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皮膚感

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界
クリエーター情報なし
朝日出版社

読みたい田口ランディの本が地元の図書館にはわずかしかなかったので
半年ほど前からは市内5カ所の図書館蔵書をネット予約してから借りに行っていた。
予約した翌日か翌々日には入荷のお知らせがメールで届くので便利に利用していたが
久々に事前予約無しでふらりと図書館に立ち寄る。
シンプルな迷路のような棚の間をするすると歩きながら
そういえば先月テレビでやってた今ブームのアドラー心理学の本ないかな~
とふいに思い立って心理学コーナーに行くが見つからない。
好きな作家、興味のある本以外の本を借りるきっかけは?
ずらりと並ぶ格式ばった本の中で背表紙がキラリと一瞬ひかり、
これ読んでみてーとかそけき声が聴こえるような本がたまにある。
とりあえず手にとってぱらりとめくり、興味を持ったら借りてみる。
それがこの本。「第3の脳-皮膚から考える命、こころ、世界」。
化粧品会社に勤務して皮膚の研究をしていた著者の話は
私が好きな田口ランディの物語にも通ずるような、皮膚感覚、肌に存在する心、
頭の中にある脳の前に指先が判断している、という話にとても興味をひかれた。
人間の持つ五感、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚のうち、
四つを失い、どれかひとつだけ残すとしたら?
触覚を失ったら生きることが出来ない。
それにしてもたまにこういうサイエンス本を読むと、
これだけ進歩しているように見える科学万能世の中でも
いまだ解明されてないことって結構いろいろあるんだな~と思う。
「第2の脳=腸」「第3の脳=皮膚」について、そして腸内細菌、体表常在菌や微生物の働き。

HP
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