立冬と月食と

昨日１１月７日は二十四節気の立冬。そして今日８日は皆既月食。
刻一刻と変わる夜空の壮大な天体ショーを観ながら「もう１１月か早いな～」「もう残り２か月無いのか～」「時間が経つのが早すぎる～」などなど、毎日毎年同じこと懲りずにぼやいてるのがアホらしくなるほど時の流れを神秘的に感じる美しい月食だった。
２週間前１０月２３日カノンの時は二十四節気の霜降。冬の入口。だけど今日も市外からお越しのお客様が「太陽の日差しが強くて暑いと感じました」とおっしゃってた。海に近いうちの辺りは立冬といえ日が差すと暖かいと暑いの間くらいに暖かい。冬になると編み物をしたくなるのでマフラーでも編もうかな～と思いつつもこの地では使う期間が短いので躊躇する。
１０月２３日カノン終了後も２５日の三人展終了後後片付けまでは仕事内だったし、その夜からオットは長野畑へ行っちゃうし、その週はりんごタルトのご注文をわんさか頂いてたので、１１月１日に「何とか１０月を生き延びた、、、」と、忙しかった１０月を振り返り呆然としてる間に１１月も早や８日過ぎてしまった。。
日が経つのが早すぎる！って年がら年中言ってるような気がするけど、特に今の時期は１６時になると日が傾き夕景色になり夕飯の支度を始め１８時前にはもう夕飯食べ始めちゃったりして、夏の間は夜１９時間際まで畑仕事やってお風呂直行して汗流してビール飲み始めが２０時過ぎというのがフツーだったのに、１８時から夕飯のオカズをアテに酒瓶のフタをぽんっと開けたりすると、就寝２２時頃まで４時間も飲み食いしてることになる。だから時間足りなくなるし１日が早く感じるんだよ！とひとりツッコミし、このままじゃイカンちょっと集中して仕事進めよう、生活リズムを立て直そう、毎度ごはんの支度をしなくても済むようにとりあえずお腹すいたらすぐ食べられるように、と寸胴鍋からあふれるくらいカレー作った。ちなみにカレーの具はオットが先日長野畑の地主さんから分けてもらった７０本の大根のうちの数本で作った干し大根と大根の葉っぱがメイン。干し大根と干し大根の戻し汁をカレーに入れると美味しいのです。
１８時にカレー食べて、さてもうひと仕事、、、と思ったけど、オットが「なんかツマミっ♪なんかツマミっ♪」とおつまみおねだりソング（本人作）を囁き始める。何かっつってもカレー以外なんも無いよ～。冷蔵庫にあるのは納豆と卵とピザ用とろけるチーズと餃子の皮だけ。野菜の残りは玉ねぎ１個のみ。とっぷり夜が更けた今さら庭畑に生えてるニラやミツバ採りに出る気力もない。
「なんかツマミっ♪なんかツマミっ♪」しょうがないな～腕まくりしながら悠然と立ち上がる私。無から有を生む、それが私のテキトー料理の真骨頂だーどやー！と言わんばかりに。一皿目・チーズオムレツ紫蘇の実塩漬け入り（冷蔵庫の奥に畑の紫蘇の実漬け瓶詰めがあった）。二皿目・玉ねぎとサバ味噌煮缶詰の炒め煮。三皿目・餃子の皮チーズパイ（餃子の皮４枚の間にとろけるチーズとガーリックパウダーを挟んでフライパンでフタして蒸し焼き×４個作）。四皿目・チーズせんべい（油をひいたフライパンでとろけるチーズを焼くだけ）←チーズがカリカリになるまで焼くと美味しい。
翌朝、昨夜開封したての一升瓶見たら残り１０ｃｍも無かった。一晩でこんなに飲んだのか(二人で)！酒が進みすぎるツマミ作り過ぎた！それにしてもロクに食材ない中で我ながらよくこれだけレシピも見ずに作ったな～。
こういうのって、よそのお宅の冷蔵庫の中の食材だけでいきなり何か作ってとか、災害時に今ここにある食材だけで何が作れるかとか、お腹はすいてないけど何か食べたい人が何を食べたいのだろうかとか。料理って大きく言えば脳トレになる。
そういえばこないだたまたま夜更かししててラジオ深夜便で料理研究家の土井先生のインタビューをラジオで聞いた。土井先生監修の映画「土を喰らう１２か月」観たい。それと今日ラジオで監督インタビューしてたすずめの戸締りも観たいな。

【杜屋出張販売】

自家焙煎珈琲豆店鈴家(磐田市福田181-2)さんにて　１１時～１５時まで
在庫のあるジャムマーマレードはご予約お取り置き承ります。
当日杜屋販売は１１時～１５時ですが、１６時以降なら杜屋工房でお渡しもＯＫ、車で５分ほどです。
（鈴家さん店舗は１０時半～１８時の営業です）

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