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リアル第8巻

リアル 7 (7) (ヤングジャンプコミックス)
井上 雄彦
集英社

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年に一度のお楽しみ。
年に一度刊行されるマンガ「リアル」。
数日前に待望の第8巻が販売開始された。
発売日を待ちわびて前日に購入。

泣いて笑ってうなずいて。
このマンガはまるで名作の小説を読んでいるかのような
「行間を読む」楽しみを感じる。
文字、そして絵。「間」でうったえかけられる思い。
作者・井上雄彦は偉大だ。

「戦争の、空襲直後の町のような、全てが焼け焦げて何も無い焼け野が原」
そういったイメージを絶望というのだろうか。
その中にただひとつだけ焼けずに残っていた、ただひとつの大事。
何もかも失せた後にその存在に気づく人。死ぬまで気づかない人。

8巻は野宮の涙にもらい泣き。
たとえヤクザヅラしようと傷つき悲しい時は泣きたい。
でも親しい仲間に「弱いヤツ」とは思われたくない。
男の人ほど、そして大人になればなるほど、
涙を人に見せることはなくなるのかもしれないが
本当は、泣きたい時はごまんとある。今までも。これからも。

高橋親父がいい感じ。初めて買った携帯で
四苦八苦しながら息子へのメールを打つ。
高橋が必死で床トラ成功させた場面には胸がつまった。
それにしても、このリアリティには圧倒される。
車イスバスケの試合を生で見てみたい。
あーー来年の9巻、続きが楽しみ。
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