私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の65歳の身であるが、
昨日、関西空港の問題を含め、前原国土交通相は大阪府の橋下徹知事との会談のニュースをNHKニュースで知っていたので、
この後は日本の航空行政に私は注視していた。
今朝は読売新聞の朝刊が休刊なので、先程、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】を見ていたが、
《 羽田「ハブ空港に」、国際線24時間化へ…国交相 》
と見出しされた記事であり、私は興味深く読んだりしたのである。
この記事の内容について、無断であるが転載させて頂く。
《・・
前原国土交通相は12日、大阪府の橋下徹知事と大阪府泉佐野市内で会談し、
2010年10月に再拡張される羽田空港について、
「24時間空港化を目指したい」
と述べ、国際的な拠点空港となるハブ空港として優先整備する考えを示した。
国内線は羽田空港、国際線は成田空港とする「内際分離」の原則も廃止し、
両空港の役割分担も見直す。
大阪府や千葉県など、国際空港の活用を通じて地方振興を目指している自治体から反発の声があがっている。
前原国交相は12日の橋下知事との会談後、
記者団に「内際分離の原則を取り払い、24時間国際空港化を徐々に目指したい」と述べた。
さらに「日本にはハブ空港が存在しない状態だ」として、
アジアで存在感を増している韓国・仁川空港に対抗する考えを強調した。
13日の閣議後の記者会見では、
「ハブになりうるのは、まず羽田。ただ首都圏空港の一体的運用は続けていきたい」と述べた。
羽田は地方都市を結ぶ路線が多く、成田に比べて都心からの利便性も高い。
再拡張で発着枠は年間30万回から41万回に増え、
このうち3万回分は国際線に割り振られる予定だったが、国際線発着枠を将来的に上積みする考えと見られる。
前原国交相は12日、成田空港について、
「航空需要の増大を見据えて有効活用する」との考えを示した。
ただ、羽田空港のハブ化は、成田空港、関西国際空港、中部国際空港の地盤沈下を招く可能性が高く、
地元の反発は必至だ。
橋下知事は会談後、「関空がハブ化しないのに(府が関空に)お金を使うのはおかしい」と述べ、
関空への予算支出を打ち切る可能性を示唆した。
◆成田のハブ化、アジアの主要空港に後れ◆
前原国交相が羽田空港の「ハブ空港」化に言及した背景には、
韓国・仁川やシンガポール・チャンギなどアジア主要空港と比較して、
成田空港がハブ空港として後れを取っているという実情がある。
航空業界や観光業界などにも、このままではアジアを訪れる外国人が日本を素通りしかねないとの危機感が強い。
アジア各国は、国家主導でハブ空港化を進めている。
24時間運用や安い空港使用料などによって利便性が高く、
仁川や香港は国際線の就航都市数や貨物取扱量で成田を大きく上回っている。
成田空港は騒音問題などで、発着枠の制約や夜間離着陸制限などもある。
羽田の国際化は森内閣時代に扇千景国交相が打ち出したが、
今のところ就航便はソウルや上海など近距離路線にとどまる。
国際空港としての地盤沈下をおそれる成田の地元への配慮も一因だ。
今後、同じくハブ化を目指している関西国際空港や中部国際空港などとの調整が難航する可能性もある。
(経済部 山下福太郎)
◆「ハブ空港」とは◆
各方面から国際線が集まり、近隣国や国内他空港に乗り継ぎできる拠点空港で、
車輪の中心軸(ハブ)に例えている。
アジア各国は着陸料の引き下げなど戦略的に整備を進めている。
香港やシンガポール・チャンギ、韓国・仁川は24時間運用できる便利さもあって、
国際線旅客数を伸ばしている。
(2009年10月13日11時51分 読売新聞)
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091012-OYT1T00515.htm?from=top
私はサラリーマンの現役時代には、国際線を二度ばかり利用した。
