FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



先週はドルインデクスがついに103を超える時があった。13年ぶりのことである。前から述べているように完全に上方ブレークしたと思う。13年前というと2003年で、まだFXもそれほど一般化してはいなかった時である。為替の基本はもちろん米ドル。つまり、大半のFXトレーダーにとってはこれは未知の領域に突入したということをまず理解しておかなくてはならない。

また、13年ぶりの高値とだけ聞くと、そろそろ天井というようなイメージもあるかもしれないが、それはおそらく違う。前にあげたこのドルインデクスの月足チャートでわかるように、2003年は下り坂の途中であり、今回に似ているのはむしろ2000年である。90から100を2年ほどジグザグしてから上方にブレークするや、1年もたたないで120近くにまで上昇している。今回も同様の動きを経てからの上方ブレークであり、MACDでもゴールデンクロスしており月足のチャートの類似は明らかだ。テクニカル的には、数年もしないうちにドルインデクス120の世界がやってくる可能性が高いと考えられる。この現象のファンダメンタルズの理由はやはりおそらく米国の着実な利上げとなるはずだ。
 
さすがに年末相場で日足レベルではやや逆行もあり得るが、基本、上の見方には簡単には動かしがたいものがある。その他の要因による一時的円高もあるかもしれないので、単純にドル円を買っていればいいというわけでもないが、ここまでの一定のトレンドの実現の可能性が高いというのは、トレード上の優位性に優れた時期であると思うのである。


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