「肌寒かった関西旅行記(その2)」のつづきは、「その2」と同様、阪神甲子園球場からお送りします
私が阪神甲子園球場にやって来るのは、「THE TOUR OF MISIA 2004 Mars and Roses」で関西遠征したときのことで、その年の春季キャンプ初日のことでした。
当然、選手たちはキャンプ地で始動しているわけで、甲子園球場はもぬけの殻…
でも、球場だけでも見たかったんです…
初めて見る甲子園球場は、名物の蔦が枯れて、かなり劣化の進んだ壁が透けて見えるなんとも寂れたものでした。
そりゃそうです。甲子園球場が開場したのは1924年、甲子(かのえね)の年ですから、この時点で築後80年を経ていたわけで、いくら補修してきたといっても古めかしさは否めないわけで…。
下の写真は、建設中の甲子園球場(甲子園大運動場)を写したものです。
よくよく見ると、整地用のローラーを曳いているのは、
なんと、牛です
ちなみにこの写真は、2005年春に大阪歴史博物館で開催された「ファンと歩んだ70年 阪神タイガース展」の図録から拝借しました。
それはともかく、ドーム化なんぞも検討された上で、「21世紀の大改修」として、2007年秋からシーズンオフを利用して段階的に工事が施されて、2010年春から現在の甲子園球場に至っているわけです。
そんな阪神甲子園球場での阪神タイガースのホームゲームを初めて観戦することになったのですが、私が購入したチケットは「3塁アイビーシート」。
「どうして3塁側?」と思われるかもしれませんが、諸般の事情と、私のタイガース戦生観戦はもっぱら「3塁側」だった(ビジターゲームしか観戦したことがない…)という二つの理由がありました。
思い出してみると、唯一の例外(1塁側で観戦したの)は、東京ドームでの対讀賣戦でした…
このときは、勤務先のタイガースファン仲間十数人との観戦だったのですが、幹事が読売旅行なんぞからチケットを調達したものですから、よりによって讀賣ファンが密集している1塁側内野席になってしまいました。
試合開始前は、こんな席じゃ思う存分騒げないナ…と思っていたのですが、試合が始まるとそんなのお構いなしで、思う存分騒いでいました。試合もタイガースの圧勝で、気持ちいいのなんのって… (この日、私どもの団体近くで観戦していた讀賣ファンの皆さまに、心からお詫び申し上げます…)
場内に入る前、甲子園球場の外をゆっくりと一周しました。
9年前に来たときとは打って変わって、観客がどわぁ~とうろついていて、活気があります
そして、Tigers Shopでジェット風船を仕入れた上で入場
そのまま座席に行くのももったいないし、試合開始時間まで余裕がありましたので、物販コーナーをしばしぶらついてみました。
と、ケンタがありました。しかも、店頭には、、、
タイガースのユニフォームを着たカーネル・サンダースおじさんが
全然似合っていない…
でも、「カーネル・サンダースの呪い」を払うには良い趣向かと思いました。
(でも、でも、ケンタが…)
そして、ようやくスタンド内に入場
ふあぁ~、この開放感
神宮球場も比較的気持ちよく観戦できる球場ですが、それ以上に気持ちいい
余計な「借景」がないというのが大きい気がします。
で、私が勝手に「甲子園の蛇踊」と名づけている撒水の様子も観ることができました。
いいなぁ~、甲子園 「3塁側」でも、周りは「わが同志」のタイガース・ファンばっかりだし
ただ気になるのは、この日のカープの先発が前田健太だということ…
なんだか投手戦(≒地味な試合)になりそうな気が…
ということで、試合開始前ではありますが、きょうはこれまで