オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

新しいシーズンに向けて

2015年06月02日 16時26分51秒 | 2015ー2016年シーズン
フィギュアスケートも今シーズンも終わり、私の興味は有力選手、強豪選手の新しいシーズンのプログラムの曲目。
そして何と言っても浅田真央さんの現役継続。
何だかんだと、いろいろなコメントがあるようですが羽生結弦君の昨日の浅田真央さんへのコメントは嬉しかった。

「うれしいという言葉につきる。一選手としてすごくうれしかったし、一ファンとしてもワクワク感をいただけた」

本当に嬉しかった。私もワクワクしています。
このワクワク感を削がれるようなコメントを読むのは、やはり辛いものがあります。
浅田真央さんは我が国が誇るアスリートであり、我が国の至宝です。
温かい目で見守って欲しい。
浅田真央さんのこの表情。再び見たいものです。

2014年世界選手権より

また新しいシーズンは、今シーズンと同様に多士済々のロシア勢の動向も注目です。
そして、やはり私はアデリーナ・ソトニコワとユリア・リプニツカヤがたいへん気になります。
特にリプニツカヤが、今シーズンの不振を乗り越えて、どのような演技を見せてくれるのか楽しみにしています。
彼女のことですから、きっと立ち直ってくれるものと信じています。
リプニツカヤは浅田真央さんをたいへん尊敬していると聞いています。
再びこんなシーンを見たいものです。


2014年世界選手権より


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チョン・キョンファのシベリウス/ヴァイオリン協奏曲

2015年06月02日 10時41分58秒 | 今日、聴いたCD
①シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47 チョン・キョンファ(ヴァイオリン) アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(1970年ロンドンでのセッション録音 デッカ盤)
②シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47 チョン・キョンファ(ヴァイオリン)ズデニェク・マーツァル指揮フランス国立放送管弦楽団(1973年5月パリでのライブ録音 Spectrum Sound 盤)

このところ仕事から帰ってきて、よく見ている録画がある。先月半ばにNHK・Eテレで放送されたNHK交響楽団の定期演奏会の放送から庄司紗矢香さんのヴァイオリン独奏、パーヴォ・ヤルヴィ指揮によるシベリウスのヴァイオリン協奏曲の映像である。
やはり私はこの協奏曲が大好きなのである。いや、このシベリウスのヴァイオリン協奏曲は私にとって特別な作品なのである。
以前にも述べたことがありますが私が中学3年の時、クラッシック音楽に興味を持った頃、わが街にNHK交響楽団がやってきて生まれて初めて生のオーケストラというものを聴きました。その時にプログラムに含まれていたのがシベリウスのヴァイオリン協奏曲である。ヴァイオリン独奏は当時N響のコンサートマスターだった田中千香士氏、指揮は岩城宏之氏。御二方は既に故人。40余年も前のことである。
そして、この時、初めてシベリウスの作品を聴きました。
初めて聴いたシベリウスの音楽。交響詩「フィンランディア」でもない、交響曲第2番でもない、シベリウスのヴァイオリン協奏曲だった、それも生のオーケスタラの演奏だったと言うことが、その後の私の音楽の聴き方に大きな影響があったのは間違いありません。
この演奏会を聴いた頃は既にメンデルスゾーンやチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は知っていました。ヴァイオリン協奏曲と言えばヴァイオリンの奏でる美しい旋律、音色を楽しむものというイメージがありましたが、シベリウスの協奏曲を聴いて全く別次元の違う世界に踏み込んだ気持ちなり、今もなおシベリウスの音楽を追い求めている状態である。
先月のN響の放送での庄司紗矢香さんの、この協奏曲に対するコメントが、たいへん印象に残りました。この作品の魅力を見事に言い表わしてくれていると思いました。

「北の自然 風 森 湖 月の光 幻想的な風景 その中にある厳しさ」

初めて聴いたN響の演奏会のあと、すぐにシベリウスのヴァイオリン協奏曲のレコードを買い求めました。ダヴィッド・オイストラフの録音。
オイストラフは当時、たいへんなヴァイオリンの大家。悪いはずがないのだが何かしっくりとしない。何かイメージと違う。
このシベリウスのヴァイオリン協奏曲は本当に難しい。少しでも演奏者が自身の技術を誇示してしまうと、この作品は口を閉ざしてしまう。今にして思うと、あくまでもオイストラフの大家然とした演奏に何か違和感を感じていたのでしょう。
そんな状態が数年続き、大学生の時、1枚のレコードと出会うことが出来ました。①のチョン・キョンファの録音である。初めて聴いたとき「正にこれだ!」と思いました。
何と言う冷たさ、孤独感、そしてその中に秘められている情熱。
そしてLPレコードからCDの時代へ。当然CDでも買い直しました。シベリウスのヴァイオリン協奏曲の録音は、いろいろ聴きましたが、やはり行き着くのは①のチョン・キョンファの1970年の録音。ずっと私のシベリウスのヴァイオリン協奏曲の演奏の一番手でした。
そんな今、先般、チョン・キョンファのお宝録音のCDが届きました。
チャイコフスキーの協奏曲との組み合わせの1970年代のパリでのライブ録音。
初めて聴いた時、不幸にも私はシャルル・デュトワ指揮ということでチャイコフスキーの方から聴いてしまった。圧巻のチャイコフスキーを聴いたあと、どうも印象が悪るかった。熱すぎるのではないか?と。
しかし、そのあと何度か聴き直してみましたが、このシベリウスの演奏はやはり凄い。ぶっ飛ぶような演奏である。
ライブだけにチョン・キョンファの情熱が全面にでているのだ。しかし、けっしてシベリウスの音楽を潰していない。
特に私の大好きな第2楽章の演奏。正に身も心も音楽に尽くしている迫真のチョン・キョンファの演奏を聴くことが出来る。
また宝物が一つ加わってしまった。

今年は北欧の孤高の作曲家シベリウスの生誕150年の記念の年。
この節目の年に私のシベリウスの原点と言えるヴァイオリン協奏曲の素晴らしい録音に巡りあうことが出来たことは幸運でした。






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