小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

鎌倉アルプス トレーニングのつもりが・・・

2024-02-18 | ウォーキング

例年になく、先週は2週間もはやく「春一番」が吹き荒れ
庭の紅白の梅も早く満開を迎えてしまい、強風に花弁を落としはじめています

この暖かさに、そろそろ甲州街道ウォークを再開しなければと思い
そのトレーニングを兼ねて鎌倉アルプスを建長寺から瑞泉寺まで歩いてきました
ところが、足が不調で・・・

スタートは、北条氏ゆかりの寺「建長寺」
建長五年(1253年)に北条時頼によって創建された日本最初期の禅寺

先週のNHKのブラタモリは建長寺を訪れていました
僧侶の靴から石敷きの床まで、中国のお寺の完全コピーだと言う話がとても興味深かった
仏殿・法堂


建長寺創建当時から残る 梵鐘(国宝)                
            古木の柏槇は創建当時から現在まで生き抜いてきています

「鐘つけば銀杏ちるなり建長寺」夏目漱石が松山時代に詠んだ俳句で
正岡子規の「柿食えば」の句の下敷きになったといわれていますが・・・
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」があまりにも有名

方丈庭園

不老不死の仙人が住む山として、蓬莱山に見立てた蓬莱石を据えた「蓬莱式庭園」
長寿の象徴であるツルカメに見立てた石が置かれていました

天園ハイキングコースは、境内の奥、半増坊を経由して登り始めます

急な階段の先に建長寺の鎮守「半増坊大権現」を祀るお堂があります
鎌倉アルプスの尾根手前に勝上嶽展望

鎌倉の街と海を見渡す絶景が広がります
お天気もよかったので、富士山がくっきり
暖冬傾向で富士山の雪も少なめ

アップダウンを繰り返す尾根道は、運動不足には堪えました

風は冷たくても背中を差す日差しは暖かく、少し汗ばむほどでした
足が攣ること数回、休憩を取りながらなんとか
瑞泉寺山門に辿り着きました

瑞泉寺
鎌倉時代に臨済宗で重きをなした僧(夢想国師)が開山

山門

美しい本堂の屋根

名勝瑞泉寺庭園
岩盤を彫刻的手法によって庭園とした「岩庭」

岩盤の正面に大きな洞、東側には座禅のための窟

鎌倉市天然記念物の「オウバイ」

花びらが散ってしまったかのように見えるが満開状態
牧野富太郎博士によって命名されました

トレーニングのつもりが、体力の衰えと足の不調を思い知った一日でした
でも久しぶりのハイキング、古都鎌倉に触れた楽しい一日でした


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする