長く考えていた今後のドル高・ドル安論にようやく自分なりの答えを見いだしました。
現在のアメリカそしてヨーロッパの金融恐慌(現在、アメリカは、すでに金融恐慌の初期段階に入ったと言えるでしょう)は今後時差をもって進行します。まず震源地のアメリカ、そして住宅価格の下落が追って起こっているヨーロッパへと。
したがって、まず年末から年始にかけてついにドル紙幣の刷りすぎの弊害でドルの大下落が起きて、ユーロドルが暴騰します。おそらく1.7を越えるでしょう。同時に金も1000ドルオーバーになります。ドル円は100円をかなり割るでしょう。
その後、暴落の反動で2009年春から初夏にはやや戻す時期がありますが、夏以降、今度はユーロが崩壊します。今回のドルと同じように、銀行倒産が多発し、FRBに匹敵するものを持たないユーロはもろくも崩れます。ユーロドルは再度下落となります。ただし、この時には金はあまり下げないと予想します。ここで金とユーロドルとの連動が弱くなります。この際には、ドルとユーロの崩落によって、円は独歩高となり、ドル円は90円を割ってゆくものと思います。ユーロ円も130円以下になるでしょう。
2010年に入ると、ドルとユーロは最低時期を迎え、ドル円は70円台までに、ユーロ円は100円程度にまで落ち込むと予想します。金は1000ドル以上をキープし続けるでしょう。
以上が、今後のドル高、ドル安論に対する現時点での予測です。
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