創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

鉄粉

2015年08月05日 | 日記

10日ごとに土練機を作動している。
土練機内に残っている粘土が乾燥しないように、
粘土と接触している金属部分が腐食しないようにと動かしている。

作動させる時間は約30分、
同じ粘土を毎回毎回繰り返して土練機に入れている。
こうすることで鉄粉の量が増えたか同じかを確認できる。

繰り返し粘土を出し、鉄粉が混ざっていないかを確認。

一定の量が出て来たらハムを薄く切るようにサッと切る。
その表面を目を凝らして観察。鉄粉があるかないか。

あぁ、やはり鉄粉が出てきている。
一体この機械のどの部分から鉄粉が出てくるのだろう?
組み立てた時のことを思い出しても不備はないはず。
なのにこんな小っちゃな鉄粉が出てくる。う~ん、困った!

頭を抱えていても解決策にはならない。
この粘土は窯変鉄燿作品に使えば済む事。
けれど出来れば青磁用粘土を揉むために使いたい。
何んとか出来ないものだろうか。粘土を揉むのはキツイ。

しばし土練機を作動させつつ、
ああでもない、こうでもないと考えていた。

時間は丁度昼時、
Sさんがいた頃、時々出かけていた片山津温泉のホテル、
昼食にはビュッフェスタイルのランチを提供していた。

いまも提供しているかなと電話をかけてみた。
行っていますのでお越しくださいとの返事。
前行ったときは予約が必要だったので、
予約は?と聞いたら、そのままどうぞと。

丁度昼だから満杯では?と聞いたら、
お客様は少ないので大丈夫ですと。

わが家から片山津温泉までは約30分。
ホテルは小高い丘の上にあり、柴山潟を見下ろせる所に建っている。

案内されてレストランに入って戸惑った。客は確かに少ない。
お好きな席へどうぞと言われ、片山津温泉の見える窓際に座った。

メインの料理、4品の中からラムステーキを選び、
いろいろと並んでいる料理を見て回った。
先ずはサラダをドサッと取って食べた。

そして次々と料理を味わった。
さすがにホテルの料理、食材、味付けはまずまず。

12時半から13時40分まで、ゆっくりと時間を掛けて食べた。
ゆっくりできたのはいいけれど、本当にお客が少ない。
金曜日だから仕方ないのかな、と思ってはみたけれど。

ランチの仕上げにデザート。
滝のように流れ落ちるチョコレートホンデュもあったが、
カロリーが多すぎてパス。数種のゼリーを選んで食べた。

コーヒーを飲み、ガラス窓の向こうの柴山潟を眺め、
土練機の事を考え、粘土の調合をどうするか予定を組み、
家に帰ったら再び土練機を作動させよう、
などと思っていた、久しぶりの片山津。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする