夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『日本のフォーク&ロック大全集』・・♪ 《初出2006.12.23.》

2008-05-06 23:38:20 | 音 楽
昨夜、テレビ番組を見ていたら、NHK衛星第二で『日本のフォーク&ロック大全集』と題し、
3時間半の生放送があり、視聴した。

《あなたにとって青春の1曲とは何ですか?》というサブ・タイトルに惹かれ、
60、70、80年代の曲で懐かしく最後まで視聴した。

私はあるレコード会社に35年間勤務した身であったが、
2割がた初めて聴く曲もあった。

製作畑でなく、管理畑であり、コンピューター専門職を20年前後していたので、
この期間は業務に専念し、開発・運営の多忙期間は、当然として睡眠時間を削っていたので、
その当時の流行った音楽を聴いている余裕はなかったりした。

営業の管理系になった時は、その当時の流行の音楽は、責務として聴いたりした。

このような歳月を過ごしてきたので、8割程度は知っている。

懐かしい曲を視聴する時、どなたも同じと思われるが、
その当時の自分を想いだされる。

この番組を見る前には、NHKスペシャル『ロシアよみがえる大国』を視聴する予定であったが、
やはり苦楽を共にした音楽に惹かれることもある。

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年の瀬、庭の手入れ・・♪    《初出2006.12.23.》

2008-05-06 23:27:54 | 定年後の思い
落葉樹も葉を大半落としているので、先程まで庭の手入れをした。

もみじの4本の中で、2本はわずかに葉を残しているが、年の瀬を迎えているので少し小奇麗にした。

日本水仙は莟(つぼみ)となっているが、淡い黄色になっている程度である。

家内の母が29日に来宅し、新年の4日まで滞在して貰うので、
家内は座布団、炬燵(こたつ)布団を干したりしている。

退職後の年金生活の3年生であるが、何となく心せわしい。

もみじ、花梨(カリン)の葉がわずかに残しているが、
微風を受けると、はらはらと葉を落としている。
こうした情景を観ていると、歳末まであと一回は、庭の手入れが必要と思ったりしている。


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飲酒運転は、免許書没収・・!?    《2006.12.23.》

2008-05-06 23:25:56 | 時事【社会】
東京の郊外は、5日ぶりの晴れ間となり、
日中は13度前後の暖かな日、と天気予報は報じている。

そして、NHKが飲酒運転に伴なう悲惨な出来事、対策を特集として報じていた。

アメリカのある州に於いては、飲酒運転をしていた場合は、自動車の免許書を没収と報告されていた。

私は飲酒運転でなくても、人間は誤りがあるので、
まして飲酒運転の場合は、論外と確信し、即時に免許書は没収に賛意する。

私の住む調布市に於いては、市の職員は飲酒運転で事故の有無に関わらず、解雇となっている。
私は、住民のひとりとして、当然と思っている。

尚、私は若い頃は自動車を運転していたが、
長年ペーパー・ドライバーを得て、
定年退職後に免許書の更新時に放棄した身である。

公共の交通の頻繁(ひんぱん)にある地域の人々は、
ある程度年配になった時、自動車は運転しない責務も必要と思っている。


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今年も、余白少なくなり・・♪   《初出2006.12.22.》

2008-05-06 23:16:06 | 定年後の思い
今年もいよいよ10日足らずとなり、歳末の時節を迎える。

私は定年後の3年生の身のせいか、日々が早く過ぎている。

現役時代は、その日、週、月次、四半期、半期といったように、
業務上の区切りあったので、心身共に順応させていた。

退職後の今は、季節ごとのサイクルに変わっている。

冬の季節は、こうして過ごそうと立案し、旅行、庭の手入れ等の計画をするが、
多少ずれ込んでも一向に差し支えない。

月刊誌の『文藝春秋』の発売日などで、
あれぇ、もう1ヶ月が過ぎたのか、
驚いたり、戸惑ったりする月もあったりする。

ゆったりとして過ごしているつもりであるが、
過ぎ去ってみれば余りにも早い、というのが実感している。

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『冬至』、古来からのならわし・・♪    《初出2006.12.22.》

