創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

かけはし(梯)川

2006年11月08日 | 日記

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いつもの散歩コース。 10日から始まる仙台、藤崎デパート個展前に
かけはし川の堤防を歩いてきました。 この川は白山山系のひとつが
源流でもあります。家からはほんの数分、300メートルあまりのところ。

晩秋のやさしく、あたたかいお日様を背に受けて川下へと向かいました。
7月の大洪水ですべてが流され寂しい思いをしていましたが、いつの間にか
元通りに戻っています。自然の力は偉大です。いつもと変わらない様子の川には
小魚がはね、水中には川の主、鯉が尾びれをゆっくりとみぎ、ひだりと。
つい最近では、サギ達も小魚を狙って浅瀬に舞い降りてジッと川面をみつめています。

その近くには遠く北国からの渡り鳥達も、長旅のつかれを休めるようにしております。

この川を更に下っていくと、そこは安宅の関。八百年祭の折には献茶式の茶道具を
作らせて頂きました。自分の作った茶道具が厳かな儀式の中で使われていることが
とても不思議で、そっと脇のほうから眺めていたことを思い出しております。

そうこうしている内、折り返し点までたどり着きました。
上流へと向きを変えると白山を中心とした、なだらかな山並みが目に飛び込んできました。
今年の秋はどういう訳か、すっきりとした白山を望めません。やはり温暖化の為でしょうか。
それでもうっすらと穏やかな姿の白山は、心を慰めてくれます。
先ほどの渡り鳥達の横を通りつつ、仙台から帰る頃にはどんな鳥が訪れているのかと
期待しながら、一時間あまりの散歩を終えました。

コメント
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