今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

仏像フィギュアを大人買い

2015年09月29日 | 仏教

中学以来、機会があれば仏像(の模型)を買っていた。
奈良や鎌倉での安物の土産物で始まり(京都にはない)、父の韓国土産の木彫りの土産物、最近では、ガチャガチャに毛が生えた程度のフィギュアや、岐阜の長良川沿いで買った円空仏を摸した木彫りの土産など、機会あれば買い集めていた。

本当は、見惚れるような仏様を部屋に飾っておきたい。

ただ、今まで買ったものは、いかにも土産物やミニチュア模型で、そのオリジナルは国宝でも、造形や大きさはオモチャでしかない。
また、仏具店で売っている仏壇用の仏像は、見た目に個性がなく、値段の割りには欲しいとは思えない。

ネットで探して、気に入ったのはイスムというブランドの仏像で、天平や慶派の国宝級の仏像を細部まで再現したもの。
大きさも高さ30センチほどで、部屋にデンと飾るには丁度いい。

ただ、値段が8万円する。
これは大人にしか買えない。 

いつかは買いたいが、しばらくは先、と思っていたら(もういい歳した大人なんだが)、 近所の谷中にショールームができたので実物を見に行った。
そこで、11月から8万円が9万円に値上がりすることを知った。
買おうと思っていた時期を、長引かせる理由がなくなっ

た。

そして翌日、目をつけていた観心寺の如意輪観音モデル(右写真)を思いきって買った。

税込み86400円を一括払いで大人買いだ。 

観心寺の如意輪観音は、その妖艶さで人気があるものの、年に二日だけ開帳する貴重な仏で(だから彩色の保存状態が良い)、来年の開帳に合わせて大阪・河内長野に泊まりで行こうと思っていた。

それほど憧れの仏を我が部屋に安置できるのだからうれしい。
さっそく、本記事に載せるためカメラで撮影。 
見ての通りの物憂げなポーズで、台座や手にしている数珠まで本物を摸している。 

8万円もの買物なんて、めったにしないので(家や車を別にすれば記憶がない)、前の晩から迷っていたが、美術品(の模造だが)は所有し空間を共有することに意味があるのだ。

いや、美術品ではなく、私の部屋の新しいご本尊だ。(^人^)