2008-05-06 23:13:44 | 時事【社会】
東京の郊外は、寒い曇り空で、ときおり小雨が降ったりしている。

先程、冬至の日を迎えると、カボチャを頂き、何故ユズ湯に入るのかしら、
と改めて思い、色々と調べたりしていた。

知識人・藤野邦夫・氏の学説に寄れば、

南瓜(カボチャ)は栄養価の高い緑黄色野菜の代表格。
炭水化物、蔗糖(しよとう)、ブドウ糖の他、カロチンもも富んでいる。
だから、この保存の利く野菜を、栄養の片寄りがちな冬に食べて、
元気をだそうという意味である。

柚子(ユズ)湯の場合は、『ユズ』と『融通(ゆうずう)』、
『冬至』と『湯治(とうじ)』の温泉や薬湯に入って病気を治すという二重の語呂合わせによる。

《冬至の日に、柚子湯に入って湯治をすれば、
無病息災で冬を過ごせて、ピンチになっても融通が利くようになる》
という、縁起かつぎなのである。

以上を無断であるが引用させて頂きました。


我家は改めて柚子、南瓜は秋から何時でも触れられるので、
こうした習慣はしていない。

さしずめ、今晩は、
旅行先の買い求めた辛口の地酒を弐合徳利で人肌ほどに温め、
味噌の製造元で購入した生姜(ショウガ)、牛蒡(ゴボウ)、茄子(ナス)などの味噌漬けをお酒の友とし、
家内と旅行先のこぼれ話をするのが楽しい。

その前提条件として、お風呂に入り、身体を温めた上であることは、いうまでもないことである。

歳を重ねると、素直でない面も、ときおり私にある。



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旅の最大の魅力は・・♪ 《初出2006.12.21.》

2008-05-06 22:39:31 | 旅のあれこれ
私達夫婦は共通の趣味は国内旅行であり、ときたま各地を訪れている。

ときには温泉滞在に行ったりしているが、
私達は自動車を所有していないので、交通の便とホテルの宿泊を配慮すると
旅行会社の温泉滞在プランを利用することもある。

この旅行会社の温泉滞在プランの多くは団体ツアーであり、個人旅行よりも格安である。
私の場合は新宿、上野、東京駅、或いは羽田空港の集合し、現地におもむく。

今回の場合は、バスを利用するので、新宿の都庁付近の駐車場に集合となり、
長野県の白馬村のリゾート・ホテルに3泊4日であったので、
バスで中央自動車道を通り、現地の滞在先に行ったりした。

車窓から観られる初冬の景観もさることながら、
途中の休憩、昼食などで私達と同様なツアー参加者の方達との、
何気ない会話も旅の魅力のひとつである。

人それぞれの人生を過ごされ、ご夫婦の方達、女友達、或いはお一人の方、
さまざまな人達であるが、私はこうした折に多くのことを学んでいる。

個人旅行はそれなりの魅力があり利用しているが、
団体ツアーの場合はこうした親近感も増すこともあり、
ある程度の節度をふまえて接している。

滞在先のホテルの館内でも、大浴場、露天風呂、レストラン、ロビー、
或いは観光地先で話したりしている。

私達は周遊観光、滞在ツアーにしろ、時折ここ20数年利用してきたが、
特に私達夫婦よりご年配の夫婦の方達から学んだりしている。

何気ない主人、奥様の会話、しぐさ、生活の信条などがかもし出される・・。

私達夫婦が40代を過ぎた頃から、こうした方達を見たり、話したりした上で、
歳を取ったら、あのようなご夫婦も素敵だ、
と色々と教示させられている。

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信州・白馬滞在記【2006.12.17. ~ 12.20.】

