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ご当地

昨年お世話になった浜松の老舗乾物店「丸喜屋商店」さんのお正月のインスタに、「水菜と椎茸のシンプルなお雑煮に手削りの本枯れ節おかかと島田のりをかけていただきました」と書いてあったので、お雑煮にまでかつお節をかけるなんてさすが乾物屋さんだなぁ。と勝手に納得してたけど、先日、近所のボランティア先の施設でお雑煮の話題になり、お雑煮の上にかつお節をかけるのは当り前ですよーお雑煮にかつお節かける人ー!はーい!という感じで皆さん挙手された。うそーお雑煮にかつお節かけるなんて見たことも聞いたこともないよー。という私の意見に賛同して下さった唯一の方は青森県ご出身だった。
宮城生まれ宮城育ちで静岡暮らし早や17年の私。年末年始はほとんどオットの実家の奈良で過ごしていたので静岡のお雑煮とは全く無縁であった。かつお節でお雑煮の出汁をとっても、お雑煮の上にトッピングするという発想自体無い。静岡県はかつお節の産地だからだろうか。「静岡県民は伊豆や焼津とか静岡県内産のかつお節にこだわってお雑煮にかけるんですか?」と聞いたら、いや別に普通にスーパーとかで売ってるパックに入ったけずり節ですよ~。とのこと。手削りの本枯れ節にこだわるのはさすが丸喜屋さんだろう。
結婚した年にオットの実家で初めてお正月を迎え初めて丸餅を目にして「関西に来たー」と思ったけど(私の実家は角餅オンリーだった)、他県人が静岡に嫁に来てお雑煮の上にかつお節をかけるシーンに遭遇したらきっとカルチャーショックを受けるだろう。(お雑煮にかつお節は静岡でも特に西部地域の特徴かも)
ちなみにお雑煮の他にはどうやってお餅を食べますか?あんこ餅とか納豆餅とかありますか?と聞いたら、は?何それ?という反応だった。せいぜい磯辺巻かきなこ+砂糖のあべかわ餅だって。あべかわは安倍川だから静岡発祥なのだろうか。ちなみにあんことか納豆とか小エビとかゴマとかいろんな味付けのお餅を食べるのは私の親の郷里の宮城北部~岩手流。油で揚げた餅に砂糖と醤油をかけるのも好き。
話が写真とそれたけど、上記の写真はマーマレードにする前の本柚子(写真左)と花柚子(写真右)。冬に柑橘の実が色づいて普通の民家のお庭でもぶらぶらたくさん実ってる風景って東北にはあり得なくて、静岡に来た当初は驚きましたよー。そんなの静岡ではフツーですよーという会話からお雑煮の話になったんだ。狭くても南北に広い日本。気候風土の違いで生まれる食文化の違いに目からウロコ。

★お知らせ★1月30日(土)11時半~15時・ご近所の自家焙煎珈琲豆店「鈴家」さん店頭にて出張販売させて頂きます。

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