こんばんわ。 東京都北区 人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。
65歳まで定年を引き上げなければならない、という決まりはありません。
高年齢者雇用安定法9条では、
「①定年の引き上げ」
「②継続雇用制度の導入」
「③定年制の定めの廃止」
のいずれかの措置を講ずることを求めております。
平成21年の厚生労働省の統計によると、82%は「②継続雇用の導入」を
選択しています。
不安定な経営環境下にあって、仮に③を選択した場合、
社員からみれば、末永く勤務することが可能となり
安心して勤務できます。
モチベーションアップも図れるかもしれません。
しかし、経営サイドからすると不安定な時代にあって、
本当に定年制の定めを廃止し、
雇用を約束できるか、その約束を裏切ることはないか、
という疑問が生じるところです。
また、長期的な人件費予測も立てられない状況となり、適切な経営判断が
できない状況にならないか等、不安も顕在化します。
労働力人口が減少するなか、高年齢者への雇用整備が一層の課題と
なっております。
わが社にフィットするルールは何か、模索が続きます。
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workup人事コンサルティング
社会保険労務士 内野 光明
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