2008-05-06 22:15:13 | 
   序章  本日より、3泊4日の温泉地滞在

長野県にある白馬村のリゾート・ホテルに旅行に行くので、
現地の天気予報をインターネットでチェックしたら、雪で歓迎してくれるらしい。

現地のお方達は、生活が密着されているので、それぞれ何か大変であるが、
東京の郊外の田舎者としては、
旅人の身の上もあり、これ以上の情景はないと思っている。

現役時代の時は、この時節は、なお一層多忙な時だったので、
退職後の今、ときおり色々なことを浮かべたりしているが、
のんびりと過ごせるのは特権のひとつとして甘受している。



   第1章  旅のはじまりは、イタリア料理

白馬村温泉3泊4日の旅は、17日の日曜日に団体ツアーで新宿を出て、
曇り空の中、中央自動車をバスは順調に走破した。

初冬の葉の落とした裸木の樹林を見ながら、長野県は雪が予報されていたのに、
松本市を通過した時は、雲ひとつない晴れ間となり、
私は戸惑った・・。

安曇野地域にに入ると、北アルプスの山嶺が連なり、
雪の白さで一層高く奥深い山頂を感じさせてくれる。

白馬村は登山口、八方尾根のスキー場があった上、
10年前の長野冬季オリンピックのジャンプ競技場となった所で、
オリンピックの開催される数年前からリゾート・ホテル、ペンションが盛んに造成された所でもある。

私達の泊まったリゾート・ホテルもこの中の一軒と思われ、
JR白馬駅から街はずれの所にあった。

1時半過ぎにホテルに着いた後、
どんよりとした曇り空に変ってきたが、家内と周辺を散策した。

北アルプンの一連を成す唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳の2800メートルを超す山峰から山裾はわずかなので、
歩いている平地からは聳(そび)え立つ観であった。

駅前に出た後、近くにログ・ハウスの建物のイタリア料理が見えた。
入り口まで小石を散りばいたような小道が気に入ったので、遅い昼食とした。

マダムの説明では、出来うる限りの自然栽培の野菜、ピザは生地から作り、
香辛料も10数種類工夫し作られた、
と聴いたのでビール、ワインを呑みながらピザの3種類、
家内の注文した2種類の料理を少し食べているうちに少し酔いがまわってきた・・。

この時、近くのカナダの30代の男女の7人が店に入ってきた。

この中の一人の男性が、
カウンターの床のはずれに毛布に包まれた所に手を差し伸べた・・。
中から2歳前後の男の子が昼寝をしていたらしく、
親にすがった・・。

私は少し驚き、辛口のワインを2口呑んだ後、
店の小庭に面した喫煙場で丸木の椅子に座り、煙草を喫った。

白馬村の駅に近いさりげない場所に、
深みのある料理を食べさせてくれる店もあった。

ホテルに戻る時、小道を歩いていたら、雪が舞い降りてきた・・。

『XXちゃん、やっと雪が・・』
と私は空を見上げながら、家内に言った。

『あした・・積もるかしら・・』
と家内は言った。



   第2章 雪降る中の散策・・♪

白馬村は17日の夕方から雪が降りはじめ、
夜間は降ったり止んだりしていた・・。
早朝に目覚めたが、雪がしんしんと降っていた。

朝食の前後に風呂に入って、10時過ぎに、
雪降る中を散歩に出かけませんか、と家内は私に言った。

私は冬用のウールのスポーツ・シャツにマフラーを首に巻いて、
冬用のフィールド・ジャケットに手袋をした程度であった。
冬用のストレッチ・パンズのズボンを穿いて、ハイキング用の靴でホテルを出た。


朝食の前に、雪の量と寒さを浴衣と丹前姿でロビーから少し外に出たが、
マイナス数度前後であったので、
冬用のセーターは着る必要のないと感じたのである。

家内は私と同じような格好であったが、
女の身であるので、セーターは着るように私は言った。


私達は雪の降りしきる中を、積雪は20センチ弱であったので、
八方尾根の麓(ふもと)にあるゴンドラ・リフトを目指して歩いた。
通常のホテルはなく、洒落たペンション形式が数多く見られたが、
師走の時の月曜日のためか、
どこのペンション、喫茶店は閉館している。

