ユーロはさらに下がったが、ドルインデクスは80を超えなかった。ドル高による相場崩壊はまだギリギリで俵に足がかかった状態だ。まだわからない。
反面、ドル円、クロス円の上昇が始まったのがなんとも不気味である。コメントでもご指摘があったように、日本国債の利回り上昇と軌を一にしている点など、次に日本を標的にした売り仕掛けがある可能性も出てきた。
今後のトレードとしては、このまま円安にそのまますんなり行くとも思えないので、あと一回の円高があれば、そこで短期の円売りに入ってみるのも面白いだろう。また、前回の介入時のドル円高値の80円台に進めば、長期円売りを視野にいれつつ提灯を付けてみるのもいいと思う。いずれにせよ、個人的にはここからの円買いはあまり考えていない。長期的円売りトレードの安定性は何にも代え難いものがある。なんとしてもその構築に全力をそそいでいきたい。
そういえば、朝のニュースで、オリンパス経営陣が、前社長のウッドフォード氏の常勤取締役としての給与を全額カットしたという報道があった。「非行」のためだというが、あきれたブラック企業である。不買運動の動きもあると聞くが、このような経営陣の姿勢では、今後いいことはないだろう。私は昔からカメラが大好きでオリンパス製品も持っているが、このような経営姿勢の会社からは今後は買いたくないものである。
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すぐにそうというわけではないですが、機会をうかがっていくつもりです。ギリシャについで、イタリア、東欧と危機がひろがっていますが、それだけに問題が拡散しているという側面もあります。ギリシャはどうなったのでしょうか。この欧州問題は長くかかると思います。しかし、相場が深く落ち込むことと、長く影響を及ぼすこととは自ずから異なります。そのあたりを慎重に見極めていきたく思います。
欧州危機ですが、もう一段悪化すれば、ECBがFRB化して大規模QEに乗り出す可能性もあります。いざとなればECBはどれだけでもユーロを印刷できますから。あとは独仏がどのようにことをうまく進めていくかが問われています。
ユーロを買うつもりはないですが、そうなれば金は上がり、株は上がり、ドル円も上がる可能性もあります。
欧州危機はユーロ安がじわじわと続くという形で長引くでしょうが、経済の底は過ぎる可能性もあります。そのあたりを見極めたいと思います。
それはよかったですね。
私も一度は見て見たいです。
日本株、日本円買い推奨だったようですね。
しかし、日本株についてはリップサービスもあったと思います。
推奨する以上に問題点を強調していましたから。
『ECBがFRB化して大規模QEに乗り出す可能性もあります。』という点に、大変興味があります。
ソロスがイタリア国債を保有しているそうで、疑問に思ってましたが、ECBの変心を先読みしているんでしょうか?しかしこれはユーロ安要因であるため、アメリカの輸出競争力が下がってしまうため、アメリカは阻止したいのではないでしょうか?
そうですか。日本での講演となるとやっぱりそういうリップサービス的側面もあるんでしょうね。
かつおぶしさん、
トリシェからドラギに変わってずいぶんと柔軟になったように感じます。ドイツやフランスの国内政治問題、特にドイツが動けば、ECBはプリントマネーをやるかもしれません。そうなれば、アメリカと同じで数年間の猶予が生じるはずです。株は暴騰、ユーロは上昇後、じり安でしょう。金は、どうなるかわかりませんが、たぶん上昇でしょう。
勿論株、ドル、金ともに上昇要因だと思うのですが、その利下げが今後の短期ー中期的な欧州あるいは世界的な景気後退あるいは停滞というニュアンスが強ければ、上昇要因とならない可能性もありますね。
後は、今のクライシスについてはECBがQEをするあるいはしうるというコメントがドイツから出てこないと、ユーロは崩壊しかねません。これまた米国同様見せ金で問題を先送りするだけの話ですが、果たしてドイツが裏切らないかどうか。
まさにドイツが焦点となってきましたね。メルケルさんに期待しましょう。
しかし今度は輸入業者が泣きいれるくらいの円安になるのかなぁ。
ドル円・豪ドル円なんか見てると、とりあえず上試す気マンマンに思えるのですが、人のすくない感謝祭+明け金曜ってのがちょっと…なんです。
自分の相場経験の浅さが恨めしいです。
何か気づかれたら、また記事にして頂けるととても参考になります。
一度引っ張り上げてまた落としてという感じに見えますね。年末年始は忙しくなりそうです。
①上昇の流れで長期トレンドライン等を上回るのを待ってエントリーする
②この上昇のあとに再度底値を探る動きがあると想定して10月初旬の底値付近を待つ
③考えうるその通貨の底値程度では耐えられる軽いポジションで今から持っておく
の3つが考えられたのですが、やまはさんはどれが一番有効だと思いますか?もしやまはさんのエントリー候補が上記のどれかと一緒だと心強いですが。
あくまで仮定の話としてですが、とにかく底での買いは難しいので、極力分散するのがいいと思います。私は2に近い考え方をしていますが、1が常道でしょう。
ドルと円の力関係がはっきりしてきました^^
底値を狙うのはおっしゃるとおり難しいですね、先週の下落から今日の上昇とかまさにそのとおりでした。
ちなみに今日の窓埋めトレードを狙ってみたのですが、結果は…でした。今回の下落の始まりとなった雇用統計時もギャップダウンして戻さず今に至っています。それを思い出してしまいました。相場が大きく動き出そうとしてるんでしょうか、あきらかに円安のようですし。
ドルインデクスと円ドルの比ですか。なかなか面白いですね。しばし円安ムードかもしれませんね。
URさん
相場では底狙いは邪道ということになっていますのであまりムリすることはないと思います。