年末の仕掛けめいた金安・ユーロ安になっているが、特に大きな材料もないので、このあたりからやや反発する可能性もある。ただ、来年に向けての中長期的流れでは、ユーロ安・金安の可能性はますます高くなってきている。
P&Fでは、現在のところ、ユーロドルが下方、ドルインデクスが上方、ゴールドとシルバーが下方、ダウゴールドレシオが上方にブレークしている。特にダウゴールドレシオの上昇は重要だ。株高・金安というシグナルはあきらかに米国の回復を示唆している(画像はダウゴールドレシオの週足。50週線を簡単に乗り越えた。)
さらに、金鉱株指数のHUIもXAUも下方ブレーク。さらに、ゴールドCRB指数レシオも下方ブレークと、これで金・銀が下がらなかったら、P&Fは止めたほうがいいという状態である。ということで、単純反発はあるだろうが、来年初頭は、金・銀がさらに下降し、ユーロに対してドルが上昇するという動きがさらにはっきりしてくると思う。
金安・ユーロ安に共通するキーワードはただ一つ。「ドルの復権」である。
「強いドルは米国の国益。」のなつかしいフレーズを、再選されたオバマが語るという可能性も高くなってきたのではないか。
鬼が笑いそうなのでこのあたりでやめておくが、来年もおぼつかない歩みながら、なんとかこのブログを書き続けていきたいので、読者の皆様のご助力をお願いする次第だ。
では、皆様、よいお年をお迎え下さい。新年は10日(火)から再開します。
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