ドル円の日足を見ると、昨日も書いたように、9月頃のレジスタンスである145円が、今回はサポートとなっている気配だ。これは4月末のレジスタンスである130円が、8月のサポートとなっていることと同じで、よくあるパターンだ。今回の調整は、昨日の145円ローが底だったと見ていいのではないだろうか。まずはそのシナリオで考えて行きたい。4月も9月もレジスタンスを抜けてからの上昇はかなり急激だった。今回も注目しておきたい。
昨日の早い時間から、暗号通貨の動きがおかしかったが、遅くなって様子がわかってきた。大手取引所のFTXの独自トークンのFTTの信用不安からFTX自体に引き出し騒ぎとなって、暗号通貨全体が大幅に下落したものだ。まだ先行きは見通せないが、現状は一部地方の地震に留まっている。大手取引所の倒産という事態としては、下げ幅はビットコインは10%というのは少ないものだと思う。数年前だったら間違いなく半額になっていた。独自トークン(ステーブル通貨であっても程度問題)の危うさや、取引所に暗号資産を置いておく危険性など、従来から指摘されていてリスクが顕在化したものと思う。自分は、ビットコインはゴールドと同じ位置付けで、ホールドしているだけなので、あまり気にならないが、今後、どこかのタイミングで、ビットコイン上昇となるということについては意見は変わらない。