このように付近を散策したが、帰路の途中でコンビニでおにぎりを三つ買い求め、
ホテルに帰還した。

私は直ぐにお風呂に入り、雪に濡れた髪の毛を洗い、少し温まった後、
部屋に戻り、ホテルの売店で買い求めた地酒を呑みながら、
おにぎりを2つ分を食べた・・。
このおにぎりは、新潟米と精選した具と明示された生たらこ、イクラ、そしてシャケなどであったが、
予想以上に美味しかった。

家内も煎茶を飲みながら、分け合ったおにぎりを食べたが、
ほどほど美味しいわ、
と言ったりした。

その後もホテルの窓辺からは、雪の舞い降りる情景を見ながら、
暖かい部屋でお酒の呑みながら、煙草を喫い、
これ以上の贅沢はないと実感した。



   第3章  小布施の『岩松院』

19日にオプショナル・ツアーでトライアングルと称された小布施の街並み、
善光寺、そして川中島古戦場に参加した。

私達は自動車を所有していない身なので、
こうした催(もよお)しは積極的に利用している。
宿泊のホテルからマイクロバスでその地の名所を周遊し、
時間に隙間なく廻ってくれる。

小布施の街の外れにある『岩松院』の寺に行った。
このお寺は葛飾北斎に寄る大間天井絵、福島正則の霊廟、
そして小林一茶のと蛙合戦の池として、ゆかりの古寺で知られている。

私は絵心はない上、まして極彩色は嫌いであるので興味がなかった。

小林一茶が蛙合戦を観て、
【やせ蛙 まけるな一茶 これにあり】
と詠んだとされている。
解説に寄れば、病弱な初児・千太郎への声援の句であるが、
その願いもむなしく千太郎は、一ヶ月たらずで他界し、一茶54歳の時だった。

このような綴りを読むと、幼児には可哀想であったが、
あの時代にしては一茶は元気だった、と余計なことを思ったりした。

福島正則が芸州の広島城の50万石から、幕府の指針により、
この地に国替えさせられ、4万5千石となり、
悲運をなげきつつ在信5年で亡くなった、
と解説されていた。

私は確かに福島正則公は不運であるが、
それより芸州時代に仕えた配下の人々の悲劇、
路頭に迷い浪人衆にならざるを得なかった人々に、
何よりの餞(はなむけ)をしたいと思ったりした。

山門から本堂への境内にある桜の3本の古木は、
折れて主木を残すばかりとなっているが、
この情景が何より心の残った。


   第4章  『おぶせミュージアム・中島千波館』

小布施の街並みは、小奇麗な街並みで清潔感のある町と感じた。

これといって目的のない散策をしていたが、
街の外れに『おぶせミュージアム・中島千波館』があり、
美術に関しては全くの素人以前の身であったが入館した。

中島千波・画伯については未知の人であったが、
『樹霊淡墨櫻』と『素櫻神社の神代櫻』の2点は魅了させられたが、
あとの数多くの絵画は理解できなかった。
家内も同じように感じたらしい。

私は独りで別館に行くと、20数名の画伯が寄贈された展示室であった。
その中で、『早芽(そうが)』と題され、
山里の対岸の川沿いから山の峰まで落葉樹が
芽吹きはじめた情景を素朴に表示されていた・・。
この1枚の絵画には感銘させられ、そして魅了された。

