オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

朝比奈隆の「英雄」(1977年ライブ)

2015年06月12日 15時16分07秒 | 朝比奈 隆(生誕100年記念)
ベートーヴェン 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団 (1977年10月東京文化会館でのライブ録音 Victor盤)

今日は私の誕生日。そのためか自分にとって何か特別なものを聴きたくなり、取り出したCDがこれである。
朝比奈隆?と思われる方も多いでしょう。特別なものを聴きたいなら、もっと他のものがあるでしょ!と言われるのは間違いないでしょう。
しかし今日聴いた朝比奈隆の「英雄」の録音は私にとって特別なものなのである。この演奏との出会いがなかったら大きく私の音楽上の好み、興味は大きく変わっていたのは間違いないでしょう。
1977年10月東京文化会館でのライブ録音。当時、東京での大学生時代を送っていた私は当日、この東京文化会館の最前列で聴いてしまったのである。
会場へ入ると既に熱気ムンムン。それまで聴いたオーケストラの演奏会とは、また違った雰囲気だった。
ステージに現れた朝比奈隆は、まだ後年のようなメガネは掛けてなく、正に貫禄十分。当時、まだ68歳。
そして気迫あふれるスケールの大きな演奏に私はぶっ飛んでしまった。
1977年当時はカラヤン&ベルリンフィルやショルティ&シカゴ響の全盛時代。
そんな時代に大阪のオーケストラの演奏に我を忘れて拍手を送っていたのですから、やはり私は当時、変わった大学生だったといえるでしょう。
そして今日、久しぶりに、この時のライブ録音を聴いて、改めてこの交響曲のスケールの大きさ、音楽の大きさを感じることが出来た。
確かに現在と比べてオーケストラの技術が落ちるものがあるのは確かです。しかし、そんな欠点を蹴飛ばしてしまう強さがこの演奏にはある。
演奏に古さは感じさせられるものは皆無である。
晩年の朝比奈隆の人気は凄いものがありました。その頃の熱狂的な聴き手は今も朝比奈隆の録音を大切に聴いてくれているのかな?そんな思いも過ぎるものがありました。(これはカール・ベームにも言えます)
単なるご長寿指揮者と思われるのは私にとって困るのである。
カラヤン&ベルリンフィルやショルティ&シカゴ響の全盛時代、評価がたいへん低かった頃からの朝比奈隆の聴き手の私としては、これから一般の評価がどう変わろうとも朝比奈隆の残した録音を大切に聴いていきたい。今日、ベートーヴェンを聴いてそんな思いを強くしたしだいです。







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あと2年

2015年06月12日 09時49分47秒 | 私事
今日は、私の誕生日である。
この年齢になると、私は素直に自分の誕生日を喜べない。
区切りの年齢まで、あと2年になってしまった。
この2年で自分が何をやれるのか?そんなことばかり考えてしまう。
確かに体力は落ちてきたが、やる気など精神的なものは若い人には負けていないと自分自身は自負していますがが、年齢という数字には、どうにもならないものがあるのである。
先月のある朝の朝礼。
司会の女子社員に今日が自分の誕生日であるとを言わせたベテランの域を超えた男子社員がいて、朝から何かシラケた気持ちになったことがあったのですが、とても私は、そんなノー天気な心境になれないのが、私自身の欠点で、もっと楽天的になるべきかもしれませんが、この私の性分はどうにもなりませんな。
ただ、年齢を重ねるくると時間の大切さが身に染みてくる。
いったん、出社してタイムカードを押すと1分1秒が惜しいのである。何事も超特急である。
だから私は昼食以外は座り込んで休憩はしなくなってしまった。なぜなら瞬間、瞬間を逃したくないのである。
この瞬間の大切さ。若い人には、まだ分かるまい。
しかし、いったん仕事から離れると私の時間である。自分の世界である。仕事のスイッチを完全にOFFにしてしまう。
クラシック音楽やオペラのCDやDVD,そしてフィギュアスケート。
この素晴らしい世界にどっぷりとつかってしまう。中途半端は嫌である。
一生懸命、働いたあとフィギュアスケートの映像を見る。
フィギュアスケートの持つ美しさ、優雅さ、そして豪快さが私を癒してくれる。
他人様が私のことをどう思おうとも、これでいいのである。
今年の8月末、新横浜へフレンズオンアイスを見に行きます。
残念ながら昨年はチケットが入手できなかったので行けませんでしたが、一昨年まで6年続けて会場に脚を運ぶことができました。
毎年、会場の新横浜スケートセンターに入って自分の座席に座ってすぐに思うこと。

「この1年、よく働いた。そして今年も、この場所へ帰ってくることが出来た。さあ荒川静香さんに会える。鈴木明子さんに会える」

今年のフレンズオンアイスには私の大好きなアイスダンスのメリル・デイビス&チャーリー・ホワイトが初めて出演します。本当に胸が高まる思いです。
また、今年は初めて家内と一緒に行きます。
なぜ私がこうもフレンズオンアイスにこだわっているのか?夫婦共々、私の会場での心境になれたら、いい旅になるのではと思っています。


メリル・デイビス&チャーリー・ホワイト(ソチ冬季オリンピックSDより)


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