やっと晴れになり、白山も美しく望めた日、
気温も高めだったので粘土調整を行った。
どうにかならんかい、この土練機(どれんき)。
不景気で製造会社が倒産してしまい、
小松の九谷焼産地の専門工務店が修理を間違えるし、
何ともはや、愚痴の一つや二つも言いたくなってきたこの頃。
水分が飛ばないように調合してあった青磁用粘土、
きっちりと縛ってあったのに、硬くなっていた。
ステンレスの針金でどうにか切り分け、
古くなったタオルなどで覆い、十分に水分を加え、
再度新しい袋に入れ替えて寝かす作業を行った。
土練機(どれんき)さえ正常に働いてくれれば、
このような二重三重の手間をかけなくてもよいのに。
ため息ついてもどうしようもないので作業を行った。
この土練機、信楽、常滑、備前焼きなら問題なく使える。
総ステンレス製のとても高価な土練り機、
でも私が作っているのは青磁作品。
鉄粉が出ては話にならない。
友人も心配してくれ、
何とか二人で分解して調整しようと言ってくれている。
どうにかして使えるようになればと願う。
今は冬の真ん中、分解など、とてもできない。
気候が良くなったら、友の助けを借りて調べようと思う。