私は入り口の付近の受付に戻り、
『あちらの館にある『早芽』を描かれた画伯の略歴をご教示・・
お願い致します・・』
と私は若い女性に尋ねた。

受付の若い女性は、少しまごついて奥の部屋に消えて、
しばらくすると、70前後の男性が見えた。
『館長が不在でして・・私が代りに・・』
と挨拶された。

私は手短に経緯を話した。

『でしたら・・その展示されている所に行きましょう・・』
とそのお方は言った。

『私は・・絵に関しては何の知識もありません・・
小学生の頃から図画の時間・・通信簿3以上取れたことのない身です・・』
と私は言いながら、通路を歩いた。


私は先程の『早芽』の前に行き、
『全くの素人ですが・・私のつたない感性から・・
何かしら感銘を受けまして・・感動を頂いた次第でして・・』
と私は言った。

『私は昭和12年生まれでして・・』
とそのお方は言った。

『私は昭和19年生まれです・・東京の郊外に生を受けた身です』
と私は言った。

『このお方は・・90歳を超えられたお方でして・・
小菅ニ三郎・画伯でして・・』
とそのお方は私に略歴を説明してくれた。

その後、通路で家内と逢い、そのお方に礼を言いながら辞した。

『副館長・・』
と受付の若い女性がその方を呼ぶのが聴こえた。



   第5章  小布施の街並みは

小布施の街並みは小奇麗で清潔な街並みと綴ったが、
煙草の灰皿が各所にあり、飲み物の自動販売機が目立たない処にあり、
私は大変に好感が持てた。
何より【潤いのあるまちづくり】がこの町の基本とされているらしく、
私は魅了された。

この町は栗で全国に名をはせる街らしく、
『栗ようかん』、『栗かの子』、『栗おこわ』などがあり、
栗和菓子の店に入った。

私は日常に於いて、和菓子は婦女子の嗜好品と思っているが、
旅先ではその地方の文化のひとつと確信しているので頂いている。

家内に和菓子の選定をまかせ、店内の外れに毛氈を敷いた椅子に座り、
煎茶を頂きながら食べたりした。

街並みも素朴さを保って折、私なりに心に留めて、この街をあとにした。


この後、川中島古戦場と称された八幡原史跡公園に行ったが、
武田信玄と上杉謙信の戦いを思い馳せるより、
犀川と千曲川の広大な中州のこの地の公園の樹木に魅せられた。

何よりゆったりとした公園のたたずまいが好感した。



   第6章 道祖神にめぐり逢えて

旅の最終日は早朝から、澄み切った快晴となった。

7時頃、山の峰に朝日が受けると雪の白さが淡い朱色に染まった・・。

午後2時にホテルを出発するバスに乗るが、
時間は充分あったので、午前中は周辺を散策した。

一昨日、雪の降る中を散策したが、情景は一変して、
暖かな陽射しを受け、冬枯れの田んぼが広がり、のどかな景観である。
山峰の中腹まで雪の白さが陽射しを受けているので、
まばゆい情景となっている・・。

田んぼのあぜ道の脇に小川が活きよいよく流れ、
水の豊富な地域だと実感できたりした。

村道に出ると、雑木林があり、その外れに道祖神があった。
人の訪れもなく、歳月を見守っているようにも感じられ、
柔らかな冬の陽射しを受けていた。

私の日常生活は、ともすれば身過ぎ世過ぎの生活実感なので、
こうした道祖神に心を寄せ、浄化を求めたりした。

やすらぎ・・使い古るされた言葉であるが、
このような周辺の情景を見つめると、
齢を重ねた今でも、それなりに心に沁みてくる。

人それぞれ、旅先の思いはさまざまであるが、
私は何気ないこうした光景がまぎれもなく心に残っている。



   最終章  旅から戻ると

自宅の門扉を開け、玄関までの石段を上がると、
主庭のモミジが朱色に染められていた。

郵便受け入れ箱で来信書類を取り込んで、
私は家中の戸を開け放ち、外気にさらした。

その後、お風呂に熱湯をそそぎこんだりした。
家内は旅行バックを空けて、衣料や旅行先で買い求めた品を整理し始めている。

私は煎茶とコーヒーを淹れ、帰宅後、初めて煙草を喫ったりしている。

我家は四季それぞれ旅行に行ったりしているが、
帰宅後は、ほぼ同じように家内と手分けをしたりしている。

そして、旅行先で買い求めた酒の友に最適な品で、
純米酒を呑みはじめた・・。


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家内への誕生祝い・・♪    《初出2006.12.16.》

