オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

今シーズンが終わりました。

2011年05月20日 09時27分38秒 | 2010-2011年シーズン
世界選手権も終わり、フィギュアスケートの今シーズンも終わりを告げました。
今シーズン、我が家はスカパ!と契約したのでJ SPORTSでフィギュアスケートの放送を楽しむことが出来ました。スカパ!と契約した一番の目的は、やはり「もっとフィギュアスケートを見たい」というのが気持ちが強かったからです。今シーズンは世界選手権はもちろんのこと全米選手権や欧州選手権も、じっくりと見ることが出来、大いに満足しています。あとは全日本選手権のノーカットでの生放送が実現して欲しい。

さて今シーズンも、いろいろなプログラムを楽しむことが出来ました。私自身の大好きなプログラム、印象に残ったプログラムを思いつくまま書き出してみました。各大会での成績や得点は度外視。あくまでも私の好み、主観から選んだプログラムなのでご容赦下さい。(敬称略)

女子シングル
西野友毬 FS バレエ音楽「海賊」 (シニアバージョン)
今井遥  FS 「だったん人の踊り」
鈴木明子 FS 「屋根の上のヴァイオリン弾き」
浅田真央 EX ショパン「バラード第1番」
アリッサ・シズニー   FS 「ウィンター・イントゥ・スプリング」
クリスティーナ・ガオ  FS ピアノ協奏曲「黄河」
レイチェル・フラット  FS 「10番街の殺人」
アレーナ・レオノワ   FS 「イーストウィックの魔女たち」
カロリーナ・コストナー FS 「牧神の午後への前奏曲」
キーラ・コルピ     SP 「虹の彼方に」

ペア
川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ     FS「月の光」
アリオナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコウィー FS「ピンクパンサー」
ケイディ・デニー&ジェレミー・バレット    FS「ラプソディ・イン・ブルー」

アイスダンス
メリル・デイビス&チャーリー・ホワイト   SD「ラ・ボエーム」「ラ・トラヴィアータ」
マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ   FD「スマイル」その他
マディソン・チョーク&グレッグ・ズーレイン FD「キャバレー」
テッサ・バーチュ&スコット・モイヤ     FD「ラテンダンス」
ナタリー・ぺシャラ&ファビアン・ブルザ   FD「チャップリン・メドレー」
エレーナ・イリニフ&二キータ・カツァラポフ SD「アグニー」その他

男子シングルは、それほど熱中していないのでご容赦下さい。
挙げだしたら、本当にきりがない。ただ、どうしても使われた音楽に左右されているようだ。好きな音楽が登場すると手放しで喜んでいる超単純な私である。笑えば笑えである。
また全米選手権や欧州選手権の印象もかなり強いようである。

その中で私のベストスリー
鈴木明子 FS 「屋根の上のヴァイオリン弾き」
川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ    FS「月の光」
ナタリー・ぺシャラ&ファビアン・ブルザ   FD「チャップリン・メドレー」
(次点)
アレーナ・レオノワ   FS 「イーストウィックの魔女たち」

鈴木明子さんの「屋根の上のヴァイオリン弾き」はもっと見たい。
川口悠子さん&スミルノフ組の「月の光」はまさに芸術的領域。欧州選手権での演技直後の川口さんの何か抜けきった表情が忘れられません。
フランスのぺシャラ&ブルザ組の「チャップリン・メドレー」は本当に素晴らしいプログラム。それだけに世界選手権の転倒は本当に残念。欧州選手権での映像を残しておいて本当に良かった。以前、何かの本で、チャップリンの映画を本当に理解している国はフランスと日本であるというコメントを読んだ記憶を、このコンビの演技を見ていて思いだしました。もっと評価して欲しいプログラムです。

さて今シーズンは、以前から好きだったのですが、私にとって、ますますアイスダンスに傾倒したシーズンでした。
J SPORTSでの藤森美恵子さんの解説の影響も大きいのかもしれません。
世界選手権でのFDでのタンゴを演じたデイビス&ホワイト組の時の解説。
「スポーツとしてのアイスダンスがこの様に進化していった、ある程度、完成度の高い演技」「今の時代のアイスダンス」
「タンゴって時間がかかる。侘び、寂びの世界にもう一息、まだ!」
「キス&クライで座っている様子はスポーツマンと言うよりもアーティストの雰囲気ですね」
また表彰式でのシブタニ兄妹の様子を見て、アイスダンスでアジア系の選手では世界選手権初の表彰台を称えたあと、
「小さい頃からの正しい技術の積み重ねで、ここまで到達出来る希望がわきます」
シブタニ兄妹はデイビス&ホワイト組やバーチュ&モイヤ組と同じコーチ。
デイビス&ホワイト組やバーチュ&モイヤ組もきっとシブタニ兄妹と同じ過程を歩んで来て現在があるに違いない。
今回、北米勢が表彰台を独占してヨーロッパ勢が振るわなかったことを嘆いている方もいるようですが、私はけっして悲観していません。藤森さんの「正しい技術の積み重ね」というコメントを聞いて、その成果が出たということは素晴らしいことであり、世界のアイスダンス界にとって大きな刺激になったと確信しています。また個々に見るとぺシャラ&ブルザ組を筆頭にヨーロッパ勢の演技にも素晴らしいものが、たくさんありました。

それにしても一度、アイスダンスを生でじっくりと見たい気持ちが強くなってきました。
チャンスはNHK杯しかありませんが、今年の開催地は札幌!絶望・・・
近い内に大阪で開催して欲しいものです。



最後に本日聴いたCD
ヴェルディ 歌劇「ドン・カルロ」(5幕版)より第1幕、第2幕第2場 サンティーニ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
シューマン 幻想曲 アルゲリッチ(ピアノ)1976年録音
シューマン 歌曲集「詩人の恋」 ヴンダーリヒ(テノール)ギーゼン(ピアノ)ドイツ・グラモフォン盤 

アルゲリッチのシューマンにはゲッソリ。もっとシューマンを聴きたいと思い、ヴンダーリヒの「詩人の恋」を口直しに聴く。何と美しい声!そしてドイツ語!