原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“親ガチャ”問題、続論

2021年10月22日 | 人間関係
 冒頭から、本エッセイ集2021.10.15付バックナンバー「自分の人生“親力(おやのちから)によって決定する訳がない!」のごく一部を、以下に要約引用させていただこう。


 今、SNS上のスラング言葉として “親ガチャ” なる俗語があるらしい。
 この種の俗語を日頃より毛嫌いしている原左都子であるため、この言葉をなるべく回避しつつ話を進めさせていただこう。

 朝日新聞2021.10.14付“耕論”のテーマは「親ガチャという『不平等』」だった。
 その前書きを引用すると。
 「親は選べず、親次第で人生が決まってしまう」。そんな人生観を表す「親ガチャ」を巡り論争が沸き起こった。SNSのスラングとされるこの言葉になぜ人々は反応するのか。

 早速、原左都子の私見だが。

 そんなアホらしいことを議論していないで、親が嫌いだったり役に立たないのならば、成人した暁にはとっとと捨て去って独立し、自力でこの世を生き抜きゃ済む話ではないか!
 少なくとも私はそうしてきたぞ。
 その努力をせずしていつまでも親に依存している奴らに、そんな議論をする権利など無いぜ!😠

  (途中、大幅略)

 それ以上、言うこともないのだが。

 各論的に述べさせていただくと。
 まず大学受験だが、何で予備校へ通わねば受験で負けるのか、私は理解しかねる。
 私自身も、我が娘も、大学受験に関して一切予備校や塾のお世話になっていない故だ。 
 参考だが、娘に関しては親の私が専門ではない“美術系”に関しては予備校のお世話になった。 ところが娘の高3直前期の進路変更により、その後の受験指導は親の私が単独にて実施して、大学公募制推薦入試を一発合格させている。
 あっと、これ純粋な意味での“親力”だね。😜  ただ、娘がこの親力に恵まれたのは、娘本人の素直さ・真面目さ等々の資質によるものだ。 私とて、どうしようもない阿保な子や歪み切った子に対しては、たとえ実の子と言えどもそのフォローをなさなかっただろう。 (それが証拠に、歪み切った人格の米国在住の実姉とは20数年前に絶縁している。)
 そういう意味で、我が娘は十分に本人も努力したと言えよう。

 哲学者の森岡氏がおっしゃるところの、進学先の大学では様々な学びや出会いがあるとのお言葉。 まさにその通りだ!
 この原左都子など、2度大学(大学院)を経験しているが、両学共々、どれだけ優秀な教授陣に恵まれ続け、良質な学業に励めたことか。
 今尚大学恩師の皆様には感謝し続けていて、未だに年賀状交換が続いている。(残念ながら医学部恩師は4年程前に亡くなったが。)

 とにかく、私自身が一度目の大学卒業後は、郷里も親も捨てて単身上京して現在に至っている身だ。

 “親ガチャ”だと!??
 子ども側からその言葉が出ること自体、未だに子どもこそが親に期待し続けている現状と言えないだろうか?
  
 子ども側こそが、親から本気で自立して独り立ちしてはどうなのか?!?
 運命とは自分自身が造っていくものだ。
 それが理解できてこそ、貴方たちに自由で輝ける未来が待っているはずだ!

 (以上、本エッセイ集バックナンバーのごく一部を要約引用したもの。)



 さて、このエッセイを記してしばらくした後。
 私は当該gooにブログを公開していらっしゃる女性のMさん(とさせていただきます。)が、“親ガチャ”に関してご持論を述べられているのを発見した。

 Mさんとは、我が記憶によると2019年頃からのお付き合いだろうか。
 goo内からの訪問者が決して多くない我がエッセイ集だが、そんな中、Mさんはありがたくもよくお越し下さる部類の方だ。 
 私側も、Mさんの興味深い内容の記事を読ませていただくと、時折コメントを入れさせていただいている。


 さて、3日前に私が書かせていただいた、Mさんの“親ガチャ”関連記事への我がコメントを、以下に引用させていただこう。

 久しぶりに,コメントさせていただきます。 (原左都子)2021-10-19 19:28:47
 「親ガチャ」との言葉を否定的に捉えている原左都子ですが。
 そう言う私自身が、遠い過去に郷里も親も捨て去り、単身上京した身です。
それが大正解でして、私の人生は親を捨て去った時点から、好転の一途をたどっていると信じています。
それでも今尚、親に依存されますが。
こちらとしては、一旦親を捨て去っているとの心意気が、その現在の親対応を支えてくれているように感じます。