最初は羽田空港より台湾の台北を往復し、その後は成田空港からハワイのホノルルの往復であり、
海外旅行が苦手な私は、たった2回ばかりである。
そして国内線に関しては、国内旅行が家内との共通趣味であるので、
程々に羽田空港から地方空港の航空便を利用している。
今回のニユースを読んで、最初に感じ思ったことは成田空港の完成までの混迷期、現状、
そして東アジアの有力国の威信と政策により、巨大な空港を設置し、着実に実績を上げていることである。
或いは日本の各地域に百近い地方空港が設置され、狭い日本で果たして必要なことかしら、
と日頃から感じたりしてきたのである。
日本の航空行政は、もとより自民党の旧運輪族議員、所轄の官庁、そして自治体の利権、そして甘い思惑などで、
完成し、その後の空港の運用上の利益などは、殆どの地方空港は多大に赤字となり、巨額な借金が残っている。
航空が公共的な交通機関のひとつとしてなった今日を配慮しても、余りにも酷過ぎるのが現状である。
今後の日本経済の見通しは、楽観的でも堅実成長する程度と予測される方が多いので、
現状に於いては、大胆に航空行政の見直しが必要である。
この中の一環として、やむえず地方空港の廃止、縮小も避けて通れない。
しかし、国の根幹と経済の牽引力の一面として、ハブ空港の設定と整備、そして拡大は、
東アジアの主要国として、必要なことである。
このようなことを思索すれば、現状の実績、今後の見通しを配慮すれば、
やはり羽田空港の拡大している今、ハブ空港として最適であると、
素人の私さえ認識できるのである。
これまで航空行政は、自民党の旧運輪族議員、所轄の官庁、そして自治体などで、
翻弄されてきた時代であったので、
遅ればせながら新風・民主党の旗の下で、今後の固い見通し上で、
地方空港の再設定、ハブ空港の認定を私は期待しているのである。
このことは今後の日本が後楽になるか、或いは衰退になるか、
国としての瀬戸際の政策のひとつと、少しボケた私は確信を深めたりしているのである。
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昨日、関西空港の問題を含め、前原国土交通相は大阪府の橋下徹知事との会談のニュースをNHKニュースで知っていたので、
この後は日本の航空行政に私は注視していた。
今朝は読売新聞の朝刊が休刊なので、先程、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】を見ていたが、
《 羽田「ハブ空港に」、国際線24時間化へ…国交相 》
と見出しされた記事であり、私は興味深く読んだりしたのである。
この記事の内容について、無断であるが転載させて頂く。
《・・
前原国土交通相は12日、大阪府の橋下徹知事と大阪府泉佐野市内で会談し、
2010年10月に再拡張される羽田空港について、
「24時間空港化を目指したい」
と述べ、国際的な拠点空港となるハブ空港として優先整備する考えを示した。
国内線は羽田空港、国際線は成田空港とする「内際分離」の原則も廃止し、
両空港の役割分担も見直す。
大阪府や千葉県など、国際空港の活用を通じて地方振興を目指している自治体から反発の声があがっている。
前原国交相は12日の橋下知事との会談後、
記者団に「内際分離の原則を取り払い、24時間国際空港化を徐々に目指したい」と述べた。
さらに「日本にはハブ空港が存在しない状態だ」として、
アジアで存在感を増している韓国・仁川空港に対抗する考えを強調した。
13日の閣議後の記者会見では、
「ハブになりうるのは、まず羽田。ただ首都圏空港の一体的運用は続けていきたい」と述べた。
羽田は地方都市を結ぶ路線が多く、成田に比べて都心からの利便性も高い。
再拡張で発着枠は年間30万回から41万回に増え、
このうち3万回分は国際線に割り振られる予定だったが、国際線発着枠を将来的に上積みする考えと見られる。
前原国交相は12日、成田空港について、
「航空需要の増大を見据えて有効活用する」との考えを示した。
ただ、羽田空港のハブ化は、成田空港、関西国際空港、中部国際空港の地盤沈下を招く可能性が高く、
