イスラエルのイラン攻撃は、いつものやつと皆軽く考えていたが、イランの反撃がかなり大規模である上に、イスラエルもイランの油田を攻撃したという報道もあり、イランの体制の転覆を狙っているという説もかなり有力だ。当然、モサドが内部工作を継続しているはずだ。ということで、かなり長期化する可能性も入れて対処しなくてはならない。現状、傍観者的な、中国・ロシア・米国のそれぞれの反応も気になる。
戦争では、とにかく為替の動きが極端になる。下に湾岸戦争のときのドル円の動きをあげておく。
1990年8月 イラクのクウェート侵攻 ドル安・円高(145円 → 138円)
1990年末〜1991年初 戦争悪化の懸念 円高加速(138円 → 127円)
1991年1月17日以降 多国籍軍参戦短期収束見通し 円安へ反転(127円 → 135円)
このように1年足らずの間に、20円幅くらいで動いている。今回がどの程度の規模の戦争になるかはまだ分からないが、米国が本格的参戦をすれば、上のような極端な動きになる可能性も捨てきれない。ドルが売られても、買われても、ポジションの管理とストップロス設定の徹底を行いたい。
サンデーダウもかなり大きく下がっているので、月曜も全般にリスクオフ相場になりそうだ。注意しておきたい。