第3章 松島湾のほとり
私達は志津川湾の『南三陸 ホテル観洋 』を朝の8時半に出た後、
私達のバスは仙台港からフェリーに乗船する前、松島湾を一望できる小公園に寄ったのである。
私達は10年前の夏季、7年前の元旦に松島の旧跡、名所、松島湾の遊覧船で周遊したりしているので、
ある程度は観たりしてきた・・。
この小公園は、『西行戻しの松』と命名されているが、
二度目であったが、確かに松島湾をゆったりと一望できる場所である。
私は歌人・西行(1118~1190)に興味があるひとりで、
《・・
この才人の西行が松島を訪れようとこの地の松の傍らで休息していた時、
山王権現の化身である鎌を持った童子に会い、
仕事は何かと問うと、
「冬ほきて夏枯れ草を刈りに行く」と答えた。
西行はその意味が分からなかった。
童子は才人が多い霊場松島を訪れると恥をさらすであろうとさとしたので、
西行は恐れてこの地から去ったという伝説がある・・
》
こうした伝説などは、私は好みの分野であり、
敬愛している西行のような方でも・・と思わず苦笑させられたのである。
http://www.matsushima-kanko.com/midokoro/nihonsankei/saigyo.html
『西行戻しの松』
この後、松島湾の入り江の小高い丘にある『観瀾亭』の茶室で、
私達が松島湾を眺めたのは初めてであった。
枝豆をつぶしたあん入りの『ずんだ餅』を食べた後、抹茶を頂き、
ゆったりと松島湾を眺められるのは、贅沢なひとときと私は感じたりしたのである。
http://www.matsushima-kanko.com/midokoro/rekishi/kanrantei.html
『観瀾亭』
この後、私は街角に地酒の看板を見かけ、
昼の12時50出港の仙台港から明日の午前10時半に名古屋港に着岸するフェーリーに乗船するので、
ひとときの友として、純米酒の四合瓶を買い求めたのである。
私のような呑兵衛の年金生活の身としては、
《・・
特別純米酒もりいずみ
720mlカートン入 ¥1480(税込)
精米歩合60%の原料米を低温発酵させ、じっくりと米の旨味を醸した純米酒です。
・・》
と明記されていたので最適かしら、と微笑んだのである。
http://www1.ocn.ne.jp/~minten/
特別純米酒もりいずみ
そして私は、フェーリーに乗船する時、
『宮城県・・お世話になりました・・』
と心の中で呟(つぶや)きながら、左手に四合瓶を提げて乗船する階段を上がったのである。
《つづく》
私達は志津川湾の『南三陸 ホテル観洋 』を朝の8時半に出た後、
私達のバスは仙台港からフェリーに乗船する前、松島湾を一望できる小公園に寄ったのである。
私達は10年前の夏季、7年前の元旦に松島の旧跡、名所、松島湾の遊覧船で周遊したりしているので、
ある程度は観たりしてきた・・。
この小公園は、『西行戻しの松』と命名されているが、
二度目であったが、確かに松島湾をゆったりと一望できる場所である。
私は歌人・西行(1118~1190)に興味があるひとりで、
《・・
この才人の西行が松島を訪れようとこの地の松の傍らで休息していた時、
山王権現の化身である鎌を持った童子に会い、
仕事は何かと問うと、
「冬ほきて夏枯れ草を刈りに行く」と答えた。
西行はその意味が分からなかった。
童子は才人が多い霊場松島を訪れると恥をさらすであろうとさとしたので、
西行は恐れてこの地から去ったという伝説がある・・
》
こうした伝説などは、私は好みの分野であり、
敬愛している西行のような方でも・・と思わず苦笑させられたのである。
http://www.matsushima-kanko.com/midokoro/nihonsankei/saigyo.html
『西行戻しの松』
この後、松島湾の入り江の小高い丘にある『観瀾亭』の茶室で、
私達が松島湾を眺めたのは初めてであった。
枝豆をつぶしたあん入りの『ずんだ餅』を食べた後、抹茶を頂き、
ゆったりと松島湾を眺められるのは、贅沢なひとときと私は感じたりしたのである。
http://www.matsushima-kanko.com/midokoro/rekishi/kanrantei.html
『観瀾亭』
この後、私は街角に地酒の看板を見かけ、
昼の12時50出港の仙台港から明日の午前10時半に名古屋港に着岸するフェーリーに乗船するので、
ひとときの友として、純米酒の四合瓶を買い求めたのである。
私のような呑兵衛の年金生活の身としては、
《・・
特別純米酒もりいずみ
720mlカートン入 ¥1480(税込)
精米歩合60%の原料米を低温発酵させ、じっくりと米の旨味を醸した純米酒です。
・・》
と明記されていたので最適かしら、と微笑んだのである。
http://www1.ocn.ne.jp/~minten/
特別純米酒もりいずみ
そして私は、フェーリーに乗船する時、
『宮城県・・お世話になりました・・』
と心の中で呟(つぶや)きながら、左手に四合瓶を提げて乗船する階段を上がったのである。
《つづく》