 それに対するMさんよりのご返答を、以下に掲載させていただこう。

 おおお、先生いらっしゃいませ
 (ノ ̄ー ̄)ノ□←座布団

 先生の記事も読ませていただきましたし
 その気概もよく存じておるつもりですが

 僭越ながら
 お気を悪くされずに読んでほしいのですが
 原先生は親ガチャの当たりを引かれているのではないか
 と思います

 まず、その稀なるスタイルと美貌
 アメリカのお姉様もミスコン荒らしをされていたとの事
 DNAの為せる技ではないでしょうか
 そして、知性
 甥っ子さんは確かNASAにお勤め
 原先生も医学部卒で基礎研究を支えた後、別の国立大に学び
 高校で教鞭をとられましたよね
 そしてその後
 事情をもって生まれたお嬢さまを立派な社会人にそだてあげ
 資産を持つまでに育て上げておられる
 こんな離れ業をやり遂げるのは
 もちろん個人の勇気と挑戦と才覚にあるのですけれども
 あるのですけども!
 遺伝子レベルが一般と違うように思われます

 (以上、Mさんよりのコメント欄の返答の一部を掲載させていただきました。)


 原左都子がMさんのコメント欄を訪問させていただくと、必ず座布団やお茶のサービスをして下さるのですが。
 (Mさん、それは大変うれしいのですが、今後は「先生」の呼称はやめて、左都子さん(“さとちゃん”でも結構です)にしていただくと、もっと訪問させて頂き易くなります。)


 しかしまあ、私が今回のMさんよりの返答を読ませて頂いて、大変驚いたのは。  
 そんなにまで、「原左都子エッセイ集」を熟読していただいてたのか?!! との事実でした。  Mさんこそ、類まれな記憶力の持主であられるのではないでしょうか!
 (医学部の後に入学したのは国立ではなく「公立大学」でした。その部分のみ訂正させていただきます。)

 <事情をもって生まれたお嬢さまを立派な社会人にそだてあげ
  資産を持つまでに育て上げておられる>
 と、Mさんが記載して下さっていますが、この部分はまさにサリバンとして発達障害の娘を育て上げたとの自負のある原左都子として、一番嬉しく存じます。 親馬鹿ながら、実に良き娘に成長してくれました。😪 

 そうですね。

 Mさんよりのご返答内で一番引っかかるのは、上記に引用させていただいた最後の、「遺伝子レベルが一般と違うように思われます」の部分です。

 確かに私は、幼稚園時代に園内歴代最高のIQを樹立したとの逸話があるのですが。
 家庭環境は良好だったとは言い難い部分があります。
 特に両親が共働きの家庭でしたので、幼き頃より祖母に育ててもらったようなものです。 祖母もよき人で何らの問題もなかったのですが。 
 それよりも劣悪だったのは、(現在は米国暮らしで20数年前に私の意思で絶縁した)姉の異常資質でした。 人間関係を築くことが困難な姉から「あんたは何で姉よりも友達が大事なんだ!!」との言われなき理由で幼き頃より暴行を受け続けました。
 やっと姉が30歳を過ぎて、国際結婚にて米国へ渡ってくれた時にはまさに命拾いで、母共々、「あの娘は米国へ行ってくれてよかった…」と喜び合ったものでした。
 (参考ですが、米国へ渡った姉はどうしても他者との関係を築くことが困難で、その後も離再婚を繰り返している始末です…)

 我が家の恥を晒すようですが、これが実態でした。

 ただ、確かに米国の姉と絶縁した後は、私の人生は安泰と言えるでしょう!


 最後になりますが、Mさんより素晴らしいコメント返答を頂戴したのに。
 こんなくだらない私事を語ることになりました失礼をお詫び致します。

 それにしましても、Mさんの人を捉える力量の程に拍手です。

 今後もその素晴らしい個性を活かしつつの、Mさんのブログのご発展をお祈り申し上げます!