原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

マイナスの言葉を他者から吐かれたら 

2021年12月12日 | 人間関係
 冒頭から、今朝方ネット上で発見した、「他人からマイナスの言葉を吐かれたときに、すぐやると効果的なあることとは」との精神科医師による記述を、以下に要約引用しよう。


 他人とうまくコミュニケーションできないことからくる孤独感や閉塞感、自己肯定感の欠如、SNSによる誹謗中傷やバッシングなど、私たちは、いま多くの生きづらさを感じさせる事柄に取り囲まれている。 そんな中にあって、毎日を心安らかに、できるだけ快適に生きていくためには、どうすればいいのだうか?  発達障害(ADHD)、うつ病など、生きづらさを抱えながらも精神科医として活躍するバク先生の初の著書『発達障害、うつサバイバーのバク 精神科医が明かす生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』(ダイヤモンド社)が発売された。 (中略)
 もしも他人からひどい言葉を言われたとき、どうする?
 他人からいやなことなどを言われたときに、さらりと受け流すのに有効なテクニックが「一人脳内会議」という方法。
 たとえば他人から、次のような心ないひどい言葉を言われたとしよう。
「使えないヤツだな」とか、「これだからあなたはダメね……」とか。
 もしもこんなことを言われたら激しいショックを受けるし、メラメラと怒りも覚えるであろう。
 そんなときは、自分の頭の中で少しだけ「脳内会議」を開こう。議題は「この発言をどこまで鵜呑みにする必要があるか?」だ。
「一人脳内会議」をやって、さっと頭を切り替えよう!
 脳内会議ですから、頭の中でいろんな自分に発言させて、いろいろな議論を交わしてみる。 (中略)
 
 いやなことを言われた瞬間にやることだから、議論が細かくできるかどうかはわからない。 ただ、「そんな言葉を真に受けて気にする必要はない」ということで、自分の中で納得できたら、それでよしとしよう。
 あとは気にせず、できるだけ意識をせずに、ふだん通りのことをしていればいい。
 意識すればするほど、相手が近くにいるだけで似たようなミスをしてしまいかねないし、ストレスもかかる。
 萎縮した状態で「これをやったら終わりだ」と思いながらやっていると、再度同じミスをしやすくなるので、早急に頭を切り替えたほうがいい。

 (以上、ネット情報よりごく一部を引用したもの。)



 当「原左都子エッセイ集」に於いて、既に公開しているが。
 私は人から「貴方が嫌いです!」を我が人生に於いて2度も直言されているし。 あるいは酒の席だったとはいえ、とてつもない罵声を浴びせられた経験もある。

 それらのエピソードを既にバックナンバーにて披露しているが、ここで今一度、再現させていただこう。

 小学6年生時の事件だが。
 「お前が嫌いだ!」とクラスの一男子より直言されたことがある。
 男子の発言を再現すると、「クラスの皆がまとまろうとしているのに、いつもお前が反論してきてゴタゴタになってしまう。どうしてそんなに反撃ばかりしてくるんだ!」 (参考だが、コイツ警察官の息子で、やたら正義感が強いところがあった。)
 時は、反抗期真っただ中だった。 おそらく女子の方が反抗期が早く来ると考察するが、そんな私は内心思った。(なんだこの子ども男子は! 私は既に大人の思考をしてものを言っているんだ。 お前なんか相手にしてやるもんか!) ただ、それを当該男子に直言することは避けた。
 そんな二人のやり取りを教室内で見ていたクラスメートの一女子が私のところへやってきた。「私は〇ちゃんが正しいと思う! 気にすることはないよ。」
 まあ所詮 子供同士の喧嘩のため、特段大騒ぎになるでもなく事件は収拾した。


 「貴方が嫌いです!」第二弾は。

 医学関係企業にて、既に私が係長の地位を得ていた頃の話題だが。
 途中入社で我が部署にやってきた同じく医学(免疫学)経験のある年上女性(Tさんとしよう)から、これまた「貴女が嫌いです!」と直言されてしまった。
 これには、事の背景があるのだが。 
 どうやらTさんの趣味範囲にまで、私が侵入してしまったようだった。 詳細を語ると長くなるため、ここでは省略するが。 
 要するに、Tさんとて外部で医学をある程度極めている立場だ。 ところが途中入社の立場のため、既に係長の地位にあった私の存在が目障りだったのであろう。 
 そんな私に趣味分野にまで踏み込まれてしまい、逃げ場が無くなったのではなかろうか? 
 ある日仕事の帰り道に偶然Tさんと帰路が一緒になった際、私から一言「お仕事終わったんですね。」と声掛けするなり、「貴女が嫌いです!」と振られてしまった。
 (Tさんはそれほどまでに私のことを嫌っていたんだ…)と感じつつ、このシチュエーションで一緒に駅まで向かう訳にもいかず。 「お先に失礼しますね」と一言告げて、私は駅まで急いだものだ。
 
 後日談だが、Tさんは我が勤務先内での居場所がどうしても掴めなかったのだろう。 結局は早期退社して、職場を去って行ったようだ。



 もう一つ、酒の上での“暴言吐かれ経験”に関して語っておこう。
 これに関してはお互いに酒が入っていたため、二の次でよい話題なのだが。
 
 経営者であるママさんが仕切っている、せいぜい10名程度の客が入れる狭いスナック内での出来事である。
 当時教員をしていた私は、彼氏と2人でよくこの店を訪れていた。 
 その時は他企業の男女混合グループも店を訪れていたのだが。
 何分狭い空間のため、同席している他企業グループとの交流も図るべきと考えた私は。
 他グループの女性に声をかけた。
 (今思うに、これは確かにまずかったと反省するが)、「お姉さんもご一緒に歌いませんか?」
 この我が発言に、“お姉さん”が怒り心頭だ!!😱 
 既に相当酔っ払っていた様子ではあったが、「何が“お姉さん”よ!!!! アンタよりもずっと若いわよ!! 謝りなさい!!」
 (いや実際の年齢は存じないが、私からみたら10歳か20歳ぐらい年上と心得たのだが…)

 この“他企業のお姉さん”の憤慨に、店全体が蒼白となった!!
 ママさんは元より。
 他企業のリーダー格の男性が我々二人に平謝りしつつ、未だ憤慨の“お姉さん”を引き連れて店を退散したものだった。 

 その経験から私は、初対面の女性と交流する際には「お姉さん」は厳禁!と心得て現在に至っている。



 今回のテーマである、「マイナスの言葉を他者から吐かれたら」の結論に入ろう。

 既に若くはない身の私としては。

 他者から吐かれた言葉が「プラス」であろうが「マイナス」であろうが。
 とにかく他者の立場こそを思いやってものを言うべきと、肝に銘じていると言えよう。