2008-05-06 21:49:37 | 定年後の思い
私達は結婚して30数年過ぎている身である。

来週のなかば、家内の誕生日なので、1つ月前頃、
『何か・・』
と私は言った。

『そうねぇ・・これと云っても・・
やはり・・温泉に入って・・のんびりしたいわ・・』
と家内は言った。

こうした状況をふまえて、明日より3泊4日で長野県にある温泉に滞在旅行となった。


結婚する前後の頃は、
誕生日祝いを含めて、シティ・ホテルや銀座のレストランで食事をした。
日常の休みの前夜は、和食、洋食を問わずある程度の所で食事をし、
当然ながら日本酒、ワインなどを呑んだりした。

私は呑兵衛なので、居酒屋、寿司屋に行ったり、
レストラン風のバー形式に行き、ウィスキー、ビールも呑んだりした。
このように家内と連れ立って、食事に纏(まつ)わる所に出入りしていた。

私は衣服は普通のサラリーマン並みでよいが、
食事に関しては趣味、趣向が最もそのお方の個性が出やすいので、
多少高価な料理でも奮発するタイプである。

家内も料理が好きなので、
結婚の数ヶ月前に明治屋が斡旋した料理教室に通い、
結果として私の独断的な趣向を満足させてくれた。


このように食べ物に纏わる誕生日祝いは、長らく続けてきたが、
10年前頃からは、私の勤務の関係で1泊2日、2泊3日の小旅行としている。

食事、洗濯、掃除から解放されて、のんびりと温泉にしたるのが、
家内の最も望む趣向に代わってきている。

定年退職を過ぎた私に、誕生日祝いは特別にして貰わなくて結構であるが、
季節を問わず4泊、5泊を望んでいる。

私達はこの12月以外に、ときたま多めの宿泊の温泉滞在となってきている。



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小鳥たちのたわむれ・・♪    《初出20006.12.16.》

2008-05-06 21:44:52 | 定年後の思い
我家の庭に定期便のように小鳥が飛来する。

私より家内の方が小鳥に関して詳しい・・。
目白(メジロ)、シジュウカラ、雀(スズメ)が多いとのこと。

10時前に居間で家内とお茶の時間とした。
私は煎茶で家内はコーヒーであるが、
居間の窓際のテーブルにお盆を置いて、飲んでいた。

モミジの朱色の葉は、わずかに残っているが、小枝に小鳥が2羽が飛んで来た。
『XXちゃん、小鳥が2羽・・いるよ』
と私は家内に言った。

『あれはメジロです・・』
と家内は言った。

『あれがメジロかょ・・』
と私は言った。

『前にも・・教えてあげましたょ・・』
と家内は微笑みながら言った。


私は雀ぐらいは解かるが、あとはすべて小鳥と称している。

メジロの1羽は小枝から小枝に飛んで、何かを啄(つい)ばんでいる・・。

もう1羽のメジロは小枝から枝先の方に移動し、少し身体をよろけている・・。

家内は笑っている・・。

家内に云わせれば、器用に餌(えさ)を啄(つい)ばめことのできるメジロもいれば、
或いは不器用なメジロもいるらしい。

以前、家内から教えられたことであるが、
さしずめ少しよろけたメジロは私に似ているのかしら、と思って見詰めた。

よろけたメジロは、この後はしっかりとした枝に止まり、
先程の動悸を鎮(しず)めているのか、陽射しを浴びている。


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家内の時計は・・♪    《初出2006.12.16.》

2008-05-06 21:27:05 | 時事【社会】
我家の家内は、56歳の身であるが、時計に関しては買い物程度では普段していない。
手首に重いから嫌っている・・。

