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楽しみ

蛇と月と蛙
田口ランディ
朝日新聞出版

気がつけば前回ブログ更新してから10日も経ってしまった。
春分過ぎて庭や畑の草木の新芽がぐいぐい伸びてきた。
先週もけっこうな量の焼き菓子作ってたし、また保健所行って新しい営業許可証もらってきたり
地元小学校の卒業式に出たり友人と夜カフェしたりオットの誕生日祝いしたりとささやかに充実してた。
久々に外のお店で女子トークしてたら「杜屋さんの楽しみはやっぱり読書?田口ランディ?」と聞かれた。
楽しみか~確かにお菓子作りジャム作りと庭畑作業という仕事に関わること意外の楽しみって
今は読書くらいしかないかな~最近映画館もほとんど行かないしDVDレンタルもしないしな~
図書館と本屋に行くこと意外の楽しみって何かあったっけ・・・

先日磐田の保健所へチャリで行った時、ついでにその先の磐田図書館まで足を伸ばした。
とりあえず田口ランディ本コーナーを眺めてみたら、うちの近所の図書館ではお目にかかれない位
ずらーりと著書が並んでいたけれど、よく見たらほとんど全て読んでいた。
市内図書館間のネット取り寄せで読破。
私が田口ランディにはまるきっかけになったのは、尊敬する内田樹先生のエッセイの
「田口ランディさんの”モザイク”という小説の中に出てくる合気道家のお祖父さん」
の話がきっかけなのだけど、代表作「コンセント」「アンテナ」「モザイク」の長編3部作よりも
それ以後に書かれた小説のほうがおもしろかった。
それにしても田口ランディさんのツイッターの、まるでお坊さんのような生きるヒント的の
慈悲深い言葉からは想像しがたいほど著作にはキワドイ表現が多々あるので、
「田口ランディにはまってる」とブログで公言するのも憚られる気がする。まぁ今さらどうでもいいけど。
私はひとりの作家にはまったら、大体1年間その作家の著書ばかり読むことが多かった。
遠藤周作、高橋克彦、石田衣良、宮部みゆき、そして田口ランディ。
磐田図書館に並んでた本でまだ読んでなかった「蛇と月と蛙」短編集。
この1冊には著書のテーマが粋のように詰まっている。
生命と死、目に見える命と目に見えない命、テレパシー、皮膚感、身体感覚。
命の「働き」というもの。それに魅かれて田口ランディ本を読み尽した。
味噌は新月に仕込むと美味しくなる。そういう話はやっぱりおもしろい。

HP
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