鬼怒川の洪水被害について、
国土地理院から発表された地図上の破堤箇所(右図の19mの三角点西側の赤っぽい線分)をグーグル・アースで確認してみたら(右下写真)、
そこは自然堤防の高みを削ったソーラーパネル群だった(下写真右上の細長い中洲が上地図の破堤箇所上流側の中洲に対応)。
堤防面なら、そりゃ日当たりはいいわな(堤防の影になる部分に作ることはない)。
ここが最初の”越水”箇所となった所だ。
他の場所では越水が破堤を導いたのだが、ここはずっと前に人工的になされていた破堤が越水を導いた。
防災の視点からは、未必の故意としかいいようがない。
流れ込んだ先は標高19mだから、ここより少しでも低い土地が広がる南東側にどんどん浸水域が拡大していった。
この場所でのパネルの設置は違法の可能性があり、甚大な損害を与えているから、訴訟対象になるだろうな(事前に危険性は指摘されていたし)。