FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



さて、LEAP/E2020はちょっと置いて、現在の様子を見るために、以前ロンドンFX氏が紹介していたドルブルファンドの指数の週足を見てみよう。これはドル上昇によって指数が増加して資産が増えるファンドであるので、ドルインデクスの上昇に賭けていることになる。ご覧のように、2008年のドル上昇の時と比べても、現在のドルブルファンドの取引量はひじょうに増大している。いかに現在が猛烈なドル買いになっているかがわかるだろう。もちろん、これはこの後のFEDの利上げ(出口政策)を予期した動きである。週足では、このところちょっと下降しているが、これが何らかの要因でさらに下がらない限り、ドル円の大きな下降も、また、ユーロドルの大きな上昇も実現しない。商品高によってドル安となるというのが自分のシナリオであるが、なかなかきびしい情勢である。いましばらく様子を見てみたいが、このドルブルファンドのポジション量も参考になると思っている。なお、逆のドルベアファンドのチャートはこちらである。


コメント ( 3 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (nak)
2010-01-19 00:28:31
やまはさんこんばんは。

ドル買いはユーロ圏の問題に関係しているのですね。

今年はイタリア、スペインが欧州危機の本命とされているようですが、この場合、何を(どのサイト)チェックしていた方がいいのでしょうか?
 
 
 
Unknown (やまはくん)
2010-01-19 02:39:58
nakさん、

そうですね。間接的には欧州懸念が影響してますが、直接的には、米国の利上げです。私は、欧州発の危機はないと思っていますので、イタリアやスペインのことはあまり気にしていません。PIGS問題はたいしたことにはならないでしょう。英国の方がより重要な問題であると思うので、英国債の利回りは絶えずチェックしています。なんといっても為替にとって最も重要なのは相変わらずドルですので、ドルの利上げ問題が今年の最重要課題だと考えています。
 
 
 
最後の反撃 (Stein)
2010-01-19 08:42:24
やまは様 おはようございます。

恐らく予備兵力(資金、手段)も払底しつつあるアメリカはドルを防衛するために最後の力を振り絞って今の状態を維持するのが精一杯でしょうし、これが実質上最後のドル反撃で資源国通貨に対してはジリジリ下げていくと個人的には見ています。3月からはそれが目に見えてくるのではないでしょうか、副島氏の著書「ドル亡き後の世界」で指摘しているように国債の無制限の発行が行われそれが事実上不可能になっていった場合はドルの切り下げ、その責任をとる形で大統領の辞任にまで至るんだろうと思います。

2020の指摘は寧ろ甘すぎると思いますし、全ては5年以内に起こるような気がします。

因みに商品相場は貴金属を含めて超ブルで推移すると思います。即ちリーマンショック以降の暴落商品相場ではなく、何かイベントが起これば暴騰商品相場になるというシナリオでしょう。穴場の商品はスズ、鉛でしょうか。

アメリカは独立心旺盛な自己防衛の強い志向の民族集団ですから内戦になる危険性もあります。州ごとにアポトーシスしていくようにも思えますね。

今の状況をナチスドイツの崩壊という視点で捉えるなら1945年のソ連軍に対するハンガリーに於ける最後の大規模反撃「春の目覚め」でしょうか。
 
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