(冒頭写真は、朝日新聞広告欄より転載したもの。)
今回のエッセイテーマは、この広告のコピーより拝借させていただいた。
本日昼のニュースを見聞していると、コロナ禍緊急事態宣言が解除された東京のスカイツリー展望台が映し出された。
ニュース報道によれば、普段の2割程度に入館者を制限しているとの観客数らしいが。
一見して、数多くの入館者が展望台に押し寄せている。
(これでコロナ感染を防げるのだろうか??)との一抹の不安感を抱かされつつ、(やっぱり宣言が解除された途端に、この人出なんだなあ…)と他人事の感想を抱かされた。
原左都子の場合、この種の行楽施設へ行く趣味は一切ないのだが。
先だって訪ねたホテルオークラ別館・大倉集古館での美術館賞は、大いなる息抜きとなり十分に楽しめた。
そうだよなあ。 いつまでも自粛ばかりに明け暮れずとて場を選べば、コロナ感染を防ぎつつ自己実現が可能なのではないか?!!
との、方向転換心が芽生えてきているのは事実だ。
そこで、妙案を思いついた。
我が娘が中高生時代に美大入学を目指していた頃。
娘の学科指導は率先して実行したサリバンの私だが、美術分野に関してはまるでド素人のサリバンなりに、美術の勉強に励みたくなった。
そんな私が採った策とは。
これを購入して昼間美術館等を渡り歩き、美術の勉強をしよう! との方策だった。
上記写真は、私が最後に購入した「ぐるっとパス」だ。 2012年に購入したものだが、¥2,000-で 有効期限2か月間のうちに75か所の美術館等へ行き放題チケットだった。
実際はそんなに数をこなせるわけもなく、私の場合は週1,2回のペースで美術館等の訪問を実行したものだ。
それらの美術館を、振り返ってみよう。
先だって訪ねたばかりの「大倉集古館」。
この美術館はその荘厳かつ静粛な趣との意味で、やはり最高だったかもしれない。
後は、私が好んでよく訪れた美術館をランダムに列挙すると。
わが家の近場では。
上野動物園や、葛西臨海水族園 もその対象です。
この「ぐるっとパス」の最新版を紹介すると。
2021/04/01 · 「東京・ミュージアム ぐるっとパス2021」は一冊2,500円で東京を中心とする99の美術館・博物館等の入場券・割引券が綴られたお得なチケットブックです。2ヶ月間利用可。
というように以前よりも¥500- 値上げしているものの、販売されている。
我が過去の経験によっても、たとえ都心の美術館等の施設であれ、平日の昼間は(学校の遠足団体等に出くわさない限り)混雑はさほど無い、と判断可能だろう。
とりあえずこれを利用すれば、「コロナ禍が終わったら」と自己の愉しみを先送りすることなく自己実現可能か、とのかすかな希望を抱いている原左都子だ。