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山の果樹畑状況'09年7月頭

ちょっとご無沙汰~という感じで友人に会うと、
その子供がいつの間にか大きくなっていてびっくりするこの頃。
前見たときは赤ちゃんだったのに一人でとことこ歩いていたりとか
お母さんにおんぶされていた子がいつの間にか小学生になっていたりとか。
普段あまり歳月を意識することなく過ごしているけれど
成長した子供に会った時、自分も着々と年をとっているのだということを自覚する。

畑の植物達の成長もしかり。
毎日見守っているわけじゃない、長野の果樹畑に1ヶ月ぶりに足を運ぶとその変貌ぶりに毎度驚く。
特に5月から8月までの変化のスピードには愕然とする。
今回は、量はわずかながら様々な果実が色づいていた。
トップの写真はレッドカラント。透明なルビー色の房状の実は
まるでガラスビーズのようで、このままアクセサリーのパーツに使いたいような風合いだ。
山ぶどうのような上の写真はカシス。熟すに従って緑→赤紫→黒、
の順に色が変化するのはブラックベリーと同じ。

 

こちらは以前にも一度ジャムにしたことのあるグースベリー。
赤紫色に熟す直前くらいに採るのがいいとされるけど
まだ2週間ほど早いだろうか。

隣の畑を手入れしていたおじさんに「植えてまだ小さいブルーベリーは
株を成長させるためにつぼみは摘んだ方がいいんだよ。」
ちょっと実をつけすぎかも。と言われたけれど、今さら摘むのは惜しい。

こちらは昨秋植えた「つるこけもも」=「クランベリー」。
ドライクランベリーはクッキーやパウンドケーキに焼き込んだりしてよく使われる。
苺のように赤く甘酸っぱい風味が菓子材料として人気。
湿地帯に向くというので、ぬかるみ状態のところに植えた。
ちょっとどうかな~と思ったけれど、一応わずかに伸びている。



もう花が咲き終えて、これから実がなるのだろうか?
近くの場所から移植した野いちご。多分オレンジ色の実がなるやつ。
とても丈夫でびよーんと茎が伸びてばしばし増えるが、トゲが痛い。
これもつぼみがたくさんついている。



湧き水の近くを目をこらして眺めてみれば、染織材料のアカネがいたるところに生えている。
根っこを使う。とても柔らかな風合いの赤い色に染まるそう。
国産のアカネは今どき貴重らしい。こんなにあるのに。
その横で勝手気ままに生えている山椒も発見。ちゃんと実もついている。

見上げれば、大木の先に緑の実がたくさんついている。
これ、くるみの木だ!
はるか上方に付いているくるみの実、もしとれるものなら
その実をたっぷり入れたくるみのケーキを焼きたい。
ヒトが採る前にリスに採られてしまうかな。

 

ヘーゼルナッツも2年でだいぶ大きくなった。
上の写真が昨日、下の写真が昨年10月に撮った写真。
かがまない私の身の丈を追い越すにはあと何年かかるのだろう。
何とかこのまま枯れずに生き延びて欲しい。
これと同時に植えた1本は枯れて消滅してしまったので。

 

ちょうど、この日は集落の草刈人足があった。
1世帯1人ずつ参加し、みんなで集落の道路脇の草刈作業をする年に数回の定例行事。
ほんとは手伝うべきところなんだけど、残念ながら手がまわらない。
せめて人足が始まる前に、うちの車が出入りしている道沿いだけ草を刈る。



山の草の勢いは熾烈。
コンクリートで舗装した道も、少し放置すると雑草に覆いつくされてしまう。
誰もが自由に通れる公道も、地元の方がこうして共同草刈作業をし続けて下さるからこそ
難なく通行することが出来る。旅人はそれに気付かない。
気付かなくてもそれが当たり前。
地元の人もよその人に感謝されたいと思ってやっているわけじゃない。
ただこの地に暮らす人として、ひたむきに働き続けておられる。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
山里~ (ノンノン)
2009-07-06 22:27:18
いい景色ですね~
お話を読んでくうちに一緒に山にいる感じ。
こういうところはずっとこわされないでほしいです。
うちのまわりは破壊されまくりで…
かなしいです(v_v)
でも、どんどん畑仲間を増やしていこうと
たくらんでますよ~~いひひっ。
お互い~やりましょね~(*^_^*)
 
 
 
ノンノンさま ()
2009-07-07 13:31:35
うちはついつい果物が主になり
自分で食べる野菜の方がおろそかになってしまいましたが
ノンノンさんを見習ってもう少しマメに手入れをしたいです。
プランターやベランダ栽培、市民農園など
限られた場所でも畑する人がどんどん増えていくといいですね~。

この山の畑があるところは、静かで空気がおいしくて水が湧いていて、本当にいいところです。
実はこの日、初めて畑にいらした方がいるのですが
「本当に山なんですね~」と驚いてました。笑
 
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