本日の朝、たまたまNHKのBSを見ていると、アーカイブス番組でハイビジョン特集「輝く女 吉田都」があり、慌てて録画する。
2005年に放送されたとのことだが記憶がないので、見逃していたのであろう。
1時間50分の、たいへん見応えのあるクラシックバレエファン必見の素晴らしい番組でした。
吉田都さんはご存じの通り英国ロイヤルバレエのトップダンサーである「プリンシパル」をつとめた我が国を代表するバレリーナ。
番組制作当時はまだ吉田都さんがロイヤルバレエのプリンシパル時代である。
番組はロイヤルバレエの「オンディーヌ」公演に向けての稽古とリハーサルを追ったドキュメンタリーで、華やかなバレエの舞台の映像はほんの少しである。
また、ナレーションは一切なく、こういう番組に付き物の知ったかぶりの解説もなく吉田都さんの、その都度の言葉と関係者の証言のみで番組は進んでいきます。
それだけに名門バレエ団の「プリンシパル」としての重責を背負った吉田都さんのバレエに対する厳しさ、ひたむきさがストレートに迫ってきます。
吉田都さんの育ての親と言える振付のピーター・ライト卿や吉田都さんのトウシューズを専門に作っている靴職人さんの証言は興味深いものがありました。
特に靴職人さんの証言の映像は、この番組のハイライトでしょう。一流のバレリーナーは、ここまでこだわるのかと思うと強く心を打たれるものがあります。また実際にトウシューズを作っているシーンもあり興味津々でした。
特に印象に残った吉田都さんの言葉。
腰に負担がかかり過ぎるので、「眠りの森の美女」と「白鳥の湖」を踊るのは諦めました。
まだ2005年当時の言葉である。いかにバレエと言うものが、いかに厳しい世界であるのかと痛感させられた思いでした。さらに、
人間の体というものは鍛えれば鍛えるほど強くなります。
若い頃より強くなります。
この言葉を聞いてすぐに頭に浮かんだのはフィギュアスケートの鈴木明子さんでした。
普通のフィギュアスケートの選手だったら、引退してもおかしくない年齢になってから、2度のオリンピック出場。
そして現役を引退しても昨年暮のアイスショーでは、正に芸術的演技の極みと言っていい「月の光」での演技。
鈴木明子さんは、いったいどのような練習をしたのでしょうか。また今も続けているのでしょうか。
おそらく凡人の私には想像を絶する練習を、やり続けてきたに違いありません。
吉田都さんの言葉から、そんなことを思ったりしました。
私の大好きなDVDに吉田都さんが金平糖の精に扮した英国バーミンガム・ロイヤルバレエ団の「くるみ割り人形」の公演のDVDがあります。
今晩は、このDVDを見ることにしましょう。
吉田都さんと浅田真央さんの貴重なツーショット写真(2013年NHK杯エキシビション)
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2005年に放送されたとのことだが記憶がないので、見逃していたのであろう。
1時間50分の、たいへん見応えのあるクラシックバレエファン必見の素晴らしい番組でした。
吉田都さんはご存じの通り英国ロイヤルバレエのトップダンサーである「プリンシパル」をつとめた我が国を代表するバレリーナ。
番組制作当時はまだ吉田都さんがロイヤルバレエのプリンシパル時代である。
番組はロイヤルバレエの「オンディーヌ」公演に向けての稽古とリハーサルを追ったドキュメンタリーで、華やかなバレエの舞台の映像はほんの少しである。
また、ナレーションは一切なく、こういう番組に付き物の知ったかぶりの解説もなく吉田都さんの、その都度の言葉と関係者の証言のみで番組は進んでいきます。
それだけに名門バレエ団の「プリンシパル」としての重責を背負った吉田都さんのバレエに対する厳しさ、ひたむきさがストレートに迫ってきます。
吉田都さんの育ての親と言える振付のピーター・ライト卿や吉田都さんのトウシューズを専門に作っている靴職人さんの証言は興味深いものがありました。
特に靴職人さんの証言の映像は、この番組のハイライトでしょう。一流のバレリーナーは、ここまでこだわるのかと思うと強く心を打たれるものがあります。また実際にトウシューズを作っているシーンもあり興味津々でした。
特に印象に残った吉田都さんの言葉。
腰に負担がかかり過ぎるので、「眠りの森の美女」と「白鳥の湖」を踊るのは諦めました。
まだ2005年当時の言葉である。いかにバレエと言うものが、いかに厳しい世界であるのかと痛感させられた思いでした。さらに、
人間の体というものは鍛えれば鍛えるほど強くなります。
若い頃より強くなります。
この言葉を聞いてすぐに頭に浮かんだのはフィギュアスケートの鈴木明子さんでした。
普通のフィギュアスケートの選手だったら、引退してもおかしくない年齢になってから、2度のオリンピック出場。
そして現役を引退しても昨年暮のアイスショーでは、正に芸術的演技の極みと言っていい「月の光」での演技。
鈴木明子さんは、いったいどのような練習をしたのでしょうか。また今も続けているのでしょうか。
おそらく凡人の私には想像を絶する練習を、やり続けてきたに違いありません。
吉田都さんの言葉から、そんなことを思ったりしました。
私の大好きなDVDに吉田都さんが金平糖の精に扮した英国バーミンガム・ロイヤルバレエ団の「くるみ割り人形」の公演のDVDがあります。
今晩は、このDVDを見ることにしましょう。
吉田都さんと浅田真央さんの貴重なツーショット写真(2013年NHK杯エキシビション)
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