クロス円が相当に下げてきているが、さらに今後下がることは間違いない。で、保有コストと金利から考えて一番有利なのはとりあえずオセアニア通貨と円のペアである。一例としてキウイ円(ニュージーランドドル円)のロングを考えてみたい。
これは前回のサイクルでは42円程度まで下がっている。現在70円であるから、まだまだ長期のロングは先かと思われるが、実際にサイクル通りにさがるとすると40円になるのは2011年初めであり、まだ2年半ある。ニュージーランドの政策金利が7パーセントに下がって固定と仮定すると年にだいたい4万円のスワップはあるのであり、2年半あれば10円の下げはカバー可能である。となると今年仮に60円を下回れば、1枚10万円の証拠金余力さえあればまずは将来の底値をクリアできることになる。(スワップ額は年々減少するので、もうすこし厳密に後ほど計算します。)
実際には今回はFXが広く普及した時代になっており前回2000年の安値に比べてキウイ円の安値はそれほどまでにもならないという推測も可能である(これはやや自信がないが。)だとすると上の計算はさらに余裕が出てくる。
以上、サイクルにのっとって2011年初めに底値が来るということを前提にした話であるが、そろそろこのようなシミュレーションが必要な時期になってきたと思うので、ひとつ提案する次第である。結論的にはキウイ円65円以下での買い下がりがかなりいい戦略ではないかということである。
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