夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『金木犀(キンモクセイ) 想い残し 彩(いろ)どられ』・・。

2009-10-12 08:58:16 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の65歳の身であるが、
この5日前、午前のひととき主庭に下り立ち、微(かす)かな匂いが漂ってきた折、金木犀(キンモクセイ)の芳香と分かった・・。
私は近づくと、樹木の下方に10数の枝葉に橙黄色の小花が咲いていたのである。

私は微笑しながら、もとより俳句の素養もないつたない身であるが、

   金木犀(キンモクセイ) 想い残し 彩(いろ)どられ

と詠んだりしたのである。


私達夫婦は、この5月に金木犀(キンモクセイ)の樹木などの雑木を剪定をしたのであるが、
樹高を大胆に短くしたのである。
金木犀(キンモクセイ)も主木の2本は2メートル、そして1.5メートルとしたので、
今年の秋には花芽がつなず、もとより花はあきらめていたのである。


私は家内の父が5年前のこの時節に死去したのであるが、
亡くなったと家内から知らせを聞いた時、金木犀が満開となり、
初七日を終えて私達夫婦が帰宅した時、
金木犀の枝に橙黄色の小花が残っているが、大方は地上に絨毯のように敷き占めていたのであった。

私は金木犀の橙黄色の小花を眺めたり、微(かす)かな匂いが漂ってきた時、
家内の父との25年ばかりの交遊が重なってしまうのである、
春の桜見、旅先のひととき、年末年始に我が家でお歳取りで泊まって頂いた時、
入退院のお見舞・・
走馬灯のように想いが去来するのである。



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