「 まだ同じ事をやっているのか 」と言われそうだが、
泥作り粘土作りを重点に行い、仕上がった粘土で作品作りをしている毎日。
分解掃除をしたものの土練機を信用できず、作り上げた粘土を手で揉んでいる昨今、
これまで土練機に頼ってきたせいか、それとも歳を重ねた為か分からないが、
粘土を揉んでいると、やけに息が切れ汗も出、すぐに疲れてしまう。
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アライグマ |
いい加減疲れてしまい、夜は静かに音楽を聴いている。
どの分野が好みとは限らないが、何となくピアノ曲を聴いてしまう。
スピーカーから流れ来る美しいピアノ曲に耳をかたむけていると、ガタガタと物音が。
午後11時、勝手口の外の戸を誰かがこじ開けようとしている音がした。
もしや、と勝手口のドアを開けてみると、アライグマが外の戸に手をかけていた。
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台所の外 |
しばらく姿を見せなかったアライグマ、また来てしまった。
困ったなあ、と思いつつ外の戸を開けると目の前にアライグマ。
「 コラ!」と叱っても逃げない。 反対に寄ってくるではないか。
もうどこかに行ってしまったと思っていたが、町内のどこかに住みついてしまったようだ。
愛らしく可愛いがアライグマは獣、無責任な飼い主に捨てられたのだろう。
何の罪もないアライグマ、哀れだが食べ物を与えるわけにはいかず、
戸締りをして再び音楽を聴いた・・・でも、もう気持ちよく聴くことが出来なくなった。
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昼ね |
夜行性のアライグマ、昼間は全く姿を見せない。
トラもそのことを知っているのか、夜はどこかに避難し、
日中は家の回りか、工房前の垣根の下で昼寝をしている。
連休が終わった途端に大雨、さすがにその時は工房の中に入って寝ていたトラ。
今日は天気も良く、工房前のカイズカイブキの下でやさしいお日様にあたりながら昼寝。
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ジャガイモ |
泥を作り粘土を揉んで疲れ、かといって昼間から休むわけにいかず、
前庭の畑の手入れを始めた。
しばらく天気も良く、すべての野菜が急に成長し始めた。
ジャガイモの畝を作らなくてはならず、茎に土が被らないよう、盛り土を行った。
ジャガイモはこの盛り土の中で大きく成長する。 あと1~2度土を盛らねば。
我が家ののジャガイモの盛り土を終えた後、実家の畑の様子を見に行ったら、
ひと畝だけ盛り土をしてあった。 我が家の畑よりはるかに広い実家の畑、
母だけにさせるわけにはいかず、明日にでも出かけて盛り土を行おう。
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ルッコラ |
実家の畑の様子を見、再び我が畑を見てみると、
畑の隅っこにルッコラがひと株。 春先に綺麗さっぱり耕したので、
今年は生えないだろうと思っていたが、種が残っていたのか葉を広げていた。
今の所ひと株しか見つからないので、食べずにこのまま花を咲かせよう。
工房に入ろうと垣根を見やれば、トラが先ほどと同じ格好で昼寝をしていた。
「 アライグマ来なければいいのにな、」と声をかけて又粘土を揉んだ。