今、学会で札幌に来ている。今週は私が長年出ていた3GPPが福岡であり、そちらに出たい気持ちもあったのだが、先に札幌に学会のほうに出るのを決めてしまったので反対方向に来ている。
札幌は涼しいと思って背広を着てきたのだが結構暑く、歩いていると汗ばんでくる。駅前のホテルに泊まって北大で行われている学会に参加しているのだが、北大構内に入ってからが遠く、歩いて30分くらいかかる。東京よりはもちろん涼しいが、上着は不要という感じである。
電子情報通信学会のソサエティ大会という学会で私の参加していた国内の学会としては最大級だと思っていたが、使っている部屋は大学全体から見るとごくわずかで、北大の規模の大きさが伺われる。
札幌には私自身1年ほど住んでいたので懐かしさを感じる。私の従姉妹が住んでいて夕食を共にして現状をいろいろ話し合った。今日から大通公園で北海道特産市だそうで、のぞいてみたいと思っている。
学会に出るのは10年以上ぶりである。私は標準化会議に出るようになって以来、そちらのほうが面白く、学会はすっかりご無沙汰していた。最先端の研究発表を聞くよりも、教授たちがたくさん集まっているような、動向を議論するようなセッションに参加している。やはりそれぞれの人が独自の見識を持って話しており、「こういう意見交換の場は悪くないな」と改めて感じた。
私は「国際標準化と技術イノベーション」時限研究会のパネル討論会でパネリストとして出た。プログラムを見る限り統一性の無いパネルのように感じていたが、司会の浅谷教授の仕切りがうまく、結構議論は盛り上がった。私はこういう研究会があることを知ったのも始めてだったが、阪大にも標準化を授業としているショットしたグループがあることを知ったり、技術標準ではなくスキル標準(ソフトウェア技術者の)の話を聞いたりして結構有益だった。
終了後個懇親会で来年の副委員長を引き受けることになった。始めて参加した会で唐突な感じはしたが現在の役員だ度と話した感じで違和感は無かった。タイトルも現在の私の講座のタイトルと近いので、うまくアクティビティを高めていけるように思う。
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