旅行などに行く時は、止む得ずディズニーのミッキーマウス絵柄の時計を
ハンドバックにちょこんと付けている。

街に売っている5000円しない、安ぽい時計である。

私達が結婚する前は、普段どこでも見られるある程度の婦人用の時計をしていた。

専業主婦になってからは、冠婚葬祭の場合は、この時計を手首に巻いている。

私が10数年前に会社のハワイ旅行に行った時、
デザインが気に入り少し華やかさがあり、非公式の時に家内にぴったりと思い、
多少高価であったが家内用に買ってきた。

この時計も重いと云って、身に付けなかった。

結局、非公式の旅行などは、ミッキーマウス絵柄の時計を一度は失くしたが、
値段が手軽なので、2台目を愛用している。

ハワイの少し華やかな時計は、家内の母が気に入って、愛用して頂いている。

明日より私達は3泊4日の旅行に行くが、
数日前に家内が旅行の準備をしていた時、
時計が止まっている、と家内は少しがっかりしている。

私は本日の日中、電池を換えて貰うので、久々に時計屋さんを訪ねる。

私の時計歴は、年収に応じた紳士時計を10回前後買い替え、ごく普通のサラリーマンと同様である。

尚、私はウォルト・ディズニー関連は、苦手である。
ディズニー・ランドは高校生までの女学生、幼児を抱いた若い夫婦が行く所だと思っている。

キャラクター商品など身に付けるものは、小学校の女の子までと確信しているが、
人生はときには妥協している。


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暖かな日中、旅行の準備・・♪   《初出2006.1215.》

2008-05-06 21:24:32 | 旅のあれこれ
東京の郊外は急速に天候が回復して、10時過ぎには暖かな陽射しとなった。

私は散発屋(理髪店)に行き、
『このようなおだやかで・・暖かく・・あと二週間少し過ぎれば・・お正月・・
年の暮れに向っているとは・・何となく、今年も早すぎて・・』
と私は軽口を言ったりしていた。

この後、買い物の数軒を済ませた後は、銀行に行き、定期の満期が到来するので、
少し話し込む。

酒屋さんに注文していた純米酒10本と煙草を20箱を配達して貰い、
年末年始までの在庫確保をしたりした。

明後日の日曜日から、家内と3泊4日の温泉滞在旅行に行くので、
家内は旅行の準備の用意をしている。

私はデジタルカメラの電源のリチウム・イオンの電池を充電したり、
記憶媒体のCFカードの512MBと1GBを初期設定などをしたりしている。

そしてインターネットで旅行先の天気予報を確認しながら、
『積雪はないけれど・・雪が降ると思うので・・寒いよ・・』
と私は家内に言ったりしている。

家内なりに防寒衣を用意して折、
私が見たところマイナス10度前後まで大丈夫となっていた。

退職後の身なので自由時間があるが、それなりに私は忙しい・・。

掲示板に書き込んで下さって方々に、
返信が出来ず申し訳ないですが・・と呟(つぶや)いたりしている。


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朝のニュースで、関心したニュースは・・♪   《初出2006.12.15.》

2008-05-06 21:20:30 | 時事【社会】
朝の6時半に玄関庭に下り、薄暗い中で雨雲が上空に漂っているが、雨が上がっていた。

樹木は濡れ、地面はしっとりとしている。

煎茶を淹れた後、NHKのニュースを視聴しながら、読売新聞を読み始めた。

塩野七生・女史の『ローマ人の物語』の最終15巻の新刊本の広告記事を読み、
読売新聞に寄る著作者のインタビュー記事を深く読んだりした。

私は新聞に連載される小説を原則として、読まない主義であり、
完結の単行本になってから本屋で買い求めるタイプである。

私は塩野七生・女史が綴られた単行本は愛読している方であったが、
この『ローマ人の物語』あえて避けてきた。
今後、このお方の渾身のこのシリーズを読める楽しみがある。

昨夜からインターネットの各ニュースで、
『英EMIに寄る東芝EMIの完全子会社化』を発表されていたので、
私にとっては興味があった。
長年、あるレコード会社で苦楽を共にして勤めてきたので、
業界の出来事は退職後の今でも、多少は気に掛かるニュースであった。

このような拙(つたな)い体験があるので、
果たして読売新聞の記者はどのように新聞記事として掲載するか興味があり、
私なりに読み込んだりした。
80点程度の記事の内容であったが、合格記事であった。

朝の7時に、野球界の松坂投手が大リーガーの正式入団が決まり、
記者会見をしているのを観た。
私は野球は素人以下の知識しかないが、
1年目に10勝、2年目以降は12勝前後を期待しているが、
何より獲得したレッドソックスがワルード・チャンピョンとなり、
松坂投手は多大に貢献した人としての勇姿を夢をみている。

