日の記事「法隆寺からMISIAへと話は展開する」や4月18日の記事「『木のいのち木のこころ―天・地・人』読了」でも触れた宮大工・西岡常一棟梁が腕を奮って再建したものです。

番組を観て、改めて、実際に伽藍再建の作業にあたった西岡棟梁たち宮大工の方々の奮闘や、1300年もの時を経て今も残る東塔など白鳳伽藍を建築した1300年前の工人たちの技と工夫、そして、「タレント坊主」と揶揄されながらも、白鳳伽藍の再建に奔走した薬師寺の高田好胤管長(管主)の熱意が、美しい風景や映像とも相まって、心に響きました

   

私が「法隆寺からMISIAへと話は展開する」で、THE SINGER SHOWツアーでのMISIAのMC、

お寺のような大きな建物を建てる時は、山を一つ買え、というらしい。日なたに生えていた木は陽のあたるところへ、日陰に生えていた木は陽のあたらないところに使うと、建物は長持ちする

漢字の『工』の字は、天と地を結びつける人の営みを示している

の元ネタは、西岡棟梁や弟子の小川三夫さんらの共著「木のいのち木のこころ-天・地・人」ではないか、と書いたところ、たらさんから、「MCでした話の元ネタは、『宇宙樹』という本だったと思います」というコメントをいただきました。


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実は、その後、MISIAの「MISIAのエンタメデイズ」を読み返したところ、最後の最後に、MISIAは「宇宙樹」について書いていました。


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ちょっと引用します。

『宇宙樹』。それは、中目黒にある本屋さん(COW BOOKS)の松浦弥太郎さんがオススメしてくれた一冊。
<中略>
自然と人間の関係は、昔はバランスがちゃんととれていたのだと思います。
例えば、木で家を建てるということにしても、「家を建てるときは山を一つ買え」という言い回しがあるけれど、それは、木をたくさん使えということではなく、陽当たりのいい場所には、太陽によくあたっている木を使い、湿気の多い場所には湿気に強い木を使い…
<中略>
人工の「工」の字は天と地を結ぶ人の営みを表すもの。
<以下略>

たらさんがご指摘くださったとおり、元ネタは竹村真一さん著の「宇宙樹」だったと、MISIA自身が書いていたんですね。この「MISIAのエンタメデイズ」、買いはしたものの、ほとんど読んでいないことが暴露されてしまいました。

で、4月に本屋で見つけながらも、「ちょと高い」と、立ち読みするだけにとどめた「宇宙樹」、きょう、衝動買いしてしまいました。「薬師寺~白鳳伽藍の一年~」を観たのが影響したようです。


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この「宇宙樹」、明日(夕方から後楽園に向けて出撃だけど・・・)から読み始めようと思っています。ペラペラとページをめくってみた感じでは、すらすら読めそうな感じです。

う~ん、薬師寺に行きたくなったぞ


「国宝 薬師寺展」の思ひ出:09/09/26 薬師寺からルーヴルへと思いを馳せる

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2 コメント

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徒然煙草様 (MOMO)
2009-09-25 23:56:27
徒然煙草様
こんばんは。
私も「宇宙樹」読みたくなり、早速注文致しました。
是非、薬師寺へいらして下さい。
奈良は京に比べて地味ではありますが、心落ち着く良いところです。
薬師寺は大和西大寺から二つ目の西ノ京下車すぐでして、
西大寺近くには秋篠寺という
紀子様に似ていらっしゃると評判の伎芸天像で有名なお寺があります。
私的にはMISIAに似た優しさを感じます。
返信する
>MOMOさん (徒然煙草)
2009-09-26 00:09:02
>MOMOさん

ようこそ[E:sign01] そして、お久しぶりです。

奈良には、2007年に2回行きました。
2007年春は明日香村と法隆寺、冬には興福寺と東大寺を散策しました。
かなり気に入っています。
今年末の大津遠征の際には、是非とも奈良まで足を伸ばしてみたいと思っています(かなり本気[E:punch])。

秋篠寺へは、高校の修学旅行の時に行き、落ち着いた雰囲気に魅了された記憶があります。

>紀子様に似ていらっしゃると評判の伎芸天像で有名なお寺があります。

だから秋篠宮は、「秋篠宮」という宮号を選ばれたんでしょうかねぇ?
返信する

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