FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ドル円の日足を見ると、昨日も書いたように、9月頃のレジスタンスである145円が、今回はサポートとなっている気配だ。これは4月末のレジスタンスである130円が、8月のサポートとなっていることと同じで、よくあるパターンだ。今回の調整は、昨日の145円ローが底だったと見ていいのではないだろうか。まずはそのシナリオで考えて行きたい。4月も9月もレジスタンスを抜けてからの上昇はかなり急激だった。今回も注目しておきたい。

昨日の早い時間から、暗号通貨の動きがおかしかったが、遅くなって様子がわかってきた。大手取引所のFTXの独自トークンのFTTの信用不安からFTX自体に引き出し騒ぎとなって、暗号通貨全体が大幅に下落したものだ。まだ先行きは見通せないが、現状は一部地方の地震に留まっている。大手取引所の倒産という事態としては、下げ幅はビットコインは10%というのは少ないものだと思う。数年前だったら間違いなく半額になっていた。独自トークン(ステーブル通貨であっても程度問題)の危うさや、取引所に暗号資産を置いておく危険性など、従来から指摘されていてリスクが顕在化したものと思う。自分は、ビットコインはゴールドと同じ位置付けで、ホールドしているだけなので、あまり気にならないが、今後、どこかのタイミングで、ビットコイン上昇となるということについては意見は変わらない。


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ドルストレートの動きを見ると、ユーロドルは9月末、その他は10月初旬でドル安にいったん折り返したように見える。ドル円はその段階ではまだ上昇しており、10月半ばの152円前での介入から下落に転じている。ということで、ドルストレートのドル安と、ドル円でのドル安とは必ずしも連動していない。実際、前に書いたドル円÷ドルインデクスを見ると、ずっと上昇してきており、円安の基本は動いていない。現状、ドルの下げでドル円も連れ下げになっているが、どこかで、ドル安・円安・株高のリスクオンが生じる可能性があると考えている。先日の雇用統計での下げは146円手前だったが、今日はドルストレートのドル安からドル円も145円ミッドまで下げて来た。過去の例からすると、前回の下げの時の高値の145円くらいまでの下げがあってもおかしくない。ドル円ロング勢にはもうすこし時間が必要だと思う。145円を割るようなら、これはちょっと大きく損切りせざるを得ないが、今少し様子を見たい。150円から151円ではかなりたくさんのロングがつかまっているポジションがあると報じられている。そのあたりも大手トレーダーは意識していると思う。

しかし、今日はドル安なのに、暗号通貨が下げている。これはちょっと不思議である。暗号通貨は常に先行指標になるので注意したい。


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