このように定年退職後3年生は、朝のニュースでも、
この3つがあれば充分満足している。


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ときには、夕寝・・♪    《初出2006.12.14.》

2008-05-06 21:16:38 | 定年後の思い
久々の庭の手入れをした。

白梅の黄色の葉は、わずかに残り、モミジ朱色の葉は半分程散っているが、
葉の多いモミジは曇り空の中、華やかな彩(いろど)を観せてくれている・・。

休息の時、煙草を喫っていたら、前方に紅色の花が浮かんでいるように観え、
藪椿(ヤブツバキ)が咲き始めたのに気付いた・・。
近づくと、莟(つぼみ)が数多くつけていた。

初冬の時節、樹木の花が少なくなるので、されど藪椿、と慰めを頂いた。

2時過ぎに疲れてきたので、見切りをつけて、入浴した。

その後、遅い昼食としたが、多分寝るだろうと予感がして、晩酌用のお酒を頂くことにした。
家内は洗濯、掃除を終えた料理をしているところだったので、好都合である。

3時過ぎにお燗した純米酒を呑みながら、夕食兼のように料理を味わい、
家内ととりとめない話をした・・。

一時間後、私は『文藝春秋』を持ちながら、布団の中で読んでいるうちに寝付いた。

6時過ぎに目覚め、玄関庭に下りたら、雨が降っていた。
玄関灯から射すわずかな光線の中、雨に濡れながら、朱色の色合いのモミジが浮かんだ。

私は居間に引き返し、
『XXちゃん、何時から雨が降り出したの・・』
と私は寝ぼけ眼で家内に訊(き)いた。

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初冬の庭の手入れ・・♪    《初出2006.12.14.》

2008-05-06 21:14:46 | 定年後の思い
この1週間、庭の手入れをさぼっているので、落ち葉が散乱している。
初冬の雑木林の情景といって、ごまかしているが、
風に舞いながら道路に散らすのは困るので、
日中に庭の手入れをしょうと思っている。

NHKで早朝の天気予報を視聴していたら、
『今日は、九州や沖縄は朝から雨・・
中国・四国・近畿は昼過ぎから雨・・
東海・関東・北陸は夕方以降に雨の所が多くなるでしょう・・。
沖縄では、午後は激しい雨に注意が必要です。
東北や北海道は、日中は大体晴れるでしょう。
最高気温は、関東から九州にかけては、12度から13度の所が多く、
この時期らしい寒さです。
北陸や北日本は、平年を少し上回り、厳しい寒さはないでしょう』
と報じていた。

沖縄のお方には、お気の毒であるが、
本州はほぼ平等に、九州から東に雨雲が流れ、東京の郊外でも夜に雨と予測されている。

私の住む地域は、昨夕から夜の9時頃まで雨が降り、
主庭の落ち葉、地面はしっとりしている。

午前中は晴れ間となり、昼下りから曇りとなる、と予測されている。

こうした状況をふまえて、10時過ぎから日没の4時半頃が庭の手入れに最適と思っている。

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初冬の夜には・・♪    《初出2006.12.13.》

2008-05-06 21:12:43 | 音 楽
東京の郊外は、午前中は晴れ間となり、午後になると雲の空となり、
午後3時過ぎから雨が降ってきた・・。

気象庁の天気予報と差異はなく、家内と笑ってしまった。

日暮れる早い時節なので、我家では夕食も6時台の時もある。

ここ数日、読書に関しては『文藝春秋』を月刊誌なので、優先的に読んだりしている。

或いは、セリーヌ・ディオン、MISA、小柳ゆき、GLAY、X JAPAN等のビデオ、DVDを視聴している。

あの頃をひとつのブームとして時代を築いたアーティストの歌声に、
私の過ぎ去った日々の想いでに重ねる・・。

ときたま私は初冬の夜長、このような音楽に聴いている。

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