創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

粘土調整

2017年01月30日 | 日記

やっと晴れになり、白山も美しく望めた日、
気温も高めだったので粘土調整を行った。

どうにかならんかい、この土練機(どれんき)。

不景気で製造会社が倒産してしまい、
小松の九谷焼産地の専門工務店が修理を間違えるし、
何ともはや、愚痴の一つや二つも言いたくなってきたこの頃。

水分が飛ばないように調合してあった青磁用粘土、
きっちりと縛ってあったのに、硬くなっていた。

ステンレスの針金でどうにか切り分け、
古くなったタオルなどで覆い、十分に水分を加え、
再度新しい袋に入れ替えて寝かす作業を行った。

土練機(どれんき)さえ正常に働いてくれれば、
このような二重三重の手間をかけなくてもよいのに。
ため息ついてもどうしようもないので作業を行った。

この土練機、信楽、常滑、備前焼きなら問題なく使える。
総ステンレス製のとても高価な土練り機、
でも私が作っているのは青磁作品。
鉄粉が出ては話にならない。

友人も心配してくれ、
何とか二人で分解して調整しようと言ってくれている。
どうにかして使えるようになればと願う。

今は冬の真ん中、分解など、とてもできない。
気候が良くなったら、友の助けを借りて調べようと思う。

 


 

コメント
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