オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

スカラ座の歌劇「椿姫」

2013年06月24日 14時22分04秒 | オペラ
今日は公休日だが朝から携帯電話が鳴りっぱなし。
朝から最悪。明日の出社が気が重いが、逃げるわけには行かない。私が処理しなくてはいけない。
最近、どうも歯車が狂っている。
昼から少しでも気分を変えようと思い、オペラのDVDを見る。
選んだのはヴェルディの歌劇「椿姫」
数日前、CSの洋画専門チャンネルで久し振りに映画「プリティ・ウーマン」を見た余韻が、まだ残っていたのかな?
何と言う単純さ。
2007年、ミラノ・スカラ座での公演の映像。
ヴィオレッタ役は、アンジェラ・ゲオルギュー、アルフレード役はラモン・ヴァルガス。
ロリン・マゼール指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団。
演出はイタリアの映画監督リリアナ・カヴァーニ。
カヴァーニの作品で忘れられないのは1973年制作の「愛の嵐」
ダーク・ボガードと シャーロット・ランプリング主演による元ナチス親衛隊員とゲットーに収容された少女の倒錯した愛を描いた映画。
そんな作品を発表した映画監督によるオペラの舞台。
たいへん奇抜な演出かと思うと、全くそうではない。
決して奇をてらった演出ではなく、オーソドックスな演出。
真正面からオペラそのものとらえ、ヴェルディの音楽の素晴らしさをストレートに伝えくれる演出。
また第1幕の舞台装置も豪華で、現在、オペラの演出の主流?になっている読み替えの演出とは別世界の舞台。
安心してオペラの世界に入って行くことが出来ます。
オペラは、やはり、こうでなくては!
やっぱりオペラの主役は音楽!演出は、その音楽を、たっぷりと聴かせ、音楽を生かせるものであって欲しい。
そしてヴィオレッタ役のアンジェラ・ゲオルギューは容貌といい、その歌といいヴィオレッタにピッタリ。
私はやっぱりネトレプコのヴィオレッタよりゲオルギューのヴィオレッタの方が好きだな。
ただ、私にとってネトレプコがいいか?ゲオルギューの方がいいか?というのは永遠の重要な問題でありまする。美人には弱い。

さて歌劇「椿姫」で私が一番好きな場面。
第2幕の終わり、ヴィオレッタがアルフレードに別れを告げて駆け去る場面。

「アルフレード愛してね、私があなたを愛するほどに、!お別れよ」

ここを一番、感動的に歌ったのは、やはりマリア・カラスでしょう。
さて映画「プリティ・ウーマン」のラストで、この音楽が効果的に使われいて私を嬉しくさせてくれます。
オペラでは悲しい場面なのに、「プリティ・ウーマン」では八ーピーエンドの場面。この対比の面白さ。音楽の使い方の面白さ。
映画の中でリチャード・ギアとジュリア・ロバーツが見に行ったオペラが「椿姫」
終演後、ジュリア・ロバーツが流した涙の意味も、そして、なぜ身を引こうとしたのか、このオペラを知れば知るほど分かるような気がします。
映画「プリティウーマン」といえばロイ・オービソンの主題歌が有名ですが、歌劇「椿姫」の音楽も忘れて欲しくないですな。










 


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