地元の反発は必至だ。
橋下知事は会談後、「関空がハブ化しないのに(府が関空に)お金を使うのはおかしい」と述べ、
関空への予算支出を打ち切る可能性を示唆した。
◆成田のハブ化、アジアの主要空港に後れ◆
前原国交相が羽田空港の「ハブ空港」化に言及した背景には、
韓国・仁川やシンガポール・チャンギなどアジア主要空港と比較して、
成田空港がハブ空港として後れを取っているという実情がある。
航空業界や観光業界などにも、このままではアジアを訪れる外国人が日本を素通りしかねないとの危機感が強い。
アジア各国は、国家主導でハブ空港化を進めている。
24時間運用や安い空港使用料などによって利便性が高く、
仁川や香港は国際線の就航都市数や貨物取扱量で成田を大きく上回っている。
成田空港は騒音問題などで、発着枠の制約や夜間離着陸制限などもある。
羽田の国際化は森内閣時代に扇千景国交相が打ち出したが、
今のところ就航便はソウルや上海など近距離路線にとどまる。
国際空港としての地盤沈下をおそれる成田の地元への配慮も一因だ。
今後、同じくハブ化を目指している関西国際空港や中部国際空港などとの調整が難航する可能性もある。
(経済部 山下福太郎)
◆「ハブ空港」とは◆
各方面から国際線が集まり、近隣国や国内他空港に乗り継ぎできる拠点空港で、
車輪の中心軸(ハブ)に例えている。
アジア各国は着陸料の引き下げなど戦略的に整備を進めている。
香港やシンガポール・チャンギ、韓国・仁川は24時間運用できる便利さもあって、
国際線旅客数を伸ばしている。
(2009年10月13日11時51分 読売新聞)
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091012-OYT1T00515.htm?from=top
私はサラリーマンの現役時代には、国際線を二度ばかり利用した。
最初は羽田空港より台湾の台北を往復し、その後は成田空港からハワイのホノルルの往復であり、
海外旅行が苦手な私は、たった2回ばかりである。
そして国内線に関しては、国内旅行が家内との共通趣味であるので、
程々に羽田空港から地方空港の航空便を利用している。
今回のニユースを読んで、最初に感じ思ったことは成田空港の完成までの混迷期、現状、
そして東アジアの有力国の威信と政策により、巨大な空港を設置し、着実に実績を上げていることである。
或いは日本の各地域に百近い地方空港が設置され、狭い日本で果たして必要なことかしら、
と日頃から感じたりしてきたのである。
日本の航空行政は、もとより自民党の旧運輪族議員、所轄の官庁、そして自治体の利権、そして甘い思惑などで、
完成し、その後の空港の運用上の利益などは、殆どの地方空港は多大に赤字となり、巨額な借金が残っている。
航空が公共的な交通機関のひとつとしてなった今日を配慮しても、余りにも酷過ぎるのが現状である。
今後の日本経済の見通しは、楽観的でも堅実成長する程度と予測される方が多いので、
現状に於いては、大胆に航空行政の見直しが必要である。
この中の一環として、やむえず地方空港の廃止、縮小も避けて通れない。
しかし、国の根幹と経済の牽引力の一面として、ハブ空港の設定と整備、そして拡大は、
東アジアの主要国として、必要なことである。
このようなことを思索すれば、現状の実績、今後の見通しを配慮すれば、
やはり羽田空港の拡大している今、ハブ空港として最適であると、
素人の私さえ認識できるのである。
これまで航空行政は、自民党の旧運輪族議員、所轄の官庁、そして自治体などで、
翻弄されてきた時代であったので、
遅ればせながら新風・民主党の旗の下で、今後の固い見通し上で、
地方空港の再設定、ハブ空港の認定を私は期待しているのである。
このことは今後の日本が後楽になるか、或いは衰退になるか、
国としての瀬戸際の政策のひとつと、少しボケた私は確信を深めたりしているのである。
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